碧さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

碧

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声/姿なき犯罪者(2021年製作の映画)

3.5

壮大すぎた振り込め詐欺のお話。

そして初ピョン・ヨハン…と思ったけど、どうやら藤原竜也の映画に出ていたようで。
観てるけど当時は知る由もなく。

笑顔と素顔のギャップが大きいところは、ほんのちょっと
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.5

ファン・ジョンミンが大盛り!
つい『哭声』の祈祷師を思い出してしまう。

ジャケ写は何回も目にしてたのに、あれがファン・ジョンミンだということに今日まで気付いてなかった自分に逆にビックリ。

凄く観た
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

気になってた作品をやっと。

天使なアッパと娘の愛の物語。

いつもの私なら、このタイプの作品には元々緩すぎる涙腺を早々に刺激され、結果満点スコアにおさまる感じなのだけど。

なんだろう。
シリアスと
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THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション(2014年製作の映画)

3.5

アクション&クライムというよりヒューマンかなり強めだった印象。

久々のジョン・トラボルタに惹かれ本作を選んでしまったけど、息子ウィル役のタイ・シェリダンの鋭い目つきがトラボルタそっくりで本当の親子に
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.5

遅ればせながら、やっと鑑賞。

いやー、さすが韓国のゾンビはキレが違う。
しかもゾンビ×密室とか、そんな発想が出来る韓国のエンタメをますます尊敬してしまう。

6年前でも20代なのに自然に高校生に見え
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波紋(2023年製作の映画)

4.0

筒井真理子を堪能する2時間。

「こういう作品」と簡単に言えないけど、筒井真理子が好きなら楽しめる。

起こる出来事の表面がメインではなく、その裏で生まれる黒い感情のリアルさが重要。
共感出来るとこ多
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.5

新作のための⑥

もう何か言葉がない。
ないと言うか、不要。
凄い。
凄すぎた。

ベンジー、ルーサー、長官、そしてイルサ。
(ブラントはなぜ居ない?)
全員、レベル100というか。
IMFに愛おしさ
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.0

新作のための⑤

全くもって私個人の感覚だけど、1の次に「らしい」作品のような気がした。
オープニングもカッコいい。
そして大好きベンジーが大活躍。

レベッカ・ファーガソンが美しすぎて見惚れる。
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エターナル(2016年製作の映画)

3.5

イ・ビョンホン、こういう地味な役柄もするんだなと意外な目で観ていたら、違う意味で意外な着地。

徐々に不自然な部分が目立ち始め、中盤で気付いてしまった。

ありがちというか、ちょっと古いかなという展開
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.0

新作のための④

前作に比べたら圧倒的にアクションシーン少なめだったけど、代わりに戦術の巧妙さと面白さで魅せたような印象。

序盤のCG造るアイテムとか、
走りながらの網膜認証とか、
瞬き2回でコピー
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

4.0

新作のための復習③

M:I、このエピソードは大好き。

あの始まり方から、もう好み。
まだ序盤だとか思えないアクションシーンの容赦の無さも。
なんたって敵がフィリップ・シーモア・ホフマン!
ビクとも
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

韓国という国の歴史を殆ど知らない私でも惹き付けられざるを得なかった本作。

ビギナーな私でもわかるキャストがどんどん出てくる。
キム・ユンソク、ダントツに悪い。

激動の1987年。
とんでもない。
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.5

とても久々に【完】で終わる映画を観た。

正直観に行く気はなかったのだけど、別の作品の時に流れた予告を観て「佐藤浩市親子共演なんだ!」と気になってしまい。

その浩市氏いわく「見たようで全く見たことの
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.5

新作のための復習②

今観直すからだろうけど『2』は何となくありがちな話の流れ。
でもアンソニー・ホプキンスは覚えてなかった…

恋愛が絡んでるからそう見えるのかロン毛だからそう見えるのか、トム・クル
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.0

新作のための復習①

当たり前だけどみんな若い!
クレアの美しさとか、もはや異常。

序盤、エミリオ・エステベスがどうなるか記憶が高速で蘇って1人で緊張…

あまりに久々すぎてジャン・レノ出てたっけ?
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.5

『因と縁』というだけあって第一章よりド冥界というか。
ストーリーも映像も、激しさと哀しさがせめぎ合っていた。

ソンジュ神ことマ・ドンソクを中心に進む第二章。
彼によって使者たちの千年前の事実が明らか
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.5

観るなら2作品一気に、と思っていてやっと。

ハ・ジョンウとチュ・ジフンがメインという面では私的に満点。
使者の衣裳も振舞いも似合いすぎカッコ良すぎで、ずっと顔が緩みっぱなしの私得。

個人的に韓国っ
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ファイ 悪魔に育てられた少年(2013年製作の映画)

4.0

泣けた韓国ノワール。

狼に育てられた少年、的な。
オープニングからぐいぐい惹き付けられた。
かなり好きなやつ。

ヨ・ジング、たぶん初見だけど上手すぎて溜め息もの。
後半、獣のような目つきに変わると
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冬の小鳥(2009年製作の映画)

4.0

『アジョシ』よりも前のキム・セロン。
本作が映画初出演とか信じられない天才レベル。

9歳のジニ。
ある日、父親によそいきの服を着せられ連れて来られた場所は養護施設。

その辺で、それまで微妙に画角か
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

個人的に久々のケイト・ブランシェット。

ケイト・ブランシェットと言えば私的には「狂気」の代名詞なので勝手にそっち寄りで期待して足を運んだ。

本作、彼女へあて書きされた脚本だそう。

いわゆる、観る
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

4.0

美しすぎた。
でも、それ以上に痛すぎた。
だから感動作なんて言葉で片付けてはいけないと。

あらすじを読んだとて、あの
ジャケ写では女の子にしか見えず。

家族も周りの人間もララのセクシャリティを理解
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あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

3.5

画もストーリーもとても美しい作品。

カンボジアでボランティアとして働いていた医師、キム・ユンソク演じるスヒョン。
赤ん坊の治療をしたお礼に現地の老人から願いが叶うという10錠の薬をもらう。
それを飲
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.5

『オアシス』を観る前にこちらを。

序盤から何?何?という感じだったけど時系列を遡るパターンだとわかってからは見せ方の丁寧さに気付き、いつしか主人公ヨンホに興味が湧いていた。

ソル・ギョング、当たり
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.5

初キム・ギドク作品。

始まると同時に世界観に引き込まれる感じ。
良い意味で強引な感じ。
『息もできない』を思い出した。

最近立て続けに浴びていたチョ・ミンス。
本作10年も前の彼女なのに、美貌とあ
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

【6/7(水)再鑑賞】

やはり私の場合、二度目の方が本作の質への理解がかなり深まったのでスコア4.0から4.5に変更。

母親らしく、
先生らしく、
男らしく、

なんと無神経な言葉たち。
気付かせ
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.5

役所さんの受賞での発言がきっかけで、ずっと気になっていた本作をやっと。
1988年に日本で実際にあった子供置き去り事件がベース。

『誰も知らない』というより
『誰も(助ける術を)知らない(ふり)』
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ソウォン 願い(2013年製作の映画)

4.5

2008年に韓国で実際に起こったナヨン事件が軸になっている本作。
当時8歳の女の子の身に起こった、とてつもない悲劇。
Wikipediaで『ナヨン事件』を検索すると、その字面を見るだけでも耐え難い記述
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

凄い倍率のなか主役を勝ち抜いただけあり、前作のキム・ダミに引けを取らない好演だったシン・シア。
笑みを浮かべ殺めるキム・ダミに比べ、ただ機嫌が悪そうなその辺にいる女の子の表情で事に至るのが実に魅力的だ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.5

ワンシチュエーションサスペンスという一言では簡単に表現出来ない、とてもクレバーな作品。

訳あって一線から退き緊急ダイヤルのオペレーターとして勤務するアスガーという男のもとに 、誘拐されたという女から
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依頼人(2011年製作の映画)

3.5

ハ・ジョンウ見たさで選んだ作品だったのに、観始めて数分でチャン・ヒョクの無機質な眼差しの虜になってしまった。

個人的には、凝った面白い作品だったと思う。
私の大好物、どんでん返しモノ。

サイコパス
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

まず言いたいのは、綾野剛の久々のヤバさが好きすぎて感動レベル。

麻薬じゃなくヤクザだったり土葬じゃなく火葬だったり日本人に合うように仕上げられていて、リメイクというより日本版という言葉の方がしっくり
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望み(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。
当時、劇場で観そびれた本作。

息子は、兄は、
「せめて加害者の方でありますように」
「せめて被害者の方でありますように」

二つの【望み】の狭間で翻弄される両親と妹4人家族のヒリヒリした
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

4.0

『トガニ』同様、観ることそのものが拷問レベルの実話ベース。
(個人的にはトガニの方が酷)

2013年に起きた『漆谷継母児童虐待死亡事件』がモデルとなっている本作。

凄まじい幼児虐待の描写だけでもキ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.0

新作のために観たが、めちゃくちゃ好きなやつだった。
ノワールにアクションに血飛沫にどんでん返し。
好きな要素ばかり。
バランスが素晴らしい。

そして圧倒されたのはキム・ダミの上手さ。
演じ分けのギャ
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

4.5

配信を待とうかと一瞬思ったけど、やはり喜多見チーフとERカーT01はスクリーンサイズで観なければと思い直し。

始まり、タイトルが出るまでの数分で既に心拍数上げられ観に来て良かったと実感。

このTO
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哀しき獣(2010年製作の映画)

3.5

キム・ユンソクとハ・ジョンウ見たさ。

入り組んだ闇と濃すぎる登場人物のおかげで途中から色々見失ってしまったけれど、二人の本物感を感じる事だけで十分満足出来た。

キム・ユンソクに手斧を持たせたら最強
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