サワラさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

・自分が住んでる国や街を魅力的に思えるすごくいい時間だ、帰り道が完全に映画の中の世界になる

・手慣れたお仕事の所作って良い

・都内オモシロトイレ巡りとしても楽しいし、ちゃんと出てくる場所に見覚えが
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

・ゴジラが出てくる場面が全部最高!!

・VFX技術とかは門外漢からすれば他国と遜色ないように見える、銀座大破壊とかのスペクタクルが凄まじかった

・作戦もユニークだし、終盤のベタな燃える展開も好き
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お引越し(1993年製作の映画)

4.6

・うわーすごく好きな作品だ

・切ない大人と子供の話だけど終盤に一気に抽象世界に踏み込むからびっくりした、そしてちょっと怖くもある

・初めから終わりまでずっと「炎」が付きまとう

・原作読んだ時と同
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サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

3.7

・カルトの恐怖、実際の現場写真は映画より酷い印象だった

・割と進行していく事態を描いていて、自分が飲み込まれていく的な恐怖はあんまりなかったかも

・ドキュメンタリーの中に人間の範囲を超えないままホ
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ブルックリン(2015年製作の映画)

3.4

・綺麗に輪を閉じるシナリオが良い

・若さの表出の結果、ボーイフレンド側はどっちもかわいそうなことに…弟にラブレター推敲してもらうとこ可愛い

・デート失敗してももう一回チャンスをあげるって理由で2回
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.3

・昔すごく中途半端に見たままだったからちゃんと見返したら、冒頭以外は何も覚えてなかったのに気づいた

・白基調に陰影バキッと入った宇宙空間のものたちのルックが良い

・時間感覚

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.3

・セリフは連続してるのにカットはジャンプしてる編集、ただのジャンプカットとも違って面白い

・パトリシア、魅力的な人物造形

・挟み合うような言葉の応酬のラストが良い、こういうのは文字を読まないで良い
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

・ようやく見た、とっても楽しい!部屋を移動しながらのアクションを上から撮った長回しがちょっと凄すぎる

・ドニーイェンが麺啜ってる姿もカッコ良すぎる、ポーカーのおっさんがちゃんと強いのも良かったな
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

・なんというか、人間に対してすごく慈悲深い映画だ…

・とにかく美術が凄すぎる、衣服や柱の柔らかなシェイプが常に胎内みたいなイメージと接続されてるし、空は大聖堂とかの天井画みたいな印象、そしてタイポグ
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.9

・子役すごい、表情で不安とか苛立ちとか全部伝わる

・なんて統御された話の締め方なんだ…クールでかっこいい…

・各々が幻視する恐怖のイメージはどこから来るんだろ

・それぞれの置かれた環境が行動に反
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

・お仕事逆転ものはやっぱり面白い

・前フリがうまく機能してる脚本だ、キング牧師のエピソードとかビデオを見せる他社とか、ひとつひとつがすごく効果的

・母は強し、そんで金銭周りがガメツく見えないスレス
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.3

・面白すぎる、エメラルドフェネルってことしか知らないで見たからびっくりした、天使と悪魔…

・フェリックスが惚れ惚れする善良な美しさで、バリーコーガンはバリーコーガン

・冒頭の短いカットの繋ぎ方とエ
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.7

・渋くて身が詰まってる

・カードゲームのルールさっぱりだったけど分からないままでもそこは意外と大丈夫だった、ただ純粋に情報を絞られてるから話を読み取るの自体がなかなか難しいな…なんとなくは分かるんだ
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アレックス(2002年製作の映画)

3.7

・酷い話だし露悪的で、本当に嫌な気分になる

・ただ同時に感傷的な気分にもなる…悪趣味なモチーフだけど割と普遍的な恐怖や寂しさに繋がってる

・時間を遡行する描き方によって、失われてもう戻らない時間と
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

・オーディションシーンがめちゃくちゃ良い

・心の痛い親子喧嘩

・ミアゴスの顔力一本で乗り切るエンドクレジットにちょっと笑っちゃった

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.0

・よく構成が練られたドキュメンタリーだ、すごく面白い

・中々脱げないブーツ、履くのが面倒な靴、みたいに日常の風景に意味を重ねていくのが面白いところであり、裏を返せば作為的でもある

・セルゲイが昔の
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.8

・いいね!楽しい!

・とにかくテンポが良い、あとデカいおじさんが小さめのスクーターに乗ってる姿も良い

・想定より規模のデカい敵、歴史の暗部に繋がってくのワクワクする

・ヘタレ神父くんがバディにな
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パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007年製作の映画)

3.8

・始まり方に格調があって好き

・話のリアリティラインがどんどんファンタジー寄りになってくインフレが面白い

・キャラがぞろぞろ増えてって状況もどんどんややこしくなる、今何で争ってんだっけってなりなが
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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年製作の映画)

3.4

・明らかにギミック的な楽しさに全振りしてるのが良い、アトラクションだ

・その代わりに長すぎる感は否めない

ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間(2018年製作の映画)

3.7

・それぞれ実験場みたいで面白い

・カニーニとカニーノは妙にフォトライクな水表現が面白いし魚が異常に怖い

・サムライエッグかなりすごい、独特な映像表現がつなぎ合わさってひとつの作品になってる感じはラ
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.8

・入り込みやすい映画だった、切ないし役者の演技がすごい

・その肝心な部分にモザイクを入れると意味がなくなっちゃうよなあ…と思う

・ファンタジー兼ミステリーとしての面白さが明快で良い、逆に現実におけ
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.9

・めちゃくちゃ良い!なんかジブリ的なイメージとはまたひとつ違う作品として立ち上がった感じがする

・何かを想像し作り上げることについてのどストレートな愛と讃歌…

・ファンタジックではあるけど意外にシ
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.8

・予告見た時点では惹かれてなかったんだけど評判を聞いて行った、見てよかった。節々で目を見張るような表現が入ってくる。

・前半の鮮やかな街並みと、後半の大きな流れに飲み込まれてく街並みの対比がすごかっ
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.5

・ゆったりとしたペースで、エンタメ映画というよりも絵本とか児童文学感の方が強く感じた

・箒の先端の角度で速度や方向が変わる感じが妙に実感を伴って理解できるのが面白い

・科学の発達に対する批判的な視
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.8

・変な設定!この世界嫌すぎ

・真ん中でばっつり2つに分割されてるストーリー構成が面白かった

・共通項がなきゃパートナーになれないもんなのか…?とも思いつつ、無理やり共通項を作る姿が哀れで素敵

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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

・面白……テンポ良いしちょいちょいオチがつくのも笑ってしまう

・転んでもタダでは起きない人同士のひたすらな転ばし合いだけど悲しい人間模様

・アビゲイルがこうならざるを得ない社会構造、その元凶たる男
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.6

・淡々とどんより

・途中に出てくる斜めの道でオルガが佇むカット、世界のルールに収まれていない彼女の生き辛さの象徴のようだった

・世界に相容れないままでも煙草を分けたり布団をかけたりすることもあるし
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.6

・vol.01ともまた違ったテイストだ、こっちの方がやや真面目感

・カンフー修行からの箱ぶち破りかっこいい

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.9

・割とシンプルな話だけどエンドロールへの入りがすこぶる良い

・気に食わない抑圧への抵抗という意味ではメタル聞くのも絵を描くのも超能力で暴れるのも同じ

・チョンジョンソ終始素敵だった、反則級の笑顔…

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.9

・良いね…鬼太郎作品を見たって感じだ、アニメ6期も見てみよっかな…

・村ものミステリーホラーとしてもちゃんと面白いし、加減しつつも怖いところはしっかり怖い

・PG12だけど保護者と一緒に見てショッ
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.6

・貯めてたドラマシリーズ見切ってから行った、大変だった

・キャロルのキャラが少しだけフランクに調整されてる、チャーミング

・3人のドタバタ入れ替わり楽しい、単体で強すぎるキャラで続編作るための縛り
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.9

・爽快な馬鹿さ加減が良いね〜ユマサーマンと黄色

・これだけふざけてる感じでも悔しいかなアガるところはバッチリアガる、あの有名なBGMに合わせてヤクザ一堂がやってくる所とか最高

・各エピソードに対す
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北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

4.0

・とても好き!!!!!

・アクション的なド派手さとかシナリオの捻りがあるタイプじゃないんだけど、正統派な話がめちゃくちゃ豊かな絵で広がってる

・形態様々な動物がわちゃわちゃしてるズートピア的な楽し
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.6

・物凄く目新しいわけじゃないんだろうけどガジェット感は好き、巨大な地形スキャニングとか僧侶の格好をしたロボット頭とか

・アルフィーが電子機器に干渉できるって設定が常に行使されるわけじゃないのが気にな
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.9

・キュッとしまった静謐な画面で本当に終始かっこいい、立体駐車場を登る姿を後ろから追うカットが最高

・ファンタジー的な裏社会設定みたいなのがかなり抑えめの現代殺し屋って意外と新鮮に感じられた

・淡々
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