途中で辞めた。間接的啓蒙作品。商業的に多数派向けに作られている。そして多数派の事は悪に押し上げているのでこの映画を見るような人は何か感じる事があるのかもしれない。たんに映像作品としては特に良いところは>>続きを読む
駆け出し感が否めないが誠実に映像表現を模索している事が分かる。
『Boy meets girl』を想起させるような詩的な表現の連続で、まだ言葉の世界と映像の世界が混ざり切らないような、演劇のようで書き>>続きを読む
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抵抗虚しく寝た。退屈で眠たくなる家事の反復を延々と見せられる。だからこそアケルマンは誠実な求道者だと思う。
説教がましく心を操作しようとしてこなかった。「お前なりに感じろよ?」と言わんばかりで、鑑賞者>>続きを読む
トイレデザインがカッコイイ以外はなんてことはない。そんな映画。
誰しもの人生に物語として紡げそうな今が溢れている。友だちと昼食、漏れた日が揺らめくような、心が揺らめく瞬間が溢れている。
岩井俊二してた。文脈音楽。君即ち音楽!
あぁ、キリエのうたを聞いて歩く東京の帰り道が、ひとりですき。
すずちゃんにとって良い経験になったんじゃないかな。顔で売れてしまった故のジレンマと戦いぬく、拓>>続きを読む
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細部まで精密に積み上げた世界の表層に触れた。解釈の余地があり過ぎて自身の世界観によって補填する形になる。
超越した次元が世界を作っている。その次元から「君の手でこの汚い世界をやり直してくれ」それに対>>続きを読む
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「野蛮なあいつらを愛すわけが無い。」その反対に「私の心はあなたのもの。」
海に落としたピアノに引きずられ自殺を図る。しかし何をするか分からない怖かった「自分の強い意志」が生を選んだ。
人間の矛盾と>>続きを読む
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構成は「カメ止め」と同じ。見えた事実が真実とは限らない事を教えてくれる。堀先生に対しまんまと腹を立てた事や、むぎのくんを疑った事、星川くんは実は本当にブタの脳みそだから独特な雰囲気なのか?と一瞬でも思>>続きを読む
音がせずナイフがスっと刺さって来るような、それ程に鋭く真っ直ぐな作品 。
主人公の女性のように、気さくで明るく場を取り持てるような器用さを身につけさせられた真に不器用な人間と、どのように関わればいい>>続きを読む
王道なテンポとストーリーとエンディングに恥ずかしさを独りで抱えてしまった。
個人的に考える事が好きでそれを促す映画も好きで、ただその疲れも感じている中で考えずただ幼年期に帰れる映画ではあったかなぁとも>>続きを読む
これを見て何か救いがある訳では無い。割と平坦に進むため脳に焼き付く名シーンがある訳では無い。ただ芸術や純粋な表現に対する愛が伝わる。
汚れた血やポンヌフの恋人などの空気感が好きな人にはたまらない。手>>続きを読む
「巣鴨子供置き去り事件」という実話を元にした作品。映画自体かなり余白が多く結局あれはなんだったの?といくつも思ってしまう。それは実際の事件を調べると分かる。映画を理解する為に事件の理解が必要という構図>>続きを読む
抒情詩を読む時に似た気持ちになった。
このじとっとした空気感。僕自身、養護施設で人生の大半を過ごしているため、故郷に対して本能的に美化されつつも帰りたさの葛藤や故郷を憂う気持ちがある。その気持ちを投>>続きを読む
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鬱映画として名前だけは知っていたが知人の激推しで鑑賞。
子を愛する母の強さを知る。しかしその愛は歪みがあったのかもしれない。
失明が遺伝すると分かっていながらジーンを産んだが理由は「抱きたい」から。>>続きを読む
映画終わりの静かな雑音と外に出て聞こえる夜の雑音が一直線上に感じられる。
それほどに、ただ誰かの日常の一部を神の目で覗いただけ。
装飾的な音楽や壮大な物語の無いリアルさがとても良い。
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悲劇的群像劇。過程を飛ばし結果を描くため気を抜くと置いてけぼりに。
「風吹けば桶屋が儲かる」の如く、よく振り返ると関連性が無いように思える物事が連なり悲劇に繋がっている事に気づく。
更に連鎖を遡れば>>続きを読む