ゆきゆきさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ゆきゆき

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悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

2.8

もう何度目か分からない『悪魔のいけにえ』の続編最新作。いい加減このキチ○イ野郎を葬ってくれ。

今回の話ではレザーフェイス以外の一家は亡くなってるようだけど、彼一人だけ老婆に匿われていたご様子。そして
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ガルシアの首(1974年製作の映画)

4.0

乾いたメキシコの風景、銃弾と血が飛び交うバイオレンスさ、一攫千金を夢見て泥沼にハマり破滅へと向かって行く男。いやー好きな映画ですね。

主人公たちが執着するのは、すでに死んだ男の首というのが面白い。面
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ジギー・スターダスト 2002年サウンドリミックス・デジタルレストア版(1973年製作の映画)

4.0

もし生でこのデヴィッド・ボウイの「ジギー・スターダスト」のステージを見ていたら人生変わってしまったかも・・・と思わせる存在感。妖艶なその姿は全ての観客を虜にさせる。Moonage Daydream~C>>続きを読む

樹海村(2021年製作の映画)

3.6

『犬鳴村』に続く『恐怖の村』シリーズ。これは自分が好みだけど、一方で生理的に受け付けなく、苦手なホラー映画です。感情のジェットコースター。

ショックシーンはその後の展開が容易に想像できてしまうだけに
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.3

都市伝説として有名な犬鳴村を題材にしたホラー映画。巷の賛否両論な感想とは裏腹に、個人的にはとても楽しめた(ホラーに楽しめるってのもどうかと思うが)。

地図や歴史から抹消された村、そこに入り込んだもの
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ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

3.2

手堅い出来のサイコスリラー。こういう家庭で第3者に妻が追いつめられる映画って、いつも土壇場で夫は無力化するよね。

オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

4.0

アガサ・クリスティーの代表作の映画化。原作は何度か読んでるけど、映像では初めてみる。

事件現場のシチュエーションや真相の意外さは数あるミステリー作品の中でも随一だが、原作を読んだときは中盤の事情聴取
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.5

マリア役のレイチェル・ゼグラー、この人ちょっとすごいですね。彼女の歌声を聴くだけでも劇場に行く価値があるのでは。

1961年の映画版では、決められた結末に向かって登場人物が動いているようなわざとらし
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県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.6

久しぶりに鑑賞。東映実録映画の常連俳優たちが、最も輝く役で出演した最高の一作。全編見所しかない。

ヤクザと警官がグルになって蔓延る組織暴力に、県警のエリート刑事が切り込んでいくのだが、そもそも県警の
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ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

3.0

ルーフトップ・コンサートが終わった後で、その音源をメンバー全員とそれぞれのパートナーも交えて聴き返してるシーン。あの仲睦まじい感じでずっと続いてくれたらどんなに良かったんだろうね・・・。

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.0

擁護できるところはなく、ネタにするには突き抜けるものもないという、個人的にはつらい映画。

つまらないのはギャグが滑っているからという感想を多く見るけど、根本的な原因はそこではないと思う。正直言って作
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.9

ミュージカル映画を見るのは久しぶり。リメイク版に合わせて予習。

まず音楽の使い方が素晴らしいですね。ダンスパーティーでの「Mambo、 Cha-cha」、トニーとマリアが愛を囁き合う「Tonight
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

「古き良き60年代」「見かけは変化してもその中身は変わらない街ロンドン」・・・果たしてそれは本当に良き時代、良き街であったのか。

夢の中に現れるサンディの経験を追体験することで、エロイーズがいい方向
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12人のイカれたワークショップ(2021年製作の映画)

3.5

田口清隆監督が主催する俳優ワークショップに参加する12人の役者の姿を追うドキュメンタリー映画(のようなもの)。

予告だけ見ると役者にひたすら「狂った」演技を強要するように見えるが、実際には監督の要望
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ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

3.2

チャーリー・ワッツ追悼上映で鑑賞。

単純なローリング・ストーンズのドキュメンタリー映画ではなく、合間には黒人革命家たちの姿やポルノショップ内の映像などが結構な尺をとって挟まれる。というかストーンズの
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エクソシスト3(1990年製作の映画)

3.4

エクソシストの続編。3ってなってるけど2の事には触れられない。悪魔との直接対決というより、悪魔の力で蘇った連続殺人犯と刑事の話がメイン。

1作目の悪魔憑き事件の関係者が次々と殺され、その手口がすでに
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悪なき殺人(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『悪なき殺人』という邦題はちょっと意訳しすぎでは?ひと時の享楽に身を任せ破滅の道を辿っていく人々を描いたこの映画には、英題の『Only the Animals』の方がしっくりきた気がする。

フランス
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リスペクト(2021年製作の映画)

3.9

ソウルの女王、アレサ・フランクリンの半生を描いた映画。

アレサ・フランクリンのことは代表曲をいくつか聴いたことがある程度の人間だったけど、とても楽しめました。アレサを演じ、歌声も披露しているジェニフ
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ファンタズムV ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.4

原題には「ファイナル」の文字はないが、シリーズの顔ともいえるトールマン役のアンガス・スクリムがこの作品を最後に亡くなったため、実質ラストとなった映画。

トールマンによってこの世は蹂躙され、生き残った
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かしこい狗は、吠えずに笑う(2013年製作の映画)

3.4

対照的な2人の女子高生の友情とその崩壊を描いた映画。
ラストの展開は簡単には飲み込み辛いが、ラストカットを見る限り”そういうこと”なんだろう。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ついにMCUのスパイダーマンにも「大いなる力には大いなる責任が伴う」時が来てしまいましたね。例え悪人であっても死に行く運命から救いたいと願うピーターたちの志と行動はヒーローとして尊敬しかない。ただ他の>>続きを読む

インフェルノ(1980年製作の映画)

3.2

ダリオ・アルジェント監督の『サスペリア』に続く魔女3部作の2作目。ニューヨークのアパートに潜む「暗黒の母」の物語。

そこそこアルジェント監督の作品は見てきたので、それなりに監督の作風には慣れてたつも
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.8

両親失踪の真相とかつての親友との決別、ヒロインとの結末が描かれる2作目。

グウェンの父との約束で危険を遠ざけるため、彼女を愛しながらも別れを選ぶピーター。それでも共に進む道を探してしまう2人。王道的
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.8

個人的にはサム・ライミ版より好み。

お決まりのクモに噛まれる部分は両親の失踪を絡ませることで展開はスムーズに。伯父の死とリザードの誕生に計らずとも関与してしまったことで全体としてピーターが大いなる責
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.2

前作、前々作に比べて話の焦点がとっ散らかった印象。ピーターとMJのすれ違いをダラダラと見せられ、ハリーはただただ不憫すぎる。敵も複数出てきた上にどいつも自分勝手な欲望で動いてるだけなので、それぞれの魅>>続きを読む

スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.7

「大いなる責任」はヒーローとしてだけではなく、学生・社会人・恋人としても発生する。悪漢を見過ごせない故に私生活のスケジュールが台無しになり苦悩するピーター。ヒーローとしての使命と自身の幸せどっちを取る>>続きを読む

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.6

序盤は主人公ピーターのウジウジ具合にイラッとくる。けれど、強盗を見過ごした結果として伯父を失い、「大いなる力には大いなる責任が伴う」の意味を知る展開には、否応なしにぐっとくる。
ヴィランであるグリーン
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

3年前に見たなら上質なコメディ映画だったろう。
今見たらただのコロナ禍あるある。正論を叫ぶ学者が政府側に取り込まれて世間のオモチャにされる感じ、日本でも見たような光景ですよね。

機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-(2006年製作の映画)

3.5

戦争の悲惨さと人の悲しみの感情だけが残るTVシリーズに比べて希望を感じさせる映画版のラストは感慨深いですね。
それはそれとして3部作通して各90分程度の尺なので、登場キャラの感情がTV版以上に濃密にや
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機動戦士Zガンダム II -恋人たち-(2005年製作の映画)

3.2

この敵味方入り乱れる感情のやり取りがZガンダムの好きな所だよなーと再認識

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-(2005年製作の映画)

3.2

結局重力に心を引かれた地球人とスペースノイドの戦いなのね。
にしても序盤の展開を駆け足で見せられると、シリアスなコントにしか思えんな。

モア(1969年製作の映画)

2.8

童貞青年が妖婦によってドラッグ漬けになっていく話。ヘロインダメ絶対。
スペインの美しい風景とピンク・フロイドの劇中曲が印象に残る。

ぼくらの7日間戦争(2019年製作の映画)

2.0

原作とは志が違う全くの別物。
まあ好みの問題ですかね・・・。

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

ヴェノムとウディの関係ってこんなブロマンス的だったっけ?完全な痴話喧嘩で仲違いしとる。この2人の会話劇が何より楽しい。
敵役であるカーネイジは恋人の奪還と個人的な復讐に終始しており、シリアルキラーに共
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ARIA The BENEDIZIONE(2021年製作の映画)

4.0

姫屋の伝統と未来、アニメ本編では描かれなかった藍華のプリマ昇格の物語。回想ばかりにしてお茶を濁すという選択もあるだろうに、本編の出来事の隙間を拾い上げて、しっかりと「現在」の話にしているのが良い。>>続きを読む