ユウさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

男子高校生の日常(2013年製作の映画)

3.4

序盤はよし!!

けど途中から、「あ、あれ? 男日ってこういう作品だったっけ?」となる。

展開的に映画と相性が悪いと監督や脚本家が判断したのだろうけど、賢明な判断とは言えない。

セトウツミ(2016年製作の映画)

4.1

ただただ雑談するだけという、最も挑戦的で、そしておそらく誰もが体験したことがある面白みを映画にした本作。

かなり面白い映画だったが、正直予告で流れる、「ポテト長過ぎへん?」以上に面白い会話はなかった
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佇むモンスター(2023年製作の映画)

1.0

「盗人にも三分の理あり」という言葉がある。そういったいわば犯罪者の道理にフォーカスした映画。
ホラーではなく、クライムムービーである。それもZ級の。
主人公の中年男性(設定上は20-30代とされるが)
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.8

バカリズム脚本ということに期待を寄せ過ぎた。
作りが丁寧な映画で伏線などもきちんとしていたが、期待してたのはそういう出来ではなくシンプルなコメディだった!

劇場版 BLOOD-C The Last Dark(2012年製作の映画)

2.2

名作と名高いBLOOD シリーズ3作目、BLOOD-Cの完結編。
名作シリーズの面汚し、つまりクソアニメと名高いBLOOD-C TVシリーズはこの映画を楽しむための前振り。

ただ、件のクソアニメを最
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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

5.0

勇者ヨシヒコでお馴染みの福田組が送るコメディサスペンスミステリー。

ずきんを速攻で取ったり、殺人事件の隠蔽を図ったり、明らかな被害者の一人を犯人に見せかけ冤罪逮捕を促したり、もうコイツ、赤ずきんでも
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不能犯(2018年製作の映画)

3.4

面白い映画だった。ある程度展開は予測出来つつも、充分楽しめた。
楽しめたが……、原作の魅力は映画一本では引き出しきれなかった。そもそも尺的に無理があるのだ。
無理矢理一本に落とし込もうとしたせいで、続
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

湿地の娘とあだ名される女性の物語。あえてジャンル分けするなら法廷ものか。

田舎のマイナスの側面、すなわち相互監視社会と排他性、交通の問題が大きく切り出されており、演出の功もあり全体を通して寂しげで、
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デトロイト・メタル・シティ(2008年製作の映画)

4.1

語るだけ野暮。
これだけ上質なクソコメディが出来る日本映画の未来は明るいな!!

地獄の花園(2021年製作の映画)

4.4

面白さって意味じゃもうね、花園っていうか大草原だね!!

そこにいた男(2020年製作の映画)

4.1

30分程度の超短尺映画。
開始5分でおおよそのストーリーに見当がつくが、そのおおよそから漏れる詳細が気になるような展開。
時間がない、けど何か観たい!!という時にちょうどいい映画。
その辺も込みで高評
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.8

いわゆるDon’t look up!!の映画である。

よくあるコメディ映画の展開である、掴みと中盤にコメディを多めに、終盤はシリアスで綺麗に終えるという作りではなく、その真逆。
開始直後は単なるSF
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ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚(1988年製作の映画)

1.9

昔の映画なので仕方ないが、正直だいぶチープ。

いわゆる検索してはいけない言葉である本作。
発禁になるほどのグロ映画と聞いていたので、気合を入れて観たのだが、かなりの肩透かしだった。
そして主人公が終
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

サマーウォーズの現代版というコンセプトを一側面に持ちながら世に出された本作。
全体的な映像美は技術に裏打ちされた進歩を迎えており、見応えあり。
ストーリー全体についても、勢いで解決されたサマーウォーズ
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カウントダウン(2019年製作の映画)

3.2

ファイナルデスティネーションのスマホアプリ版的な映画。

自身の余命を知れるアプリをインストールした人々が、アプリの規約違反を繰り返し、その寿命を縮めていく。その中で如何にそのアプリの呪いを解呪するか
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ファイナル・ジャッジメント(2020年製作の映画)

1.8

ストーリーの大枠は良し。
けれど、85分という短尺ですら時間を持て余している。

最後に種明かし型の構成だが、それで説明できない箇所が多すぎるのでサスペンスとしては納得感がない。
そしてホラーとしても
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.0

人狩り行こうぜ!という、なんかだいぶ聞いたことがあるフレーズがコピーの本作。

うっかり人肉ハムを売ったら大好評で、人肉ハムを調達し続けなければならなくなるという兎にも角にも不謹慎なコメディ映画。
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.7

中世末期を舞台とした、THE 雰囲気ホラーという感じの本作。
超自然な要素も多数登場するが、最も大きい脅威は主人公一家自体。
キリスト教の基礎知識がベースにないと、物語があまり入ってこない。
ただその
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ワイルドシングス(1998年製作の映画)

3.8

超スピードで展開される騙し合いサスペンス映画、ワイルドシングスシリーズの一作目。

展開の速さを売りにしたサスペンスは作りが粗くなりがちだが、本作はかなり丁寧に作られており、スタッフロールに至るまで目
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アムリタの饗宴(2023年製作の映画)

3.8

前作アラーニェの蟲籠の前日譚。

前作は全編を通して、映るものの何も信じられないというか、論理性を著しく欠いた映画であり、それが魅力であった。
対して本作はある程度明瞭さを持ったシナリオであり、きちん
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アラーニェの虫籠 リファイン版(2018年製作の映画)

4.1

ポスターの今敏賞ノミネートという煽りに恥じない、なんとも形容しがたい映画。

ずっと悪夢を観させられているような内容である。
にも関わらず、見応えがかなりあった。
序盤に、これは考えて観る映画じゃない
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.7

見える人と見えない人がいる落武者の幽霊に証言させる法廷モノ(?)。
コメディベースで良くも悪くも予告編通りな映画。

期待通りのコメディ具合と、西田敏行の時点でお察しなお涙頂戴演出。
ただ、このくだら
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サイレントラブ(2024年製作の映画)

3.5

あれあれ?
ラブストーリー見に来たのにクライムムービー見せられてるんだけど??

となる映画。
そして盲目と発話障害が序盤以外で効いていない。

けど、ジャンルは置いといて映画全体としては面白かった。

新機動戦記ガンダムW Endless Waltz -特別篇-(1998年製作の映画)

3.8

シュールギャグアニメとかなんとか茶化されてますけど、私は大好きです。
ただ映画単体としては詰め込みすぎと感じる。
三部構成にはなっているものの、劇場版尺が3本分というわけではなく、TV尺3本分である。
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

4.2

こ、これを実写と言うのかい??
という疑問こそあれ素晴らしい映画。
まさにライオンキング決定版だ。
最も好きなディズニー作品の一つだ。

ライオン・キング(1994年製作の映画)

2.8

小さい頃に初めて買ってもらった映画のVHSがこれだった。
当時は熱中した。

しかし、悲しいかな、大人になってジャングル大帝のパクリと知って、超ショックを受けた😢
そのせいで減点。

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.8

IKEA boyにおすすめされて観たIKEA boyの映画。

この映画は最後にどんでん返しがあるのだが、そのトリックには途中で気付きやすい。
にも関わらず、途中で気づいても最後まで充分楽しめる。
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

4.1

ガトリングを前に
「こ、降参でござるよ」
という三文芝居をする剣心が可愛い。

もう色々いいところはあるのだけど、枚挙にいとまがない。
とりあえず観よう!!

けど一つ、
旧TVアニメ版のガトリングの
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.1

期待されていなかった、というか待望を通り越して忘却の彼方だったガンダムSEEDの続編。

やっぱ平井久司キャラはいいな!戦ってヨシ負けてヨシだ!!

ただ、20年前の熱量を今更持ってこられても無理あり
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.2

主人公、エドワードの持つものは、その名と広すぎる虚城、そして刃で出来た指。

城の主であった発明家の老博士が造り上げたのが彼、エドワード。
だが、最も精緻で繊細な部位である手を完成させる前に、老博士は
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レインマン(1988年製作の映画)

4.4

効率的に涙腺を破壊する映画。

サヴァン症候群を扱ったフィクションは数多あるが、そういった作品はどうしてもサヴァン症候群にフォーカスするあまりストーリー自体に見応えがなかったり、逆にサヴァン症候群の優
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.6

「時間旅行ができるようになったらしい。……理論上は。」
これは本作で最初に登場する言葉。冒頭の牧歌的な映像に飽きてきた頃にようやく主人公夫婦の声が聞けるシーンである。そして、この会話は彼らが現在と未来
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アス(2019年製作の映画)

3.2

序盤のシーンで、幼い頃に誰もが抱くであろう得体の知れない心細さを、丁寧に描写しその共感をホラーの入り口として巧みに落とし込んだ本作。
少し見始めると夢中になってしまう映画だ。

だが、全体的な出来で言
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トラフィック(2000年製作の映画)

1.9

観た人の見識によって評価が大きく変わる映画。
有識者であれば自ずと高い評価を、愚人であれば低きに据えるだろうと考える。
そこまでわかって1.9という評価をつけているのは、私がこれを観た時には子供過ぎた
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

2.7

これまで軟派な路線から、徐々に硬派なキャラクターになってきた鬼太郎。
その中でも2024年現在で最も先鋭化され、頑固というか人間嫌いの仙人のようになっている第6シーズン鬼太郎のエピソード0、というか目
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ほしのこえ(2002年製作の映画)

3.9

亜光速航行やフォールドを駆使し外宇宙へ旅立つ女の子と、地上に残された男の子が電子メールでやりとりをするが、浦島効果によって男の子にメールが届くのはいつも何年も経ってから。
対して女の子の側からは数日の
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