imi_yskさんの映画レビュー・感想・評価

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天使の分け前(2012年製作の映画)

3.9

これはスコッチ飲みたくなる映画だった。てか帰り道に買った(笑)すごくいい話なんだけど、よくよく考えれば結局あんた更正したと見せかけて窃盗犯やん!な話。

サイコ(1960年製作の映画)

5.0

ヒッチコック「サイコ」ブルーレイで。新作を観てるかのような鮮明リマスター映像と5.1chにした音がまず凄かった。久々に観たけどシャワーシーンだけでなく全編怖い映画だったんだな、、 冒頭、大金を着服した>>続きを読む

リンカーン(2012年製作の映画)

2.2

冒頭でプライベートライアンばりの南北戦争激闘シーンが来るか⁈と一瞬思わせたが、憲法13条改正までの一ヶ月に絞った(お得意の逆光シーン満載、室内メインの)対話劇。

みな殺しの霊歌(1968年製作の映画)

4.1

加藤泰監督「みな殺しの霊歌」(1968年)DVDで。独特のローアングルたまらん。そして、ある少年を輪姦した五人の有閑マダムを次々と殺してゆく佐藤允も素晴らしい。

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.9

「アウトレイジ ビヨンド」ブルーレイで再見。それまでの北野作品にあった違和感のある間(それはそれで良いけど‥)がずたずた切られてて編集上手い。 殺害シーンも暗転の中銃声だけ響いて、次のカットで転がった>>続きを読む

瞼の母(1962年製作の映画)

3.3

加藤泰「瞼の母」DVD鑑賞。おっ母さん演じる小暮実千代良いね〜。脇役も浪花千栄子やら沢村貞子やら、やたら濃いい。

マダムと女房(1931年製作の映画)

4.5

「マダムと女房」渡辺篤のおとぼけキャラ最高。お隣のマダムに魅了される夫の様子を窓越しに見てしまった時に、握っていたかんざしを折り曲げてしまう女房(田中絹代)が可愛らしいけど恐ろしかった、、

愛よ人類と共にあれ 前篇 日本篇(1931年製作の映画)

3.5

島津保次郎「愛よ人類と共にあれ」、リア王を思わせる父と子ども四人の愛憎劇だが、終盤いきなりアメリカ西部を舞台にしたのほほんとした雰囲気になり呆気に取られた、、(リンカーンの肖像画が飾られた居間で黒人召>>続きを読む

非常線の女(1933年製作の映画)

5.0

小津安二郎によるギャング映画!冒頭、田中絹代が映し出されるまでの十数カットから物凄く引き込まれる。あとチンピラボクサーの姉さんを演じる水久保澄子がべっぴんだった。

黒い罠(1958年製作の映画)

5.0

全編にみなぎるテンションの高さ、ショットの完璧さが異様。画面内の人物の捌き方がダンスのよう。そしてディートリッヒの迫力!

夜の女たち(1948年製作の映画)

4.1

"男という男に病気移して復讐したるねん"と叫ぶ田中絹代演じるパン助たちの話。 戦後の焼け跡が舞台、セリフや暴力描写も直接的でロッセリーニのようだった。

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

2.7

この世は映画(あるいはカラックス自身?)のために存在している、と言わんばかりの妄想狂ぶりか素晴らしい。

フラワーズ・オブ・シャンハイ(1998年製作の映画)

3.0

全編屋内のワンシーンワンカットで浮遊し続けるカメラ、フェードアウト•インで統一されたカット変わり、様々な光源による仄かな照明と気だるーい音楽で作り出されるデカダンがたまらぬ。主演の高級遊女を演じた羽田>>続きを読む

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.1

マリオ•バーヴァ風のホラーを基調にしながら、過剰な映像演出と音楽等々、全編インチキで面白かった。

アルゴ(2012年製作の映画)

4.0

ラスト、畳み掛けるカットバックの嵐が凄い! 政治的にはこの作品は正しくないだとか言われているが、そんなことは関係なくエンターテイメント作品として楽しむ映画だ。

少年(1969年製作の映画)

4.0

歪んではいるけど意外にも正統の"ホームドラマ"である。ラスト、アンドロメダ星人に見たてた雪だるまを崩して行く少年の姿が感動的。

絞死刑(1968年製作の映画)

4.5

国家が自ら人を殺すことを自ら正しいとする死刑と戦争について。そしてRがR(朝鮮人)であることを認識できない死刑囚を通して炙り出される国家についての考察。"出口なし"の密室劇だけど、こんなにユーモラスな>>続きを読む

オズ はじまりの戦い(2013年製作の映画)

3.9

サム•ライミ監督の前々作「スパイダーマン」を越える長回しの飛行シーン •モノクロスタンダードから極彩色のシネスコに広がっていくときの高揚感。•ミシェル•ウィリアムズのエロ可愛いさ などなど良かった!

愛、アムール(2012年製作の映画)

3.4

一見暖かい眼差しの映画で、いつものハネケではない⁈と思わせるが、「老い」、しかもボケという生でも死でもない暴力を淡々と見せることで観客に避けられぬ不安を想起させていて、いつもながらの冷徹なハネケ節であ>>続きを読む

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.0

宣伝文句にある"衝撃の実話"な作品ではなく、淡々とビンラディンを仕留めるまでを描く。前半は女性CIA分析官マヤちゃんの腰抜け男どもを相手にした奮闘記、後半は米軍新兵器のステルスヘリ(かっちょいい!)に>>続きを読む

劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜(2009年製作の映画)

3.1

BDで鑑賞。ストーリーはめちゃどうでもいい感じだけど、極彩色の戦争シーンと、そのバックに流れ続ける鬼のように転調するアニソン(菅野よう子作曲)! 「クールジャパン」な映画だった。

斬る(1962年製作の映画)

3.6

キレッキレの演出。(音声劣化の影響もあるのだろうけど、)無音シーンが多いのも相まって、すごい緊張感だった。

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

2.5

デニス・ルヘイン原作、ボストンが舞台の児童誘拐事件もの、冒頭で木造のテラスが出てくるということでクリント•イーストウッドの「ミスティック•リバー」と色々被るが、(ベンが演ずればいいのに)色々と薄い印象>>続きを読む

フライト(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「失われた週末」と並ぶアル中映画の傑作! ゼメキスは相変わらず変な映画撮るなぁ。冒頭の旅客機墜落のスペクタクルが終わった後のデンゼル•ワシントンのダメダメ男っぷりが凄い。ラスト、公聴会当日朝のシーンは>>続きを読む

映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

3.2

バロック風のテーマ曲、ミルクをなかなか飲まない子猫、ジャクリーン•ビセットなどなど見所が多い。

クラウド アトラス(2012年製作の映画)

2.0

国や時代を越えて魂がクラウドされてるってこと⁈ 輪廻転生の話で予想通りの珍作。6つの時代の不寛容さを並列してるけど、脚本がうまいのかなんなのか混乱をきたすことがない。ハル•ベリーがユダヤ人になったり>>続きを読む

時をかける少女(1983年製作の映画)

2.7

大林宣彦「時をかける少女」BDで再見。なかなか変態な映画だ、、深町くん(=角川春樹の化身?)って未来からやって来た強姦魔ってことか⁈w あと上原謙と入江たか子も出てたんだー。

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.7

BDで再見(画質めちゃくちゃ綺麗)。最高のラブコメ。 追われて逃げ惑ってるはずのグラントが何時も嬉々としてるのが見ていて楽しい。そしてラスト、寝台個室で結ばれる二人を乗せた長い列車がトンネルに突入する>>続きを読む

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.4

ヌーヴェルヴァーグ! 加賀まりこ超可愛い。そして脚本、倉本聰なのがとても意外。

ザ・マスター(2012年製作の映画)

4.0

凄かりし。動物のように身体を動かしまくるホアキン•フェニックスと近年のコッポラ作品の撮影監督を務めるミハイ•マライメアによる鮮烈な画!(今時のハリウッドに珍しいビスタサイズ、ピンボケ効果多用)