ゆめたろうさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

GODZILLA ゴジラ(1998年製作の映画)

3.3

小学生に上がる頃に観た記憶では「これはゴジラじゃない」と早々に正座から寝転がってボンヤリと観ていた。

改めて観ると当時の鑑賞スタイルもあながち間違っていなく、体調悪く学校や会社をを休んだ日にテレビ放
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ゴジラVSデストロイア(1995年製作の映画)

3.3

おそらく初めて観たゴジラシリーズ。
絵本を刷り切れるまで読んでた(眺めていた)なつかしい記憶。

リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.3

後半にギアを3段あげたようなテンションの抜けの良さ。上映時間も短いし丁度良いエンタメ感。
刺身、飲酒の有無、アプリゲームなど、いらん描写だと思いきや意外に丁寧な前振り。

前半は主人公の脳内世界にいる
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復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

4.2

説明台詞を極力排除し、全て映像で語ってみせる様にこそ映画的な快楽が詰まっている。見逃せないカット、シーンの数々。
所々に笑っていいのかわからない悪趣味ともいえるギャグもあり、全方位で不意打ちに感情をつ
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.5

死霊館のシスターシリーズはゴシック味もありながら、景気の良いアドベンチャー感があり見ていて楽しい。
雑誌がパラパラとめくれてモザイク上に浮かび出すオモシロ要素も好き。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.2

原作からホワイト擁する捜査チームが活躍するミステリー要素を極力排除し、アーネストの主体性のないダメさ加減にフォーカスするのは意外だった。
アーネストの強き者に従属して思考停止してしまい、終始金魚のフン
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.8

後出しジャンケン的な現実の捏造合戦が続くと物語上の興味も失せそうになるところ、万事解決→家族でグループハグ→ 変な色気も出さずに、はい!おしまい!な潔さが丁度よい。

キリエのうた(2023年製作の映画)

3.3

現代のポップミュージックを何のてらいもなく物語に落とし込む素直さが清々しい。
耳慣れた流行歌の数々を、心の独白をするかのごとく歌いあげるキリエ役のアイナ・ジ・エンドの説得力は見事。

だからこそ、キリ
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.8

ウォーレン夫妻の死霊博物館(悪魔の資料博物館)で巻き起こるお化け屋敷ムービー。
ティーンエイジの甘酸っぱさ、トラウマの克服と成長、サービス満点の心霊描写。
特に三原色の回転照明を使った心霊描写がポップ
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宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

3.0

月刊ムーとのコラボとのことで、勝手にオカルトSFものだと思ったら、意外にも穏やかなロードムービー。
オフビートな雰囲気と台詞主体の演出に、いかんせん眠気にかてず。

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

2.8

「コマンドー 」の名言がまさかここで聞けるとはびっくり。おちゃめなシャーマン。

全体的に緊張と緩和のメリハリがつかない演出、小出し感のジャンプスケアの多用が目立つ印象。異様に長く感じた。

イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験(1974年製作の映画)

3.5

政治的妥当性で測ればマッハで危険領域を突き抜けてしまう低俗さではあるが、「こんなひどいことしちゃいけないよ精神」が根底にあるのはしかと受け止めました。いろいろと酷い描写が満載だけれど。

虐げられた者
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.8

とある事件の現場である修道院へバチカンから神父が派遣されると聞くと、否が応でも「バチカンのエクソシスト」を思い出させる。どうしてもバーク神父とアイリーンの名コンビでエクソシスト行脚を期待してしまう。>>続きを読む

東京流れ者(1966年製作の映画)

4.0

ラストの白・黒・赤のみの配色と徹底された構図でのアクション。
このミニマリズムな表現こそが成し得るであろう、映像的快楽の豊かさよ。
画面には映りこそしないものの、様々な色を見ることができる。ふと溜息が
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オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

井戸や呪いのリレーバトンなど予想以上に「リング」要素は強かったが、謎解きの核心に至るまでの物語自体への求心力が弱い。そのせいか上映時間の割には冗長に感じてしまった。

爪痕がついたあとの人物の切迫感が
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ウォリアーズ(1979年製作の映画)

3.5

u-nextで視聴したがリマスター版なのか映像がバキバキに綺麗で嬉しかった。
敵対グループの刺客がどれもキャラが立っていて(ベースボールマンが好きすぎる)、次はどんなクセつよキャラが出てくるかワクワク
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.8

子供の頃にゴールデン・ハーベスト版のタートルズを観て以来なので、シリーズはほぼ初見といったところだが、予習無しでも問題なく楽しめる作品。

人種差別による分断の乗り越え方は、分かりやすすぎる面も否めな
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.3

終盤に銅板の入ったケースを持ち出した際は、さすがに上官の前だし中身はカラだと思っていたらまさか本物が入っていたとは。
しかも国に持ち帰ってこれないとなると、さすがに北側の国では収容所送りどころでは済ま
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.8

昨今は100分以内の上映時間というだけでありがた味が増してしまう。
コメディあり、ゴア描写もありで、ふらっと映画館に入った時にこのような気軽に観れる作品が常時1本でもかかっていてほしい。

ダヴィード
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.8

スケキヨのこめかみの動きも分かるほどの繊細なマスク造形の美しさに痺れる。

犬神家の一族も遺産相続でてんやわんやしながらも、明らかに強烈な男尊女卑の社会の犠牲者なわけで。
死してなお家父長制の呪いをか
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デュアル(2022年製作の映画)

3.8

序盤の後出しジャンケンの連続にツッコミたくなるものの、真顔でギャグ要素を入れてきたり、スポ根モノになるかと思いきやするりとかわしてきたり、不思議な可愛いさをもつ映画。

何故か嫌いになれない。

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.5

記録

シネマート新宿にて
※いつきてもポップのDIY精神が素晴らしい

コンジアム(2018年製作の映画)

3.5

隊長は色々とあれなんだが、ここぞというときにセルフィーでおさめんとするプロ根性は見習うべきところ。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.8


友情(師弟関係での)、努力、勝利という王道スポ根物語をここまで直球に描く力強さと爽やかさ。

敵役の金持ちボンボン息子は、2023年のベストヴィラン候補。
車体だけではあきたらず、ヘルメットも金ピカ
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罠THE TRAP 4K デジタルリマスター版(1996年製作の映画)

3.8

台湾マフィアとの抗争に巻き込まれるノワール調の「我が人生最悪の時」、戦後闇市の記憶を辿った「遥かな時代の階段を」と共に横浜の地の利を活かした物語だったが、今回は個人の精神へフォーカスしつつサスペンスホ>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

毎度「次こそはこの世界観を好きになりたい」と祈りを込めて観るのだが、今回もイマイチ良さが分からず。

シンメトリーな配置、日の丸構図、徹底されたカラーパレット、可愛らしい小道具の数々など完璧主義な作家
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