バイクの音だったり、環境音ではなくあみこが聞いてる(感じている?)音だったり、生活音だったり、音がおもしろかった。好きな人は好きだろうけど、個人的にストーリーは全くささらなかった。
場所選びと音がすごく良かった。主人公が起きて設計士の女の子の後ろ姿を見るところ、タウン誌を作ってる女の人の独白ぽいシーンが特に好き
冒頭なかなかガビーが出てこないのが良い。彼女の部屋に行っても何枚も扉を開けなければ会えないのは、誰も本当のガビーを知らないことを表しているようだった
震災の描き方がこれで良いのか考えてしまう。『風の電話』にかなり影響を受けているように感じたが、全く質は違う映画
主演の影山裕子さんはとても素敵でした。
内容は物語を語るためだけに出てくる人々の集合体とおっさんの妄想という感じ。ただ撮ってるだけ、のべっとしたカメラは、もう少しどうにかなったのでは?と思った
みんな出自が不明。名前さえ出てこない。なのにGTOに乗ってくる人たちは大なり小なりバックグラウンドがわかる
全員が少しずつ噛み合わず、それが大きな過ちに繋がる感じが良い。ラストシーンが最高
徐々に関係性がわかってくる。他の作品でもそうだけど、些細な違いやアクシデントが大きな過ちに繋がる映画を撮る監督だなと思った
後半くらいで、おまえは(ゴダールは)傲慢な奴だったな…!!て思い出した。やっぱり面白いし好きだけど
喪失感の描き方が素晴らしい。一つ間違えばバラバラになってしまうようなシーンがつづくが、全く破綻しておらず、全て一本に繋がって終わる。とても美しくてとても悲しい映画だった
このレビューはネタバレを含みます
秘密を共有したあと、一緒にクレープを作るシーンの無邪気さがすごく良かった。あのシーンからはじめて2人は対等な関係になれたように思えた。それは母親が大人の姿でも変わらぬであろうと思える終わり方が好きだっ>>続きを読む
バカだなーて思いつつも見覚えのある人たちがいっぱい。映画館で大勢とクスクスしながら観るのに最高な映画
丁寧な演出とカメラークが怖さを倍増させていた。怖がらせるにしてもルールがあり、品の良いホラーだった。人種差別の根深い問題も感じ、ただのホラー映画はない。めちゃくちゃ怖く、中盤パニックだったけど…
高い位置から撮影しているカットが多く(監視カメラ的な)、親子が相互にしているように、観客も登場人物たちを監視しているかのような気持ちにさせる演出なのだろう。ただ、それがあまりうまくいっているようには感>>続きを読む