プリオさんの映画レビュー・感想・評価 - 33ページ目

プリオ

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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

5.0

創作の仕事をしている方は、必見の神映画だ。

映画制作を軸としながら、主人公の自己実現を描いている。

でも、映画オタクじゃない人も楽しめると思う。夢を追いかける人、現実に悩んでいる人は、騙されたと思
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アザーズ(2001年製作の映画)

4.0

ニコールキッドマン声高い!
オージーイングリッシュ可愛い!

9割屋敷のワンシチュエーションものだが、不気味でオシャレな音楽と映像なのでギリ退屈しない。怖いシーンをいいタイミングで入れてくるホラーの手
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

「いい違和感」とか、「いい気持ち悪さ」を持つ映画がある。 

今作は、その度を超す映画だ。作品から異様な雰囲気が溢れ返ってて、気分が悪くなる程だ。正直、久々にホラー映画を見たせいもあるが、見たのを後悔
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パラサイト(1998年製作の映画)

3.5

アメリカの学校生活の感じがたまらない。
映像の荒さもちょうどいい。

「スパイキッズ」「シンシティ」「アリータ」のロバートロドリゲス監督。
このときから、アクションを撮るのが上手い。  
寄生獣、エイ
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パレード(2010年製作の映画)

5.0

強い衝撃を受ける。そして、とても変な映画だ。原作も変。一人称で五視点で描かれるスタイルは、ほとんどない。 

突然、とてつもない展開を見せられ、強烈な余韻を残してくる。万人受けはしないだろうが、僕はと
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エイリアン2(1986年製作の映画)

5.0

ジェームズキャメロンだから、最初から期待していた。そして、期待に応えてくれる。所々、ターミネーター2を感じさせる。それにしても、この時代の映画は好きだなと改めて思った。

これぞ映画の面白さがつまった
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

まず、アニャテイラージョイが可愛い。彼女が出演する映画を見ようと思ってしまう。追っかけている女優の一人だ。  

ナイトシャラマン監督の「スピリット」で既に輝きを放っていたが、今やどんどん綺麗になり、
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マトリックス(1999年製作の映画)

5.0

間違いなく映画史に残る革命的傑作。これから百年経っても色褪せないだろう。

このクオリティが1999年に作られたというのだから言葉もない。映像、内容が、時代を超越している。映像技術は上がっているものと
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ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

「僕の人生は悲劇ではなく喜劇さ」

アーサーが堕ちていく姿は、痛々しいが美しくもある。 

客観的に見れば悲劇そのものだが、自分で生き方は決められる。善悪、良し悪しなんてものは各々で違うし、個人で変え
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羅生門(1950年製作の映画)

4.5

真顔から狂気的な笑顔、恐ろしい蔑みの目、女の豹変具合。顔芸が、すごいのだ。

1950年の映画に関わらず、今でも通用するカメラワーク、音楽、会話劇。いや、逆か。この映画が、黒澤明が、日本映画の基礎であ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

5.0

○静かな野獣のような映画だ。

そのあまりの完成度と不気味さにやられる。

なんとなく不気味で気持ち悪い感じだから、蓋をして見ない人もいるだろう。だが、それは黒人奴隷、インディアン殲滅させてきた西洋的
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

4.5

テーマ、編集、音楽、キャストの演技レベルは総じて高い。個人的には、刺さりまくりの映画だったが、主人公に感情移入できない人も一定数いる気がした。

マイノリティだった男女がマイノリティのままでいるのか、
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雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

4.0

映画というより、どこか詩を読んでるみたいな感覚になる。「君の名は」から新海監督にハマったが、さらに過去作を見ていくと、伝えたいメッセージや趣向がわかってくるのが面白い。 

新海監督は「女々しい」とも
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

5.0

全日本人必見の名作! 

「パラサイト」的な下層から上層への怒りではなく、フラットな視点で淡々と階層の違う人々を描いていく。階層の違いからくる、噛み合わない会話、違和感などがクスッと笑えたり、考えさせ
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

3.5

子供向けと思わせて、重めで難解な「死」をテーマにした映画だ。キャラの心情、セリフの意味や世界観の理解に苦しむ。だが、その分考察しがいがあるし、新海誠監督の違う一面を見ることができる。


○テーマ
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天気の子(2019年製作の映画)

5.0

アメリカでは「ジョーカー」、韓国では「パラサイト」、日本では「天気の子」が、偶然にも同じ時期に格差社会を描いた映画として全国で公開された。

「天気の子」は平たく言えば、「ジョーカー」に恋愛とファンタ
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君の名は。(2016年製作の映画)

5.0

東京に限らず、田舎もここまで美しく描く新海誠の感性に息を呑む。音楽、編集の力なのか、何度見てもある程度の感動は約束される名作アニメ映画である。

○ムスビとは?
つながること。神の技。時間。食事も。
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

5.0

「君の名は」、「天気の子」を超えた。

「君の名は」は時の距離。
「天気の子」は子供と大人の距離。
「すずめの戸締まり」は自分の闇との距離。

メタファー読みが止まらない。ミミズ、ダイジン、トビラ、イ
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怒り(2016年製作の映画)

5.0

当時、映画館で観てかなり衝撃を受けた。
一週間はその言葉にならない余韻に浸っていた。いや、引きずっていた。

李監督の中でも、一番好きな映画で、本も読んだ次第だ。タイトル通り、各々の怒りを描いていく。
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街の上で(2019年製作の映画)

5.0

邦画もまだ捨てたもんじゃない。新しい可能性を感じさせてくれる。「好き=いっしょにいて楽しい」ではないとか、恋愛について考えさせられる。


<よかった点>
○終始ゆるく、軽いノリの映画。それが妙に心地
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

理想のカップル像がここにある! 

恋と夢がテーマだ。

お互いを刺激して、夢を応援し合う。二人の恋か、それともそれぞれの夢か。ぶつかり合う二人がかっこいいし、思わず恋をしたくなる。
 
面白いのがお
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.5

 一見優男は実はめちゃくちゃ強くて、敵をぶっ倒すストーリーだ。

 ジョンウィックと似ている。違う点は、ジョンはペットを殺された復讐であるのに対して、マックは人生これからの女子の新しい人生のために戦う
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

5.0

いい映画は手が止まるなーと思わされた映画だった。

映画の中に引き込まれて、登場人物立ちに思いを馳せる。孤独を抱えている人たちの話だったので、僕にはすんなり入ってきた。

ただ、想像以上にハードで残酷
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

坂本裕二さんの本気をみた。脚本、会話、場面展開は一級品。ラブストーリー映画では、歴代ベスト3には食い込んでくる。そんなキャピキャピもしてないので、恋愛映画が苦手な人も楽しめると思う。 

有村架純の坂
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

5.0

アニャテイラージョイに絶賛ハマり中にみた映画だ。アニャちゃんの可愛さはもちろん際立っていたが、主役の女の子も良かった。

ダブルヒロインで物語が進んでいくスタイルが斬新。タイムリープモノは異性を助け出
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

<鑑賞前>
「この監督の映画は間違いない」という監督はいるだろうか。私には何人かいる。その中でも、最近注目しているのは、ジョーダンピール監督だ。まだ「ゲットアウト」、「アス」の2作品しか作っていない。
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

<鑑賞前> 
最近、村上春樹の本を読み始め、気になっていたので鑑賞した次第だ。しかし、村上春樹の映像化はあまりいい評判を聞かないので、そこまで期待はしていなかった。映画のパッケージ、「ドライブマイカー
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セブン(1995年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

本当に久々に見たら、全く違う映画に思えた。こんなに面白かったのか。。。

かなり前の映画だと思うが、全く色褪せない。むしろ、今の映画より新しさを感じた。これが時代を超越する名作の力なのだろうか。

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ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.0

エマワトソンの映画は「ハリーポッター」以外だと初めてだった。時折見せる表情にハーマイオニーを感じるが、うまいこと新入社員の役を演じていたと思う。今や、役者というより社会活動家のイメージが強いエマワトソ>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

5.0

姿を消した父を探したら、父の名前を語る男に会いました……

この入りで面白くないわけがない。
非常に不気味で、興味を引く。

オリジナリティある強烈なストーリー性はさることながら、キャスト陣の演技が素
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

4.0

5年生になったハリーたちは、復活した闇の魔法使いヴォルデモートとの対決に備えるために、動き始める。

映画の特徴としては、カット割を多くして、アップテンポなミュージックにのせて、テンポ良く話が進むとこ
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

5.0

4年生になった、ハリーは三大魔法学校大会に出場することになる。だが、その裏では闇の魔法使いが動いていた。

とにかく盛りだくさん。シリーズを通して見ても、こんなに詰め込んだものはない。すごいのが、まと
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

5.0

3年生になった、ハリーはシリウスブラックという殺人鬼が脱獄したことを知る。ホグワーツ魔法学校での生活が始まる中、シリウスブラックの影が忍び寄る。

主人公達はいきなり大きくなり、前作までの子供向けのフ
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

5.0

2作目で失敗するパターンはよくあるだが、1作目より映画としてのストーリー展開がうまいと思う。個人的に、1作目より好き。

2年生となったハリー。ホグワーツ魔法学校では、石にされる生徒が出る。一体、誰が
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

5.0

平凡な男の子が実は魔法使いで、最恐の魔法使いヴォルデモートから唯一生き残った男の子だった。魔法学校での新生活が始まる!歴史的超大作、記念すべき1作目!

主人公が実はすごい選ばれし者パターンの代表的映
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

ブラピ✖️レオ✖️タランティーノはもしや集大成キャストか!?

これは、みるしかないよな!

結論、ちょい眠くなった。。。

見る前に予備知識を入れた方がいいタイプの映画。すでに、時代背景とか事件内容
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