サワラさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.0

・傑作じゃん!めちゃめちゃ良い

・ルックのアバンギャルドさはスパイダーバース以上のインパクトを受けた

・油画とかグラフィティ風でありながら同時にクレイアニメっぽくも見える面白さ

・こんな一方的な
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

・フランシス・マクドーマンドの安心感

・気弱で特段賢くもない男が安い理屈で犯罪に手を染め、それが想定外に大きくなっていく感じ、逆にリアル

・粉砕機のシーン

キリエのうた(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

・ド刺さりはしなかったけど良い映画だ

・アイナ・ジ・エンドと松村北斗、悪目立ちしない心地良いハマり方だった

・3.11に言及する映画が連続して、なんか時間の経過を感じた。こっちの作品は想像以上には
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(2023年製作の映画)

4.0

・ずっっっとのしかかってくる重さ、かなり直接的…きつい…

・作中全体を包む「海」と「船」のモチーフ、船は社会の縮図の象徴で、施設の窓や廊下の意匠、節々で響く重低音もそれを意識させる

・回転寿司とか
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.0

・絢爛豪華な20世紀初頭の描写がとにかく良い、アールデコ装飾と狂ってるパーティーシーン

・ギャツビーという人物の哀れさ、正しくなさとそれを肯定する目線の優しさ

・いや〜なランチ会からどんどん事態が
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.3

・ヒリヒリ感と湿り気たっぷり

・ぶっ壊れてからの星野くんが怖すぎる

・岩井映画に出てくる「嫌な学生」って若干戯画的な印象がある、手を叩いて囃し立てたりとか確かにあったけど、リアルとは別のリアルって
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ヒッチコックの映画術(2022年製作の映画)

3.4

・ドキュメンタリーというよりは資料映像的な感じだったけど、それぞれの要素は勉強になって面白い

・ドアを通過する行為が映画の内側に入る感覚とリンクする、という考え方

・「逃走する主人公」は鑑賞者が感
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裏窓(1954年製作の映画)

3.7

・面白〜!序盤の緩やかな立ち上がりに対して中盤以降の緊張感、良いサスペンス

・ずっと盗み見を続けている状態からレンズ越しに見返されるカットの効果が抜群

・最後のフラッシュ連発はちょっと面白い方に寄
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.2

・中村佳穂の歌力が凄すぎて内容若干荒く感じても満足はできる

・U世界全体のビジュアルが良い、ただ身体の特徴がアバターに自動変換されるシステムって誰も望まなそう…

・散らかってるというか…本当は12
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.1

・うお〜面白い……群像劇としての話のまとめ方が上手い…

・巨大な思想の中に飲まれる個人の立場や事情みたいなものとはハッキリ線引きをしてる映画ではあるから、爽快な殺戮に快感を覚えながらも若干モゾモゾし
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マザー!(2017年製作の映画)

3.8

・面白かったけどちょっと負荷が凄すぎて2度目を見ることは体が拒否しそう

・神経が過敏になっている体調不良感を伝える音演出

・自分の構成要素が文字通り「塗り替えられて」いく様を、要素を置き換えた上で
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.4

・すごく重々しいテンポ感なだけに、事態の全容を早口で明かすところが際立ってた

・いやな場面でしっかり鳴り響く不協和音

・難解感

・引用元への知見がいるタイプの物話だと思うけど、普通にサスペンスと
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.8

・良い話だ

・ちょいちょい挟まるフィクションらしいキャラの言動が可愛らしくて良い

・物語にひとつだけ大きめの嘘をついて、それに合わせたリアリティのバランスを作ってる感じが好き

ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.2

・う〜とても最悪な絵面で食欲大減退、面白かった

・キショいもの見たさが満たされる映画、それでいてやっぱり哀れな怪物はどこか切ない気分にもなる、あとヒロインの愛が本物すぎて感心する

・斬新なオチだ、
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

・活版印刷!輪転機!タイプライター!赤字校正!最高!

・すごい引き込まれる面白さ

・序盤で新聞社の関係やそれぞれの立場が全然把握できね〜と思ってたけど見てるうちにぐいぐい理解できて面白くなっていく
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.9

・破天荒でおもろい

・基本の軸は若さからくる不誠実さとみみっちい見栄の話なんだけど、それを全方向に極大解釈してカオスになってる

・バトル漫画の実写って感じの見せ方が楽しいけど、メタ的なコメディの中
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バービー(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

・凄すぎるし面白すぎる

・バービー世界と現実世界でのパワーバランスを逆転させてることで男性側にも共感できるようなアプローチになってるのが画期的な仕組みだと思った

・それぞれの立場に重ねられる現実世
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

4.0

・これは爆裂に面白い……

・ほぼ密室劇みたいな前半部分、狭い空間と煩い会話で散々ストレスフルになったあとだからこその「限界なんてないからね」がめちゃくちゃグッと来る

・そして色々とぶっ飛んだ展開が
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.8

・静かで心地いい

・現在が青、過去が赤っていう美術の使い分けがあるのかな、最後の母の髪留めは青

・母親が祖母の関係がどうなっていくかを知っているからこその、3人のバースデーシーンが印象的

・家の
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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

3.9

・とても良い、最後の制服のシーンで実写の方に繋がる気持ちよさ

・実写は肉感が伴った表情や仕草が見れるけれど、アニメだとその代わり強調が効いたデフォルメが良い味をだしてる〜どっちのメディアも効果的だし
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ハルフウェイ(2008年製作の映画)

3.0

・結構好き〜、だけどあまりにもド青春の恋愛映画で頭痛もしてきた

・このまさに人生の「途中」って感じの学生恋愛、地に足がついてないスケールの小ささが良い

・修がなんで東京に行きたいのかが描かれないか
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.5

・けっこういいじゃん! 4、5が長いし雑過ぎ、6作目はお行儀良過ぎたイメージだったから、そのちょうど中間な塩梅が良かった

・いままでの流れでは見たことない人間活躍の仕方に、それがこのシリーズの需要に
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.9

・ショートフィルム版と映画版両方見た

・かわいい映画だー、主演2人の空気感良い

・やっぱり笑いと泣きを同画面に発生させようとする意識が感じられる

・最後のスパッとした切れ味はショートフィルム版の
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

・すごい満足感の映画…ただでさえ雰囲気良いのに物語的にも五転六転してずっと面白い

・黒木華もそうだけど、Coccoがひたすらに素晴らしいな……

・「しゃっくり」「くしゃみ」みたいな自分じゃ制御でき
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

・良い映画だった

・「悪意で溢れる世界にもう一つの場所を生み出してなんとかギリギリのバランスを取り続ける」っていうのが創作で、それを誰かが繋いでいってはくれまいかという老爺の…背中……

・初っ端か
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.5

・キュートなブラックユーモア

・一般家庭と真逆の躾ネタでいちいち笑っちゃう

・墓掘り大会参加したくなってきた

・けむくじゃらが異常に可愛い

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.6

・かわいい映画だ〜

・実写世界とストップモーションの組み合わせが良い味、自然の音が印象的

・歌声が綺麗

・寝不足で見に行ったら日常場面の記憶があんまりない…見直したい…

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

・期待値がそんな高くなかっただけに「おっ、そういう展開でくるのか」ってびっくりが嬉しかった

・1作目をそのままなぞると見せかけて捻りを加えながらもやっぱり大筋はなぞってくる構成

・母ちゃんの帰宅即
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イルマ・ヴェップ(1996年製作の映画)

3.8

・映画撮影の裏側でひたすら揉めてる映画

・パス回しのように画面内の主題がどんどん移り変わってくような長いカットが印象的だった

・その長いシーンの後に場面が変わって急に音楽が流れ出すとテンションがき
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・すごかったな…冒頭から終盤まで徹底した手数、圧倒的…

・オスカーフィッシンガー、ノーマンマクラレン、ファンタジア的な始まり方をするのも「アニメーションの系譜の最先端」を目指す気概が伝わる

・シー
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.9

・面白かった!!!

・シンプルなストーリーではあるけど、それのお陰で「絶対来るぞ…」とか「あ“ーーほら言ったじゃん!!!」的な楽しさが詰まってる

・ミーガンが殺意マシマシなほどブチ上がる音楽と構図
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

・DC数えるほどしか追ってないけど評判を聞いて見てきた、それこそバックトゥザフューチャーと同じような「よく出来てるな〜」が味わえて楽しかった

・新人に力の使い方を教える物語の構成のおかげで何も知らな
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.8

・ルックがとっても良い!コララインとワイビーが魅力的で、それだけでかなり満足感

・灰色の庭の中で1人明るい色のコララインが映える、全体通して色彩がわかりやすく世界と感情を説明してる

・「ここに行っ
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

・重要な箇所でちゃんとアップデートが成されてる良いリメイク版だったと思う!

・絶対入れて欲しかった「アリエルが自分自身で勝つ」って要素がちゃんと入ってて、しかもそれが操舵輪の伏線の気持ちよさも噛み合
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カラフル(2010年製作の映画)

3.8

・なんとなく避けてきたんだけど今更原作を読んだのでこっちも見た、それぞれ良さがある!

・なんか清澄白河・等々力・二子玉川の知ってる場所ばっかどんどん出て来るし、なんなら歴史解説も面白いし、東横インは
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リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

3.4

・2023版を見に行くためにまずこっちを見た

・アリエルおてんばで溌剌としててすごい魅力的なキャラだ

・1989年にこの映像ってすごいな…と思ったけど、もはやディズニーの手書きアニメーションには単
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