ユウさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.6

トムのカッコよさを楽しむ作品。
犯罪者が犯罪を実行する前に捕捉する事で犯罪発生件数を大幅に減らすシステム「オラクル」の導入に成功したという未来世界のお話。
主人公はオラクルの主任オペレーターであり、オ
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.7

いつもの三木聡監督作品。
未知の生物の死体処理というのはあんまり考えられたことのないテーマだし、アプローチの仕方も観光資源にするとか腐敗ガスの爆発が危険とか伴う悪臭問題とか、まあ割とあり得そうなところ
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EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2021年製作の映画)

4.1

面白かった。
ただ、ハイエボ三作全てにスーパーカー成分がもう少し欲しかった。
そして、主役機(ウルスラグナの方)に変形がないのが寂しい。
あと主役機が単座なのが寂しい。
そもそも主役機の見せ場無さすぎ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

グロいシーンの演出が押し付けがましくない稀有なスリラー映画。
下手な不協和音ゴリ押しの演出などは控えめで、静かな不気味さや純粋な死への恐怖等を上手に表現出来ている。
ただ、全体的に少し冗長な部分も多か
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どうしようもない恋の唄(2018年製作の映画)

1.0

超展開のオンパレードなヒモ男の話。
ヒモ男はかなりクズだけど、完全なクズではなく、事業を立ち上げたりして、なんか結構いい人っぽくなる。

ヤクザに目をつけられて諸々あるのだが、そのヤクザの偉い人が主人
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バリコワ(2022年製作の映画)

3.0

オムニバス式のホラー映画。感想としては面白かった。
ホラーとしては全く怖くない。ストーリーのあるホラー風コメディ、ドラマのtrickみたいなものだと思ってほしい。(あくまで例えである)
個人的には落武
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

1.9

幼い頃、好きでよく観ていた。
だが、大人になってから観ると、なんというか最終的に「この映画何がしたかったの?」という感想を持ってしまった。
つまらないと一言で断じるにはもったいない映画だが、さりとて人
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ピンポン(2002年製作の映画)

5.0

私はスポーツものの映画全般が嫌いな方だ。ロッキーですら退屈に見えてしまうタチだ。
だが、そんな私でもこの作品は何度観たか覚えていないほど観ている。それぐらい好きだ。
多数使用されるスーパーカーの各楽曲
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ロング・キス・グッドナイト(1996年製作の映画)

4.3

記憶喪失の女性教師が主人公。
娘がいるものの、夫はなく、娘の父親にまつわる記憶もない。
自身の過去を探る主人公は、自身が記した古いメモから自分に婚約者(エンゲージした相手)がいたことを知る。
その彼が
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A.I.(2001年製作の映画)

3.8

主人公のデイビッドは愛をプログラムされた少年型のロボット。
彼は目覚めない治療中の実子の代わりとして、スウィントン夫妻の家に招かれる。
そして彼はロボットであるが故の若干の不自然さは覗かせつつも、夫妻
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

4.7

とにかく怖い、死ぬほど怖い、もう全てが怖い。
色々なホラーを見ているが、近年ここまで怖い作品はなかった。
どれほど怖いかというと、ホラーを沢山見た人間が、見始めたことを後悔するほど怖かった。
だが、途
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

2.3

野蛮な未開部族と、それに負けず劣らずの野蛮な先進国の開拓者、そして「未開部族を開拓者から保護しよう」というお題目の下で慈善家として名をあげようとする野心家の環境保護活動グループ。
彼らが繰り広げる泥臭
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

1.0

このような、野生動物に誤ったイメージを植え付ける作品はいかがなものかと思う。
ジョーズが公開されて以降、たくさんのホオジロザメが意図的に殺されてきたという事実を鑑みると、いくら出来が良くても、良い評価
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

4.1

トイストーリーのケツアゴ所ジョージさんとは全く異なるバズ。
トイストーリーのコミカルさは全く無く、完全にシリアス路線のSF映画です。

バズは己の信念に殉じる、よく言えば模範的な、悪く言えば頭でっかち
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エスケープ・フロム・L.A.(1996年製作の映画)

3.2

ニューヨーク1997のリメイク作品。

世紀末的な、荒廃した世界観で繰り広げられるSFアクション。
主人公は政府から24時間後に発症する致死ウイルスを投与された。
ミッションをこなせば治療薬を渡すとい
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ヴァイラス(1998年製作の映画)

1.8

とりあえず襲われる、とりあえず騒ぐ、とりあえずグロい、とりあえずジョークをかますという、お手本のようなB級映画です。
公開当時は文字通りの世紀末であり、眉唾な大予言なんかもあったせいで、終末論的な作品
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.7

電気椅子のシーンばかりが有名ですが、トム・ハンクスお馴染みの痛い演技を知らしめた作品。
ここから数々の精神的にも肉体的にも痛い演技が続々と世に放たれます。
淡々とした世界観が映し出す人々の感情の躍動と
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アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

4.6

アイザック・アシモフの名作、バイセンテニアルマンの映画版。
強化された人間と人間的な振る舞いの機械、それらの境界について扱ったSF作品は数多あるが、その中でも最も最初期に分類される作品だ。
ロビン・ウ
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アイ,ロボット(2004年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

ウィル・スミスが演じるロボット嫌いの刑事、スプーナー。
彼は何度もロボットを“誤認逮捕”しては、上司に叱られ、周囲からは三白眼を食らう問題児。
ロボット達は人々に尽くす為にその力を使っているのだが、ス
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オールド(2021年製作の映画)

4.5

鳴物入りで公開されたホラーの巨匠、シャマラン監督の話題作。
複数の家族が訪れたリゾート島。美しいビーチで各々が家族達とバカンスを楽しんでいた。
だが、一体の死体が漂着したのをきっかけに楽しい時間は凍り
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.4

カルト的な人気を持つ映画。
タイトルでもある主人公のパプリカは、他者の夢にダイブし、カウンセリングという形でその人物の持つなんらかの異常を探る夢探偵。
彼女のカウンセリングを受けた男性たちは皆、彼女の
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インスタント沼(2009年製作の映画)

1.7

相当な三木聡ファンでも、人を選ぶ作品と感じる。個人的にはなかなかついていけない作品だった。
端的に言って、ダレるのだ。
しかしやはり小ネタとカメオ出演は連発。
面白いネタは頭に残るが、面白い映画かと言
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亀は意外と速く泳ぐ(2005年製作の映画)

4.3

三木聡監督の、いつも通りな小ネタ満載コメディ映画。

つまらない主婦生活を送る平凡な主婦が主人公。
彼女は偶然に『スパイ募集』という胡散臭さと刺激的な予感のする求人広告を目にする。
いざ記載された住所
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転々(2007年製作の映画)

4.0

転々は原作では比較的、シリアスな作品だそうですが、映画版は完全に三木聡ワールド全開。
何をするにもいちいち小ネタを挟んできますし、知らないと見逃すレベルのカメオ出演もあります。
ストーリーは金貸しのお
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エスター(2009年製作の映画)

4.5

説明不要の名作ホラーサスペンス。
人怖系の、一つの到達点だろう。
エスターが徐々に主人公を孤立させていく過程は、視聴者にも歯がゆさを抱かせること請け合いである。

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.3

itと呼ばれる何者かから逃げるホラー。
itの特徴は、従来のホラーの追跡者とは少し違う。
まず、走らない。基本的に移動手段は徒歩オンリー。これだけでもだいぶ珍しい。
次に、ターゲットのみを執拗に付け狙
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.2

表題通り、漂流を描いた作品。トム・ハンクス演じる主人公はやり手の運送会社の社長。
ビジネスはうまくいき、人間関係も良好。些細なトラブルこそあれど、概ね幸せな人物だった。
だが、自身の手掛ける業務中に遭
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ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

4.4

海外版子連れ狼とでも言うべき作品。
トム・ハンクス演じる主人公は、マフィア最強のスイーパー。しかし彼はそれを鼻にかけることなく組織と掟に殉じている。
それというのも、彼はマフィアのボスに拾われ育てられ
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.6

祖父母の家に遊びに来た孫達。
けれどどこか不気味な祖父母。
昼は優しい老夫婦、夜は恐ろしい狂人。彼らは一体?
ネットとスマホありきの現代をうまくホラーを展開させるエッセンスに落とし込んでいます。

マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

1.8

そう、これぞ楽しめるクソ映画だね!
時間を無駄にしたい人におすすめ!

スタードライバー THE MOVIE(2013年製作の映画)

1.4

「何が綺羅星だよ馬鹿馬鹿しい!」なんて言わずに見てみては。
けれどテレビ版を全制覇した人には少し物足りないかも。

アラジン(2019年製作の映画)

4.0

伝説的な傑作、アラジンを実写化した最高のミュージカル映画。
アニメ版では少し無理のあったくだりをミュージカル映画特有のノリでカタルシスへと昇華させており、尚且つ魅力的な要素は更に先鋭化。
より美しいジ
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

1.1

原作の重苦しく陰惨な要素を払拭したディズニー版。
万人受けするようになった分、原作の奥深さもマイルドに。
ディズニーらしさを思えば妥当ですが、これ、ノートルダムのせむし男でやる必要あったか?とは思って
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美女と野獣(1991年製作の映画)

3.9

野獣ほど人々の心を揺さぶるディズニーヒーローはいないでしょう。
不意に見せる優しさと物憂げがないまぜになった表情、たまりません!

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

2.5

皆様ご存知アナ雪。
従来ディズニー作品の殻を破った一里塚的なラストは、話題を席巻しました。

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