ゆりなさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.6

えっ、乗っけから明るいじゃん!なんとなくゴダールだから暗い映画と思っていたら……コメディなのね。流れる音楽もテンポも早い。
チャップリンの映画かと思っちゃった。同じテーマ曲がずっと流れる。

常に「逃
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ: 手彫りの映画、その舞台裏(2022年製作の映画)

3.8

改めて映像美しいな〜。
どの作品でも、テーマカラーがあるかのように、キャラクターや画面が細かくても崩壊せず、きちんと調和が取れているところが、ギレルモ・デル・トロ。

本編だけ観ていて、久しぶりにアカ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

これはもう単に相性の問題で、私がマルチバースの世界観と、母娘の話が刺さらないだけ。

そもそも「あのときあぁしていれば」のタラレバが苦手で。マルチバースの作品の良さは、「タラレバであっても、現世を後悔
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.7

塹壕戦が戦争映画の中でも一番辛いけれど、新しい「西武戦線異常なし」は冒頭から目も当てられないくらいエグい。
監督、ホラー映画出身じゃないよね?と疑ってしまうほど。

今回の映画は主人公から全然カメラが
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.7

おっさん同士の喧嘩が内戦に発展する話。
最初は本土で内戦してるんだけど、段々それどころじゃなく、こっちが内戦じゃんね。
そして、ロバが可愛い。

これ解説なくして全く分からない映画で、町山智浩の推測だ
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.6

全体的にディズニー映画並みに曲がどれもいい!

エマ役のジョー・エルマン・ペルマンちゃん、声綺麗で歌上手いのに!他の出演作ないのかーい。
恋人役にアリアナ・デボーズが出ていて、そりゃ上手いに決まってる
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.8

待ってました。原作の大ファン、今泉力哉ってことで本当に楽しみにしてた。

ちひろさん役は絶対、壇蜜だろ!!って思っていたけれど、有村架純くらいの年齢が妥当なのかも。ただ可愛すぎる。

漫画でお馴染みの
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13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

3.5

「恋とキャリアの30歳。人生で一番輝く年」

2004年の映画なのだけど、のっけから可愛い!ちょっとレトロなところが尚更可愛い!
どうしてこんな可愛い映画だって、誰も教えてくれなかったの?(笑)
オー
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もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

3.9

仕事より家族。(本作観るとマジで沁みる)

DIZさんがずっと前からおすすめしている一本。
2006年の映画を久々に観たら、ガザガザの質感でなんだか懐かしかった。2010年越すと一気に綺麗になるのだけ
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.7

毎日をきちんと、大切に、生きたくなる。

昔から、もうこれ泣くよ泣くよと。評価高い映画、いつ観ても面白いだろうと思い後回しにする癖があるのですが、今年は泣ける映画だとかバシバシ刺激を受けていきたい。
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

4.0

「ドアを一歩出れば旅である。そう思うと、旅と言うのは暮らしによってできているなぁと分かる。
遠かろうと近かろうと、旅であるか否かに関係はない。歩いて、見て、聞き、感じ。出会い、観察するという意識を常に
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

「そばかす」に続き、年の瀬に観て、これまた最高だった。
余計な音楽がない、ただただシンプルで、荒川の下町と冬の寒さがスクリーンに降り注ぐ、音のない映画。

公開日が近かったこともあり「そばかす」とよく
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LiSA Another Great Day(2022年製作の映画)

3.9

「子どもの頃から本当に色々なものを無くしてきた。気がついて後ろを振り返ると、残っていたのは音楽だけだった。
だからもう無くさないように無くさないように頑張って幸せを掴もうとしてきた。」

デビュー時か
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キャンプ・ロック(2008年製作の映画)

3.8

冒頭から自信満々で笑顔でバンドの夢を追いかけてるミッチー(デミ・ロヴァート)がキラキラしてて可愛い!
アヴリル・ラヴィーンを思い出した。とゆうか我々含め、この世代は確実に影響受けましたよね。あと、To
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.8

一言でまとめると、まさかの「ラ・ラ・ランド」の主演二人が出ている意外な話。

評判の高かった一味違うラブコメ。妻に離婚を切り出された主人公が、バーに毎日いるプレイボーイ・ジェイコブ(ライアン・ゴズリン
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

いつも通りの私の長々とした感想いる?いや、いらないでしょ!

普段、映画観る人も観ない人も、映画館で体感して、一緒に試合を楽しんで、漫画で手に汗握った山王戦をもう一度感じてほしい。
この作品が映画館で
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.6

映像、きれいすぎですから。

King Gnuの「一途」は死ぬほど聴きました、去年。King Gnuの中でも1,2を争うほど好き。「逆夢」はタイトルからいいよね。
劇場で観ようと思っていたのだけど、意
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.7

今泉作品史上一番分からなかった。いつか分かる日が来るのだろうか。
これは町山智浩の「映画その他ムダ話」で解説欲しかった!

1分映画批評にて、『「好きってなんだろう監督」の新境地』とあり。
確かに「愛
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.7

ロンドンのクリスマスショップ、ディズニーランドの3倍可愛か〜〜!
雰囲気だけでも楽しめる、コメディ映画。

主人公が上手く行ってなくて、ロマンチックじゃなくて、どちらかと言えばクリスマスくそ食らえ!な
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そばかす(2022年製作の映画)

5.0

今年のベスト1、これまで観た邦画の中で文句なしのNo.1です。

まず全てがよかった。終始クスクス笑えて、私たちの生活覗かれてる?っていう、ビデオを見ているようなテンポ。でも人生ってその連続じゃん。
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.8

これ2000年くらいから構想なかったっけ?最早昔、ギレルモ・デル・トロ、ディズニーで出してなかったっけ?って思ったら、やっぱり何度も頓挫したやつらしいw
そしてディズニーな訳はないですよね。Netfl
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サウンド・オブ・007(2022年製作の映画)

3.7

ビリー・アイリッシュ好きとしてはたまらない。最高。

ドキュメンタリーだけど歴代作品と音楽がスタイリッシュ、かつおしゃれに撮られている。
いつ撮影されたか分からないけれど、普通にフレッシュなダニエル・
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ラブ・ハード(2021年製作の映画)

3.6

絵に描いたような美人なのに、恋が上手くいかない記事がウケてるライターの主人公がマッチングアプリを使ったら、相手が成りすましだった話。
さぁ、どうする!?ここまではありそうなコメディ映画。

ただ成りす
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.4

私、絶妙に1990年代のおしゃれ漫画が合わないんですよ。

合わないというか、ついていけない。ついていけない自分は損。
バイトにフリーター、タバコ、バンドマン、彼氏と同棲、田舎からの上京。
そこには絶
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undo(1994年製作の映画)

3.5

この1994年の雰囲気が本当に江國香織、岩井俊二、トヨエツの時代って感じがして、勝手に1990年代前半の象徴だと思っている。

2000年って一気にギャルやハッピーな雰囲気が増えるんだけど、その前段、
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mellow(2020年製作の映画)

3.7

思った。今泉作品って、あらすじだけ読むと、江國香織みたいだなと。だから好きなのかも。
田中圭のおしゃれ花屋?モテないわけないだろ。ってゆうかお花屋さんってだけでかっこよく見えちゃうわ。

若い女の子と
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アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)

3.7

最新作「バルド」を観たので。
全編メキシコ撮影は今のところ、本作と最新作だけ。

イニャリトゥ監督のデビュー作で東京国際映画祭の当時のグランプリ。
ガエル・ガルシア・ベルナルの初主演でもあるし、発掘し
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サーカス(1928年製作の映画)

4.0

映画館での映画体験含めて、この点にさせてください。
サブスクにちょこちょこあるチャップリンですが、これはないんだよねぇ……!

コメディの最高峰とのことですが、ラストで泣いたのは、映画館で私だけですか
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一日の行楽(1919年製作の映画)

3.6

「サーカス」の同時上映にて。
休日の家族サービスこと、一家で遊覧船に乗り、車で帰る。(そういえば食事するシーンはなかったね)

コロナ禍で当たり前に人混みは無理なので、ディズニーランドのジャングル・ク
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バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

3.8

待ちに待ったイニャリトゥの最新作。こんなに話題にならないこと、ある?

フェリーニの「8 2/1」だと思ったけれど、東京国際映画祭のインタビューより「本作を自分のバイオグラフィーにされると困る」とのこ
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.8

サンドラ・ブロックの声と話し方ってセクシーで知的なんだな。「女が好きそうな強めの女」がいっぱい出てくる、最高!

若くて可愛い女がチャラチャラ出てくるんじゃなくて、驚きのアラフィフのサンドラ・ブロック
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ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.7

全体的な雰囲気としてはシックで華やか過ぎず落ち着いた映画。

この時代の他の映画とは違って、主人公のココが嬉しい瞬間は華やかなパーティーでも刺激的な恋でもなく、シックなワンピースで初めて見る海を歩くと
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エルマーのぼうけん(2022年製作の映画)

3.3

配信たのしみにしていた!
ベタ塗りのカラーがメアリー・ブレアのイラストを見ているみたい。

うちに原作本があって、昔は当たり前みたいに兄しか本を買ってもらえなくて(わたしはお下がり)探せば全作、家にあ
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フォーリング・フォー・クリスマス(2022年製作の映画)

3.6

ハロウィンが終わるとクリスマス〜!

寒いのと日本のカップルの感じのクリスマスは苦手だけど、海外のクリスマス映画は大好き!
飾り付けのロマンチックさとプラスバンドの音楽のダイナミックさが好き。
そもそ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

他の方の感想に「感想にするのが難しい」と書かれていて、まさにこれだと思いました。参考のために、自分の「君の名は。」の感想見に行ったら数行しかなかった。正気か?

上映回数が多いことで配給問題叩かれてお
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ガールフッド(2014年製作の映画)

3.7

セリーヌ・シアマの女性性って「水色」でいいな。女の子=ピンク色で表現されがちで、私はピンクが苦手だから、余計青色に惹かれてしまう。

今までの作品と経路がちょっと違って、音楽がある!
説明もなく急に物
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