ゆんずんさんの映画レビュー・感想・評価

ゆんずん

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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

2.8

すべて夢なのかもしれないし、子供から見たら大人がしていることなんてすべて騒がしいだけの良く分からないことばかり、ってことなのかもしれない。どう見たらいいのかわかんないまま終わってしまった。

コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)

3.1

たまにはドイツ映画を。新しいものにすぐ飛びつく国で育った身からすると、スポーツが国を滅ぼすかのようなテンションでサッカーを拒絶する大人たちは滑稽で、しかしヨーロッパの国々の当時の態度としては当たり前の>>続きを読む

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

4.0

あらゆる人の人生が覗けてしまう現代、誰かの持っているモノが自分には無いことに気づかされることも多く、主人公に共感するばかりだった。リメンバー・ミーで描かれていた家族の大切さからさらに一步踏み込んで、家>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.5

シリーズを一気見。こちらの世界の都合が魔法界に波及してるように感じてしまうと萎えるので、あんまり深く考えないようにしながら見た。

なんだか目的がぼんやりしていて、いま何のために何をしてるのか?がよく
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.8

前作を忘れないうちに観たのと、ハリポタの世界の知識をだんだん思い出してきたのでわりとすんなり飲み込めた。世界の奥行きがすごいですな。

ニュートの飼育してる部屋?みたいのん、今回は全然見せてもらえなか
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.7

ハリーポッターの世界観をそのままに、魔法生物もりだくさんで楽しかった。しかしながらハリーポッターの知識を前提にされると何だったっけ?となりそうなところ、私と同じ状態の登場人物がいるから代わりに尋ねてく>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.5

スパイファミリーの好きなところ全部詰め合わせにしてもらったってかんじで、この調子で毎年作ってほしい

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

おとぎ話のようなテイストで、いつの間にか引き込まれていた。目まぐるしく時代が移っていくなかで、それを無視して駆け抜ける。ホテルとはそういうものなのかもしれない。

ヨーロッパのどこかに必ずあっただろう
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

3.6

ずっしりと胸に淀むような、美しいのに息苦しい映画だった。コミカルなシーンにもどこか狂気があって、笑いながら心配してしまう。イルカが泳ぐ映像に対する印象もどんどん変わっていくのが興味深い。

しかしなが
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戸田家の兄妹(1941年製作の映画)

3.7

1941年のお金持ちの暮らしぶりと価値観を興味深くみた。私たちはこの数年後に何が起こるか知っているから様々な感情を持たずにはいられないけれど、公開当時のひとたちはどのように見たのだろう。世間知らずなお>>続きを読む

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

4.2

ここにレビュー書いてないってことは、相当久しぶりに見たのだろうか。何度目かわからないけれど、全部知っててもやっぱり夢中で見てしまう。我が家のおもちゃたちも、私が見ていないときにはきっと動いているに違い>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

やり残したことはこれだったのか。

作品に没入していくのに時間がかかったけど、いつのまにか夢中になっていた。あっという間に見終わって、すぐにもう一度見たくなる。でもしばらくはゆっくり、頭の中で味わいた
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.8

ミセスハリスの猪突猛進さに最初は少し引いてしまったけど、どんどん夢に向かっていく姿に勇気付けられる。クリスチャン・ディオールの素敵なお洋服も目の保養。ブランド物に全く憧れのない私でも、トキメク気持ちは>>続きを読む

パリで一緒に(1963年製作の映画)

2.8

オードリーの美しさは年に1度は摂取したほうがいい。たとえストーリーが退屈でも、お相手の胸毛がモジャモジャでも。

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.8

細かすぎて伝わらないモノマネを見ていたら、もう1度あの感動を味わいたくなって視聴。優勝したから美談になるけれど、結構綱渡りの大会だったなぁとしみじみ。3年後が楽しみです。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.8

街の喧騒、電車の通る騒音が、耳が聞こえない世界を想像させる。音が全て無いなかでボクシングをするということ。人を殴るのは気持ちがいいが痛いのはいやだという「普通の人間」の感覚と、自分の考えを表現するのが>>続きを読む

セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.0

フランスの結婚式ってこんなかんじなの・・・?大変ね、という感想しか出てこない。

主人公もスタッフも誰にも感情移入できないまま、慌ただしく時間が流れていくから何となく見てしまったけど、結局何がテーマだ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

数多あるネタをつなぎ合わせたストーリー、あぁなるほどと思うことも多く、子どもの時から慣れ親しんだマリオの世界の、『当たり前』に理由付けされるのも面白く、楽しんだ。そういやぁクッパの動機ってそうだったな>>続きを読む

マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

3.8

フランス映画の全部を説明しないところが大好きな私にはどんぴしゃなストーリーで、とても良かった。主人公の部屋のわちゃわちゃしたかんじも良い。ゆったりと夜に見たい映画。

弁護士ジョリー/弁護士ジョリー2~真実を白日のもとに(2017年製作の映画)

3.0

インドの法廷もの。裁判の仕方というか雰囲気が日本ともアメリカとも違うので、これが本当にリアルなのかモヤモヤしながら見た。めっちゃ適当だし不正し放題だし、警察の腐敗具合もやばいし、カシミールってそんなに>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.5

全部のセリフが歌。途中から慣れてしまって、むしろもっとがっつり歌わなくていいのかと思った。淡々と時間が過ぎていくのが不思議で、むしろそれを切なく感じた。2年は長いようでとても短くて、若いならなおさら。>>続きを読む

ルパン三世 VS キャッツ・アイ(2023年製作の映画)

3.0

キャッツアイのことを全然知らないからイマイチ乗れなかったなぁ。最近のルパンの立体感があんまり好きじゃないし。頭からっぽにして見るにはちょうどいいかもしれない。古いルパンのむちゃくちゃ感を愛しすぎてる私>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

3.8

認知症について知識があってもそのひとが生きる世界を想像するのは難しい。忘却、妄想、混乱、苛立。否定され、ため息をつかれ、いらつかれる。本人の苦しみを体験すると同時に、介護する立場の苦しみも伝わってきて>>続きを読む

帝一の國(2017年製作の映画)

3.8

何も考えずに見られる映画が見たくて、原作も読んだことのある邦画をば。俳優さんたちが豪華だし、コメディ要素が散りばめられていて気持ちが重くならなかった。原作の、時代が曖昧なちょっと古いかんじの、でもどこ>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.5

ヒュー・グラント目当てで見た。ちょい役かしらと思ったらがっつりしゃべってて、相変わらずの運動神経悪そうな走り方も見れて大満足。

痛そうなのが苦手だからあまりギャングの映画は見ないのだけど、それほどグ
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劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション(2010年製作の映画)

3.2

考えるな感じろ的、論理性とか倫理観とかを脳みそから追い出して、ムーミンたちが動くのを眺めるだけの時間。土曜日の朝はこういうのを見たい。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.7

今にも死にそうなふたりが徐々にいきいきしてくる。夜のニューヨーク、どんな音楽でも似合ってしまいそうな複雑な街。才能を信じていても自分を保つ強さを持っている人、揺らぐ人。爽やかなストーリーなのに主人公の>>続きを読む

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

妻を亡くし後を追う為に死のうとするたびに邪魔が入る。老いてから偏屈になったのかと思ったら若い時からちょっと変な人。でも正義感が強いだけなのかもしれない。主人公を形作るアレコレが垣間見える度に悪い人では>>続きを読む

マチルド、翼を広げ(2017年製作の映画)

3.8

少女のまだ狭くて拙い世界にハラハラする。ファンタジーで覆いながら何とか耐える現実に胸が苦しくなるけれど、不思議と母親への怒りは湧かない。なぜだろう。私も彼女のようになってしまうかもしれないという、恐怖>>続きを読む

ジャズ大名(1986年製作の映画)

3.3

何かを得ようとするのではなく、ただ楽しむために映画をみたって良い。ジャズなのかカオスなのか、深読みするも自由。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

若い人ばかりのエネルギッシュな職場に70歳のおじいさんがインターンとして雇われる。これが現実に自分の職場であったらどうだろう。映画のように素敵なおじいさんなら良い影響をもらえそうだけれど、なかなかこれ>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

3.9

鹿の緊張感、牛の緊張感。瞳孔の大きさがずっと変わらないような、真っ黒な瞳。人間にはあるらしい心、牛を哀れむのも、そしてそれを肉として切り離して美味しいと思うのも心なのだろうか。

夢という不確かな機能
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.3

毎年恒例のコナン映画鑑賞。最近の原作もアニメも見てないけれどコナン君が説明してくれるから安心だ。年々アクション映画感が増してきていて今年も期待通りだった。

粗く感じるところがあったけど、私が細かいだ
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影武者(1980年製作の映画)

3.5

高校生のとき見て感動したのを覚えているが、色々と見慣れてしまった今、ちょっと誇張されすぎているように感じてしまった。外国人に受けそうだなって思うシーンもあり。カラーだから余計にそう感じるのかしら。

砂漠でサーモン・フィッシング(2011年製作の映画)

3.0

スコットランドの自然とお城、イエメンの砂漠を楽しむ映画。コメディに振ってほしかったなぁ。ストーリーが中途半端に重くて、誰にも感情移入できなかった。

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