『JUNK HEAD』や『マッドゴッド』など、ストップモーションアニメで地獄を描く作品が続いている気がするが、その中でも断トツに不快感と嫌悪感が襲ってくる映画。
洗脳と虐待から生じる心の中のどす黒さ>>続きを読む
北欧ホラーのあの冒頭から肌で感じる不穏さは堪らないですね。あの数分で主人公姉妹の関係が良くないものと分かります。
少年少女の無垢さ故に生じる超能力。自閉症とそのケアラーに移民と、社会から疎外された子>>続きを読む
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工藤さん、強○はしないよって言ってたのに・・・。世界観を仕切り直して新たな怪異に挑むコワすぎ!ワールドの最新作。
全体的に『FILE-04 真相!トイレの花子さん』のセルフオマージュ色が強い内容。驚>>続きを読む
これは邦題がよろしくないのでは?。ナチスによって生きる気力を奪われた男が、極限状況の中でただひとつ縋りついたものがチェスであった。そして支配から抜け出した先の船上のチェス対決とその顛末。
オーストリ>>続きを読む
劇中で描かれる多くの出来事は、脚色は多少あれどスピルバーグ監督自身の実際のエピソードを下敷きにしているらしい。文字通り映画のような人生を生きた映画監督の物語。
冒頭で主人公の父が語る「映画は錯覚」と>>続きを読む
バービーの映画を作るならケンにスポットを当てよう、となった製作陣の慧眼がすごい。
ミニチュアがそのまま大きくなったような、バービーランドのセットがいいですね。そこで演じられるバービーの姿は笑えそう>>続きを読む
ダリオ・アルジェント監督映画の中でも、割と真っ当にミステリーしている作品だと思う。
映像ならではの細かい手掛かりや伏線がちゃんと描写されており、アルジェント映画らしからぬ、視聴者のミスリードを誘う>>続きを読む
ギレルモ・デル・トロ監督作の中で、最も暗い雰囲気を持つ映画だと思う。スペイン内戦下の孤児院を舞台としたゴーストストーリー。
監督3作目ながら、その後の作品に通じる要素がそこかしこに散りばめられている>>続きを読む
ついに100本目の大台(とはいえ101、102は先に見てるのだけど)。
これまで積み上げてきたシリーズのセオリーに反する数々の掟破りは中村義洋監督だから許されることでしょう。
ほん呪の製作現場の内幕が>>続きを読む
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高橋一生の演じる岸辺露伴はさすが板についていますね。ドラマ版に引き続き見事な実写化です。
中編だった原作漫画を1本の映画にするに当たって改変が加えられているが、上手くいっていると思う。ホラーテイスト>>続きを読む
トム・クルーズの走る姿は様になってるな。還暦迎えてこれだけのアクションをこなせるのは単純にすごい。
後半の暴走する特急列車はさすがに荒唐無稽だし、ハントが列車に文字通り飛び乗る流れもほぼギャグかと思>>続きを読む
色々とやり過ぎ、バレバレの黒幕、んなムチャな・・・と思わないでもないラストの展開。それでも2時間半きっちり楽しませてくれるのはさすが。
シリーズを重ねる毎に役者の年齢も上がるのに、生身のアクションの比>>続きを読む
現実逃避のミュージカル。セルマの行動は誠実さの果ての不運にも見えるが、身勝手な自己陶酔の末路とも思えてしまうのは自分だけだろうか。
過去最大級のスケールと絶体絶命の状況と女スパイ。アクションテンコ盛り。シリーズで一番楽しかったです。
2分先の未来を映すテレビが、合わせ鏡の要領でどんどん先の未来へと進んでいく。このアイデアでしっかり話を膨らませていてすごいですね。
シリーズを重ねる毎にスケールがでかくなるのはこの手の映画の定番ですね。トム・クルーズの体の張り具合には感心。
2分間のタイムループの物語。ちゃんと1ループを2分きっかりで撮影してるらしい。
繰り返す時間の中での登場人物の動きや心理描写はしっかり整理しており、1回見るだけで充分腑に落ちる。細かい伏線は効いてます>>続きを読む
シリーズを重ねる毎にスケールが大きくなるのがアクション映画のお約束ね。
ヒロインだけど、あんな目にあったら普通別れません?
後半のカーアクションは目を見張りますね。トムがバイク乗る時急にサングラスをかけるのは、スタントの関係か?
ストーリー自体は王道なので面白い。さんざんパロディにされただろう、魅力的なスパイアイテムと外連味たっぷりなリスト強奪のシークエンスは見入ってしまいますね。
サラ・ポーリーって『ドーン・オブ・ザ・デッド』のイメージだったけど、現在は俳優は休業して監督・脚本家として活躍してるのですね。
中世を思わせるような生活を続ける現代の村で、男性たちに暴力と抑圧により>>続きを読む
フォロワーさんからDVDを借りて鑑賞。
スパークスの魅力に一気に取り込まれてしまった。
にしてもインタビューに答えるミュージシャンのジャンルが幅広いことよ。凡ゆる所で影響与えているんですね。
監督が「>>続きを読む
白石晃士監督のビデオを撮る側の独善性を炙り出す作風は、自主制作時代から一貫していますね。ホラーや暴力ではなく、破局したカップルというテーマも初期ならではか。結局撮影者は自分の見たいと思うものだけを撮っ>>続きを読む
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これはスタジオジブリにおける宮崎駿の集大成的な作品ですね。
事前の情報解禁が一切なかったので、どんなストーリーで世界観なのか全く分からず鑑賞。太平洋戦争中に地方へと引っ越した少年。不思議なアオサギに>>続きを読む
無名時代のレネー・ゼルウィガーとマシュー・マコノヒーがメインキャストで出演していることで知られる、『悪魔のいけにえ』4作目。きっと2人にとっては黒歴史。
ゴアシーンよりキ○ガイ一家の異常なテンション>>続きを読む
結局、人は「誰かを愛している」「誰かに愛されている」という実感がなければ生きていけないのだろうか。
サラは双極性障害を患っているのかと思うようなハチャメチャさ。動物を買うくだりなどは、笑えるやら呆れ>>続きを読む
一般的には成功者と言われる男とその妻。円満とは言い難い夫婦の溝とその果ての崩壊の一夜を描いている。
見てる観客側の感想は「ひたすら居心地が悪い」。ホモソーシャル的な「らしさ」を強調する男たちの会話。>>続きを読む
メイベルは元々自由奔放で気を遣えない人間だったのだろう。それが結婚して妻という役割を、子供が生まれて母親という役割を担う中で、無理が生じてきてしまった。人はそれをヒステリーやクレイジーと勝手に呼ぶ。>>続きを読む
第四次世界大戦後の荒野を行く少年と犬。犬は微妙なおっさん声で喋る。
犬の寿命からいって少年より年下のはずのに、過去の歴史に詳しく皮肉もとばす。
戦争を経ても人間は何も学ばないが、犬は知識を得たというこ>>続きを読む
この作品の成功は、不気味の谷のギリギリを攻めたミーガンのデザインと、アクターを務めたエイミー・ドナルドによる部分が大きいのではないかと思う。話題のミーガンダンスは、キュートでアクロバットなパフォーマン>>続きを読む
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見ていて単純に盛り上がる作品ではある。
フラッシュのちょっと抜けた性格と超スピード能力は頼もしさのギャップはやはり魅力的。そしてゲスト俳優の豪華さ。マイケル・キートンがバットマンを演じれば、そりゃ盛>>続きを読む
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過酷な運命が待ち受けるスパイダーマンは、マルチバース要素の恩恵を一番受けるヒーローなのでは、とも思ってたけど、今作ではそれが足枷に。
常々スパイダーマンは「大いなる力には、大いなる責任が伴う」ことを>>続きを読む
さすがに4時間越えは長く、途中端折ったら?と思う場面もあるが、それでも十分な面白さ。
地球を守るための戦いとはいえ、それに巻き込まれる市民の憎しみはヒーロー側にも向けられる。
同時期のMCUの「シビル・ウォー」にも繋がるテーマだけど、こちらは対立を煽るヴィランがただの愉快犯にしか思えず>>続きを読む