ユウさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.4

IKEA boyにちょうどいい映画。
三人の女性たちが主人公、トラブルに巻き込まれつつも平穏な日々を送る映画。
たまにこういうのんびりした映画もいいですね!

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

2.6

最序盤はホラー的な演出がよく出来ており、見応えがある。
未知の敵と、それの正体を見破って攻勢に転ずるというのは往年の名作、プレデターとのストーリー的類似を感じた。
だが、「それ」の正体についてはかなり
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パール・ハーバー(2001年製作の映画)

2.6

ベン・アフレックの絶頂期の作品。
タイトル的に戦争映画を連想するだろうし、事実戦争は大きなファクターではあるものの、メインは戦火にもまれた男女の愛憎劇である。作り的にはいわゆる昼ドラのノリである。
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.1

ゲーマー界隈にはバ神ゲーなる言葉がありますが、その要領で行けば、間違いなくこの映画はバ神映画です。
真面目にレビューを書くだけ無駄なのですが、ダニエルってこんな演技出来るんだ、と思いました。
実力的な
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キャラクター(2021年製作の映画)

4.2

かなり良かった。
不気味な怖さを持ったスリラーとして、大変完成度が高かった。
しかしそういった部分を描写しつつも、大量殺人は疲れるという当たり前と言えば当たり前で、あまり触れられない部分をきちんと描写
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.7

主人公たちは、何らかの問題を抱えた少年少女たちであり、ほとんどが不登校である。
そして、その少年少女たちがオオカミ様と自称する少女に謎の城へ招かれ、願いを叶える鍵を探すゲームを持ちかけられる。
だが、
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スピード(1994年製作の映画)

3.5

今見ると、結構おバカに見えてくる映画。
今からすれば豪華な俳優、きちんとした演出、尺もちょうどいい。
なのに、全体を通して少しおバカな映画に見えてくる不思議。
多分、スピードを参照して爆発する爆弾って
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機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

4.2

前作に続いて、シリアス一辺倒なアニメ映画。
通してかなり鬱屈した世界観であり、従来シリーズや後のシリーズで見られるコミカルな要素は皆無。
元々パトレイバーシリーズは、根の明るさこそあれど、バビロンプロ
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

4.2

攻殻機動隊 ゴースト・イン・ザ・シェルの実写版。
かなり面白かったが、アニメ映画に比べると神秘的な雰囲気は抑えられがちだった。
だが、神秘性を手放した分、映像的な明瞭さを手に入れており、違った魅力を引
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0(2008年製作の映画)

4.6

多脚戦車との決闘シーン、何度でも観てしまう。
しかし、この映画を名作たらしめているのは奥深い世界設定を語りすぎないことと、骨太なSFでありながら神秘的な雰囲気を持つことにあるだろう。

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.7

何も言わずに観てください。

この映画についてネタバレを避けて言えることは、B級映画であること、無駄に豪華な俳優陣、とんでもない映画であるということ。
ちなみに3までシリーズ作が出ている。

ザ・コア(2003年製作の映画)

4.3

かの名作、アルマゲドンとよく比較される映画。
アルマゲドンのフォロワー映画という見解には同意するものの、個人的にはこちらの方が好みだ。
アルマゲドンが地球外への脅威を扱った映画であるのに対し、こちらは
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IMPACT インパクト/ムーン・パニック(2009年製作の映画)

1.7

まあ割とよくあるタイプの世界崩壊系SF。

元がテレビドラマであるらしく、その割には映像的に力が入っている。だがストーリーは王道というか月並み。
そして、長い。長過ぎる。
長いというだけで低評価をつけ
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.1

戦争映画の金字塔である。
戦争映画といえば、地獄の黙示録やブラックホークダウンのような、戦闘面での派手さや独自性が売りになりがちだが、本作のテーマはアメリカ軍の規律の歪さ(戦争によって一族が絶えること
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トータル・フィアーズ(2002年製作の映画)

2.7

名優揃いであり演出面も派手で見応えあり。独特の緊迫感は素晴らしい。
先の気になる展開と、公衆娯楽とテロリズムという危うい関係性を上手く調和させている。

だが、この作品は9.11を受けて脚本が変更され
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

5.0

言わずと知れた巨匠、藤沢周平の作品、たそがれ清兵衛の実写映画。
戦うことが決まった時には、勝負がついているという、達人同士の決闘を地で行く映画。

ストーリー上は、たそがれ清兵衛と竹光始末を合わせたよ
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エボリューション(2001年製作の映画)

3.7

SFコメディの金字塔。
急速に成長/進化する嫌気性宇宙生物が、地球環境に適応して人類を脅かす!
というストーリーだが、そのありふれていて、かつ王道なストーリーの割りに、実際はかなり脱力感あふれるバカバ
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パラサイト(1998年製作の映画)

4.2

後にロードオブザリングのフロドとして名を馳せる、イライジャの初主演作。
学園もののサスペンススリラーである。

主人公たちが校庭で謎の物体を見つけることから物語は始まる。
それは寄生生物の休眠体であり
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悪魔を憐れむ歌(1997年製作の映画)

4.1

ありていに言えば悪魔退治をする映画なのだが、かなり異色な作品。

まず相手の正体を探り、退治の方法を模索するのだが、それらが警察の捜査として行われる。
オカルト的な対抗手段はほぼ出て来ず、悪魔というあ
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

4.8

「テッド2」の宇宙人版のような映画。
ただ、あちらに比べればやや上品である。

主人公は連名SF小説家のコンビ、グレアムとクライヴ。
SFとしての宇宙人が大好きな彼らはコミコン(日本のコミケのようなア
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テッド 2(2015年製作の映画)

3.7

例のクソ最高な下品映画の続編。

ゴラムネタがわからないと面白さが減るので、ロードオブザリングシリーズを見てからがいいだろう。

「くまモンの方がいいって言ったんだ!」
というシーン、最高です。

テッド(2012年製作の映画)

4.0

はじめに断っておくが、下品な映画である。

主人公はジョン・ベネットという青年と、タイトルでもあるテディベアのテッド。
テッドは、純粋無垢だった在りし日の幼いジョンが、クリスマスにテッドが動いて友達に
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ふたりの男とひとりの女(2000年製作の映画)

4.3

コメディの王様ジム・キャリーの隠れた名作。

気弱な警官チャーリーと、業務上関わりを持った女性アイリーン、2人は惹かれ合うが、チャーリーには粗暴で芸達者なハンクという二重人格があり……という構図で展開
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

4.0

かの名優、ロビン・ウイリアムスの代表作の一つ。
ドタバタコメディでありつつも、人情味を重んじる彼らしい映画。
間違いなく何年経っても色褪せない洋画の一つだろう。
だが、それにしたって、Mrs.doub
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俺俺(2013年製作の映画)

2.9

三木聡監督作品の中でも、コメディ要素が薄めな本作。
お馴染みの俳優陣が出てくる時は少しだけいつもの三木監督的なムードが漂うものの、本当に一瞬。

ストーリーとしては、亀梨演じる主人公が増殖する現象と、
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告白(2010年製作の映画)

4.4

THE 重い映画とでも言っておきたい本作。

男子生徒AとBに娘を殺された女性教師、彼女の復讐劇がストーリーの中核だが、それでいながら単なる復讐劇というには憚られるほど様々なエッセンスがあり、この映画
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ゼイラム(1991年製作の映画)

4.3

昔ながらの特撮好きの間では伝説的な作品であるらしい本作。

子供の頃に一度見てとても強い衝撃を受けた。

タイトルのゼイラムとは、本作の敵キャラクターの名前なのだが、このゼイラムがとにかく気持ち悪く、
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

4.3

言わずと知れた名作コメディシリーズ一作目。続編と合わせて、何度も観たくなる映画だ。

古代ローマへの厚いリスペクトを覗かせつつも、コミカルさを最大限に引き出しているのは、やはり阿部寛を始めとした「濃い
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.0

戦争映画好きなら、必須科目とでも言うべき、伝説的な作品。
ただ、伝説的なのは前半パートのブートキャンプのシーン、ハートマン軍曹のしごきまで。
後半の実戦シーンについては、特別に出来が悪いわけでもなく、
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.5

日本でのみ、かなりの広告詐欺として当時話題になった作品。
一見、少年とロボットのハートウォーミングな映画だが、実際はゴリッゴリのアクション映画。

それも主役メカが二度もバージョンアップを行い、飛行形
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

4.3

ゾンビ版ロミオとジュリエットとして世に送り出された異色作。
若干コミカルな演出と元ネタに比べるとヒロインの性格のおかげもありかなり明るい雰囲気が特徴。

主人公のRは気づいた時にはゾンビになっており、
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.5

何を書けばいいんでしょうか、この映画へのレビューは。

意味がわからないなりに面白かったです。

帝一の國(2017年製作の映画)

3.8

しっかりとしたストーリーは持ちつつも、不意に表される異様な雰囲気や行動が笑いを誘う映画。
原作を知らずに観たが、充分楽しめた。

天使のたまご(1985年製作の映画)

1.3

正直、ついていけない映画。

これの制作を期に押井守は仕事のオファーがしばらく来なくなったとのことだが、無理からん話だろう。
ただ、静かで神秘的な雰囲気自体はすごくよかった。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.3

ジム・キャリー演じる主人公のカールは、離婚を経験し、昇進話が白紙になり、と何かと悪いことばかり。
そんな彼は何を言われても一言目には「No」、よくて「検討する」という、根暗な性格。
彼は友人のニックか
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ブルース・オールマイティ(2003年製作の映画)

3.8

神の怠惰に憤る主人公が、一時的に神の責務を押し付けられるというお話。

モーガン・フリーマン演じる神は、陽気な性格の紳士然としたキャラクターだが、ジム・キャリーが演じる主人公ブルースの悪態は、やや腹に
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