一見ふつうのおっさんがブチギレる。白シャツにネクタイの白人、30代後半。渋滞で動かない車を捨てて向かうのは、別れた妻と娘のところ。レイシストなのかと思いきやそうではないらしく、彼を阻もうとする者以外に>>続きを読む
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結果オーライ、ピンク映画なのに爽やかなラブコメだった。奈々ちゃんが登場するなり店長の薬指の指輪に釘付けになるとこ、ヤンキー君の商品の扱い方と元気な挨拶だけでキャラを描写する、この無駄のなさがすばらしい>>続きを読む
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オープニング映像がすごくて…ビリビリって、感電した気分。きっとこれを若い頃の私が観たら、確実にピカチュウの10万ボルト喰らったみたいになっただろう。自分の感受性も年齢とともに変化しているんだと実感する>>続きを読む
昔みたかった映画をU-NEXTで発見!…だけど、私には旬は過ぎてたなぁ。でも、アリスインチェインズのライブシーンと、マット・ディロンのアホなグランジ兄ちゃんっぷりと、めっちゃかわいいブリジット・フォン>>続きを読む
少し前に、小糸製作所のCMでかかっていた曲に、なんか聞いたことあるような…そしてなんていい曲なんだ!と思って調べたら、この作品のテーマ曲、町田義人の「赤い狩人」だった。この作品は、たぶん私が初めて映画>>続きを読む
私も、夫に先立たれる前の桃子さんと同じで、ひとり暮らしをしたことがない。だから、夫に先立たれたあとの桃子さんの、豊かで楽しげなイマジネーションの世界に生きる様子は、ちょっとうらやましかった。自由ってい>>続きを読む
不思議だなぁ…こんな映画みたことない。
SM純愛コメディとでも呼ぼうか。普通からしたら、いろいろ順番が間違ってるような気がするけど、このふたりにとってはこれが正しい順番だったんだと思う。
彼女は待つだ>>続きを読む
293分(50分✖️全6話)の内容は、ほとんどが夫婦の対話。自分たちの関係について、愛人との関係について、自分について、相手について、これだけしつこく深く語り合う夫婦が他にいるだろうか。きっとふたりは>>続きを読む
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たぶんサスペンスとしてはショボい。でも、当時からするとものすごくお洒落でワクワクするような世界だったんだろうと思う。倉庫みたいな部屋のインテリアが素敵。野良猫みたいなベトナム人の女の子がとてもチャーミ>>続きを読む
フォロイーさんの低評価が気になり、ながら見で鑑賞。
わかってて観たんだから、細かいことは言いません。そして、点数もつけません。噂に違わず、まずい映画でした。だけど、田中みな実の暗い目は素晴らしかった。>>続きを読む
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この尺だから観られる。ということを、ちゃんとわかって作っておられるのが良いです。見せたいシーンだけを撮ってる。この女性はどうやって自分を奮い立たせたのかしら。芸術はテロならぬゲロだ!ってことかしら。溜>>続きを読む
夢の中みたいなふわふわした雰囲気とかヘンな設定とか、田舎のきれいな風景とか、提灯作りの様子とか、映像の感じはすごく好き。脇役のおっさんたちが良い。
惜しいなぁと思うところは数あれど、劇伴と独白のクドく>>続きを読む
ハリー・ポッター20周年を、20歳になった長男と一緒に観た。っていうか、居間でゴロゴロしてる長男の横でなんとなくつけてみただけなんだけど。
ハリー、ハーマイオニー、ロンの3人はまあ他でも見てたけど、ハ>>続きを読む
スカーレット・ヨハンソンが若くておぼこくてかわいい。ピンクのパンツもピンクのウィッグも似合ってた。ていうか彼女自身の存在がピンクって感じ。桃とかいちごチョコレートみたい。
残念なのが、ビル・マーレイの>>続きを読む
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映画館での鑑賞は今年初めて。きっとこの映画のことは、これ雪の日に観に行ったなぁ…っていうふうに思い出すだろう。
濱口監督作品は、「寝ても覚めても」と「ドライブ・マイ・カー」しか観ていなくて、その2作>>続きを読む
ヴェラ・ドレイク。気が良くておせっかいで働き者で、いつも誰かを助けている。そんな彼女の秘密はやっぱり人助け。でもそれは法に背き、宗教によっては罪となされる行為。実際にそれが行われる様子は、てきぱきと笑>>続きを読む
もし出会っていなければ。苦しみも知らず、悲しみもなく、穏やかに時を過ごし、優しい平凡のなかにあたたまっていることもできたのかもしれない。でも、もし出会っていなければ。このひとときのよろこびを、その時を>>続きを読む
「足跡を残したいわけじゃない、でも足音を鳴らしていたいんだ」
青コーナーのブルー、青春のブルー、憂鬱のブルー。この青は、ちょうど今日みたいによく晴れた冷たい冬の空みたい。ボクシング映画といえば血湧き>>続きを読む
公開当時、話題になっていた作品。ラジオCMでテーマソングがよくかかっていたので、懐かしく思い出した。情報源は忘れたけど、問題のシーンについては予備知識があった。当時はきっと衝撃的だったんだろうな。だけ>>続きを読む
画とか音楽とか、いちいち最高なんだよ。もう好き、としか言えない。
まじめにふまじめといえばかいけつゾロリだったんだけど、これを観て変わった。ダサいっちゃダサい。だけど、なんて良いサブタイトルなんだ。>>続きを読む
この映画のなかのダブリンの街は汚くて、ガキんちょたちがめちゃくちゃな遊び方してて、ロクでもない大人がいっぱいいて、だけどすごいエネルギーにあふれてる。バンドメンバーを集めるオーディションのところが面白>>続きを読む
この作品のお母さんみたいな人を実際に知っているので、終わり方はちょっと、こんな風にうまくいくかなぁ、と疑問だった。こういう過去がある女の人を完璧に描写していたように思う。私の知っている女性も、こんなふ>>続きを読む
<boid sound 映画祭>
脳味噌とろとろになった。幸せだったなぁ。マラカスとタンバリンがこんなにカッコいい楽器なんてね。けずるくんと同じ、東京の西の方に住んでいる私は、デーモンとすれ違ったこと>>続きを読む
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え〜どうしよう、けっこう好きだった。だってカッコいいんだもん。ってバカ丸出しなこと言ってる。しょっぱなからおっぱいだらけで年頃の息子たちの前で観られないから、ごはん作りながらスマホで観た。極彩色の映像>>続きを読む
評価が分かれる作品らしいということはみなさんのレビューで知っていて、どちらかというと低評価のレビューの方が先入観として強く残っている状態での鑑賞。
画の撮り方とか、劇伴とかは普通にしっとりとしたヒュー>>続きを読む
この作品に登場する人たちは、多少のデフォルメはあるけど、みんなそのへんにいる普通の人だ。だから、完全な悪人もいなければ善人もいない。私たちにも、こんな出来事がいつ降りかかるかもわからない。
命を落と>>続きを読む
坂本慎太郎の「いくぞ!」のバリエーションを堪能した〜。かっこよすぎてゾクゾクしたわ。ケンジの歌声…なんて贅沢な使い方なんでしょう!
音楽の衝動と恍惚を描くエモーショナルな部分も良いけど、余白だらけの日>>続きを読む
笑う気まんまんで観たら、泣かされてしまったという…
福ちゃん、ほんとにいい顔してる。福ちゃんの笑顔の裏にはきっとたくさんの涙があって、だからこそ福ちゃんの笑顔が人のこころを打つんだろうと思う。
手先は>>続きを読む
人生はトリックだ。ラストの謎々。というか、この映画そのものが謎々みたい。荘厳で華麗で豪奢な映像世界は脈絡なくみえて、でも混沌としてはいない。まるで小宇宙。私はそのなかに浮かんで漂う夢のような感覚にあり>>続きを読む
役者の演技もセットもいかにもチープなのに、面白かった〜!なんか最後の方、ウルっときたし。愛のあるセックスが愛のないセックスと比較にならないくらいすばらしいのと同じように、愛のあるピンク映画はすばらしい>>続きを読む
話題になったドラマにも、もちろんハマっていた私は、この作品も劇場に観に行った。プールの中でアン・ドゥ・トロワ…とダンスを踊るシーンと、森田童子の歌が印象的だった。
昨日観た作品に出ていた遠山景織子を久>>続きを読む
パオロ・ソレンティーノ監督の自叙伝。
美しいナポリを舞台に、少年が喪失を経験し、それを乗り越えてローマへと旅立つまでを描く。
全編を通して少年の目線で描かれており、彼の世界には幻想が現実にとけこむよう>>続きを読む
郊外に暮らす3人のママ友が、ニューヨークに住む息子の家にアポなしで押しかける。もうとっくに大人になって自立してる息子たちとぶつかり合うことで、自分の人生を見つめ直し、新しい一歩を踏み出す。コンパクトに>>続きを読む
「ジュノ」で一目惚れしたエリオット・ペイジ。山椒は小粒でぴりりと辛い、なぜかそんなことわざが浮かんじゃう。今回も赤ちゃん絡みのお話で、ジュノの継母を演じたアリソン・ジャネイとの共演。エリオットは、ネグ>>続きを読む
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これ、評価高いですよね。
私がおばさんだからかなぁ、よさがわからなかった。なんとなく見始めて、どうも乗れなくて、早送りしてしまいました。かわいらしい小動物のような女の子が次々出てきて、主人公に接近して>>続きを読む
泣かせどころも、笑わせどころも押さえてて、なんか安心して観ていられる。役者たちも適材適所かつ、クリーピーナッツとかをちょい役で出してくるのもアクセントになって良い。テンポも良いし、構成も良い。なんだけ>>続きを読む