西島隆弘の起用理由が「空っぽっぽいから」というのにすごい納得。ここまで振り切っていいんだ!いや振り切ってるからこそ面白い!という映画。
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見ること。見られること。見るみられるという共犯関係があってはじめて人は風景から人間となりうる。
話の流れ方は面白いし、観客に「観てる自分」を意識させるのも面白い。でも要所要所でリアリティに欠ける部分が>>続きを読む
大人のおとぎ話。ファンタジーとユーモアとリアリティの混ぜ方が絶妙で、独特で、きっとそれがウェスアンダーソンの映画なのでしょう。
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夢を見せることにかけて、誰より名手であるハリウッドが、本気で夢を語った。
見事なSHOWであった。その一言に尽きるんじゃないか。あれは。映画でもミュージカルでもなくて、本流のSHOW。音楽と踊りとスト>>続きを読む
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どうしてこうなっちゃったんだろう。
人生が、家族が、なんで思った通りにいかないんだろう。なりたいようにならなかったんだろう。そんなに簡単になりたいたい大人になれると思うなよ!という一方で、どこかでまだ>>続きを読む
語らないことこそ、美しい。昭和の映画の中でもことさら、そんなことを思わせてくれる映画。1シーンごとに、所作の、目線のひとつひとつに、こもっている意味の重さがはてしない。