ゆうさくさんの映画レビュー・感想・評価

ゆうさく

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

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もはや巨大生物である必要を感じない画面構成になんだかなーとなっていたが最後の最後でそれなりに怪獣映画っぽい画面になっていたのでよかった。
人語を話さない生物をずーっと映すことでサイレント映画っぽくなっ
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彼女たちの舞台(1988年製作の映画)

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正しくコスチュームプレイな映画
チョーカッコいい服着た女性たちが画面内をめっちゃ動き回ってくれるので、発狂寸前で長いし話はよくわからないし、前半アホみたいに寝たけど結果観てよかったとなる映画だった
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壮烈第七騎兵隊(1941年製作の映画)

4.0

面白かった
大作感が凄い画面ながら決して話運びは鈍重にならないどころか有り得ないぐらい爆速なのが素晴らしい
いちごブロンド同様キスシーンがどれも美しい
あとヒロインの父親に見つからないように潜入するシ
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白雪姫(1937年製作の映画)

4.0

序盤の森に迷い込むシーンや、リンゴを食べるシーン、女王の死亡シーンなどホラー描写のガチっぷりに震える。
特に女王が崖から落ちてハゲタカが後を追う一連の凄みったらない。無音になり画面が歪むあの悍ましい画
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いちごブロンド(1941年製作の映画)

5.0

初ウォルシュ、なんという傑作!!!
バキバキの高画質。キスシーンがどれも美しい!
寄りから引いていくカメラワークが全て流麗で素晴らしい…
出色はやはり獄中での点描。ここの怒涛の時間経過描写の迫力は凄す
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スペースバンパイア(1985年製作の映画)

5.0

凄すぎる…
火の海と化すロンドンには本当に催眠効果があるんじゃないかと思ってしまう恍惚の画面。あのバスの炎上を見よ!!

体乗っ取りの面白さはヒドゥンでありショッカーであり……

フーパーの映画は誰か
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

4.5

比喩の使い方が優しいかつ易しく、映像効果の可視化が楽しい。
水族館のシーン、主人公は2カットで境界を超えて見せるし、幾度も挿入される飛行機雲は絵だからこそできる関係の変化の積み重ね方だ。
出色はやはり
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パワーパフ ガールズ ムービー(2002年製作の映画)

4.0

傑作
猿に街を支配されているところをいよいよ目撃してしまうまでの尋常ならざるクロスカッティングの速度と迫力

辛い出来事がしっかりと辛いこととして提示される感動がある
いったいどこまで行ってしまうのか
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クラメルカガリ(2024年製作の映画)

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クラユカバと比べてかなり控えめというか職人的に作っている印象
撮影の塩梅もちょうど良く、安心して見れる画面にはなっているからこそ、クラユカバの方が好みではあった
キャラが多いが故に捌ききれていない印象
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クラユカバ(2023年製作の映画)

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通常の商業アニメでは中々お目にかかれないやりすぎな撮影処理が最高
活動写真の表現もいい感じに趣味に走っていて好き
ケレンだけを求めたような編集もこの短い尺なら好感触
60分尺ならここまで観客を疲れさせ
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リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

5.0

今まで観たジョンウェインで1番カッコよかった

全体としては割とまったり進行していくがここぞというところの緊張感がヤバい
冒頭の逮捕劇、酒場で頭上に潜む敵を撃ち殺すシーン、投げられる鉢植えと銃、クライ
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邪願霊(1988年製作の映画)

4.0

かなり面白い。ワンカット車爆破とMVのセットがぶっ壊れていく一連の景気の良さ。派手な怖さ=対象がクッキリ映る怖さと、じっとりとした怖さ=解像度がぶっ壊れて存在そのものが不安定になる怖さが同時に存在して>>続きを読む

クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)

4.5

対話、議論の映画のはずなのにめちゃくちゃアクション映画(移動の映画)になっていて凄い。面白い映画は大抵登場人物が早歩きの法則。
あと死ぬほど背中の映画でもある。大事な瞬間、カッコいい瞬間は全て人物の背
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私はゾンビと歩いた!(1943年製作の映画)

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まず奥さんの歩き方でこの世ならざる者だと感じさせてくれるのが良い

かなりの強風映画
いつ何時でも強い風が吹いていて怖い

死ぬほど暗闇の使い方が上手い。奥さんの治療に失敗した後、ヒロインである看護師
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スパイクス・ギャング(1974年製作の映画)

4.5

ようやく観れた
旅立ちの瞬間が当然良すぎてそれを律儀にリフレインしてくるラストにめちゃくちゃくらった…あれはズルいて……

仲間が眠る病院の前で見張る男を撃つ主人公の虚な姿が忘れられない。スパイクスと
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海辺のオクトパス(2019年製作の映画)

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ドン引きしている子供の顔でシメるのが良い
軽やかで天気が良い

お早よう(1959年製作の映画)

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なんかめっちゃ怖い映画
押し売り野郎撃退おばあちゃんがすぐそばで悪口をめちゃくちゃ言われるくだりがあるがそこでおばあちゃんの背中から死ぬほど不穏な空気出ててヤバかった

突貫小僧(1929年製作の映画)

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いつの世にも変顔はあるのだなという謎の感動がある

恐怖分子(1986年製作の映画)

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思ってたより青臭くて良い
若々しい演出
要するにラルジャンってこと…?な、お話も嬉しい
恋愛時代と全く同じオフィスが出てきた気がするのだが気のせい?
ラストカット大賞殿堂入り作品

ライド・ロンサム(1959年製作の映画)

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70分ちょいの中で盛りだくさんな内容なのでとてもお得な作品。
マジで一瞬でみんな死ぬんじゃないかと思う緊張感。
だだっ広いからこそ閉塞感のある荒野の逃げ場のなさに震える!!!

電車男(2005年製作の映画)

4.5

前半めっちゃスプリットスクリーンの映画で楽しいなーとなってたらクライマックスの告白のくだりが長いしシャバく見えてなんだかなーとなったけどラストの定期拾うところがはちゃめちゃにオシャレ過ぎて震えたので大>>続きを読む

ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)

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アンゲロプロスの中でも特に長回しに気合が入っている…
それと同時にカットが切り替わるタイミングが凄い。
列車に並走する女が車内に乗り込んでくる時のカット割が美しい。

ラスティ・メン/死のロデオ(1952年製作の映画)

5.0

凄かった…
何かを渇望する者たちの描き方が凄い。欲した結果どんな行動に移るのか?その一つ一つが驚きと感動に満ちている。
ニコラスレイのベストです。DVD買って良かった…

キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

4.5

イカれたアクションがこれでもかと連べ打ちされる。最高に楽しいのと同時にゾッとする。マジで死ぬやん…
アクション以外にも映画技法で遊び尽くしている。映画内に入り込んでからしばらく繰り返される、アクション
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キートンのハイ・サイン(1921年製作の映画)

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後半の怒涛のカラクリ屋敷アクションが凄い。そしてその撮り方がスーパーマリオっぽい

ヒーローショー(2010年製作の映画)

4.5

呪術廻戦の髙羽史彦のビジュアルは笑う犬の原田泰造が元ネタらしいが、絶対このヒーローショーの福徳も参考にしていると思う

誰も彼もが疲れ果ててる映画なのが良い

驟雨(1956年製作の映画)

4.5

観た中では圧倒的に成瀬のベスト
夫婦という関係のリアルではなくリアリティがある。そう思わせてくれる会話に見せかけたアクションの応酬。それが最後の紙風船に集約される。
画面の奥行きと境界線の作り方が凄い
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抱きしめたい(1978年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白い
これがデビュー作って本当に凄い
色んなものが壊れまくり誰も彼もが転びまくる

ビートルズの部屋に潜入成功した子(ジャケットだと真ん中の子)のライブ中のリアクションが良い。ただただ神
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ホワイト・ドッグ(1981年製作の映画)

4.5

超絶面白いです
犬怖い
赤い風船を膨らませる黒人の少年とゴミを漁るホワイトドッグを一つの画面に捉えたショットにめちゃくちゃドキドキした。
長回しが主体の映画では無いがマジでここぞという時にワンカットの
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香も高きケンタッキー(1925年製作の映画)

4.5

豊かな時間だった
笑える場面が多く完全無音上映ながら緊張感がなくリラックスして観れた
体験として楽しい、そんな作品
驚きに満ちた馬のアクション!馬も人もみんな素晴らしいキャラクターだった
母から娘へ受
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