灯油さんの映画レビュー・感想・評価

灯油

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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

冷静に見たらグロテスクなことを愉快に描くのが上手いと思ったが、スピルバーグはいつもそうだった

未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

3.5

未知と遭遇した主人公が家族にとって、そして人類にとって未知となる話

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.5

急に説教しないでほしい。1章の露悪(喜劇)的な反ヒューマニズムと3章の内省(悲劇)的なヒューマニズムの間に連続性(チトーの死ということなのだろうが)が感じられない。吃音が「戦争がなかったら」なくなるの>>続きを読む

THE COCKPIT(2014年製作の映画)

4.0

泥臭く試行錯誤するOMSBと、どこか余裕のある印象のBIMが対照的に見えたのが面白かった

ゼロの未来(2013年製作の映画)

4.0

個人的には『トゥモローワールド』よりマーク・フィッシャーに対応していると感じた

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

『ベイビードライバー』もそうだけど、エドガー・ライトのテンポ感ってカートゥーンネットワークで流れてるアニメみたい

よだかの片想い(2022年製作の映画)

4.0

最後の松井玲奈のダンスがとても素晴らしかった。鈴木史の批評も解説として良かった。

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

役所広司が「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のジョージ・クルーニーみたいな理不尽さを内包しててよかった

影の軍隊(1969年製作の映画)

3.5

映画全体に感じる淡々とした雰囲気は、組織の冷酷さをうまく演出しているように思えたが、逆効果になっているシーンも見受けられた。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.0

言葉遣いは変わらないのに、会話の内容や顔で距離感を調整するのが上手いと思った。

アンナの出会い(1978年製作の映画)

3.5

主人公がモテまくる。静かなのに画に強度があって良かった。

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.0

助走からの中盤以降のフルスロットルが楽しすぎる。特撮のチープさまで計算した演出になっているのが素晴らしかった。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

5.0

「人の態度や立ち振る舞いでその後の人生が決まる」というのはカウボーイのセリフだが、これはカウボーイ視点で一人の不幸な女の妄想を眺める話である。ただ、鑑賞者はカウボーイではない。わたしたちは不幸な女であ>>続きを読む

真昼の不思議な物体(2000年製作の映画)

4.0

フィクションとドキュメントの境界を脱構築しようとする試み

お引越し(1993年製作の映画)

4.5

「はちどり」と重なる、作品全体を体現するワンシーンが美しい。それのミニマルさ、身体性とは異なり、本作はカラックス(例えば「汚れた血」のアレックスが街を駆け抜ける名シーン)のような、「わたし」と「世界」>>続きを読む

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

4.5

タランティーノの足もそうだけど、変態であることへの悪びれが一切ない。変態といえば、空間設計もキューブリックかとツッコミたくなるような拘りを感じた。切り抜きを集めたような、めちゃくちゃな物語だが、一つ一>>続きを読む

四十七人の刺客(1994年製作の映画)

3.0

カメラがかっこいい。豪華絢爛な出演陣で縁起が良いね。

ポーラX(1999年製作の映画)

3.5

メンヘラにはついていけない。演出は前衛的で面白かった

激突!(1971年製作の映画)

4.0

煽り運転のバリエーションってこんなにあるんや。最後の落下シーンでスローになるの良かった。