冷静に見たらグロテスクなことを愉快に描くのが上手いと思ったが、スピルバーグはいつもそうだった
未知と遭遇した主人公が家族にとって、そして人類にとって未知となる話
急に説教しないでほしい。1章の露悪(喜劇)的な反ヒューマニズムと3章の内省(悲劇)的なヒューマニズムの間に連続性(チトーの死ということなのだろうが)が感じられない。吃音が「戦争がなかったら」なくなるの>>続きを読む
泥臭く試行錯誤するOMSBと、どこか余裕のある印象のBIMが対照的に見えたのが面白かった
個人的には『トゥモローワールド』よりマーク・フィッシャーに対応していると感じた
編集がとても上手い。ララァの話は68年的な問題意識を感じる
『ベイビードライバー』もそうだけど、エドガー・ライトのテンポ感ってカートゥーンネットワークで流れてるアニメみたい
最後の松井玲奈のダンスがとても素晴らしかった。鈴木史の批評も解説として良かった。
役所広司が「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のジョージ・クルーニーみたいな理不尽さを内包しててよかった
映画全体に感じる淡々とした雰囲気は、組織の冷酷さをうまく演出しているように思えたが、逆効果になっているシーンも見受けられた。
言葉遣いは変わらないのに、会話の内容や顔で距離感を調整するのが上手いと思った。
助走からの中盤以降のフルスロットルが楽しすぎる。特撮のチープさまで計算した演出になっているのが素晴らしかった。
「人の態度や立ち振る舞いでその後の人生が決まる」というのはカウボーイのセリフだが、これはカウボーイ視点で一人の不幸な女の妄想を眺める話である。ただ、鑑賞者はカウボーイではない。わたしたちは不幸な女であ>>続きを読む
「はちどり」と重なる、作品全体を体現するワンシーンが美しい。それのミニマルさ、身体性とは異なり、本作はカラックス(例えば「汚れた血」のアレックスが街を駆け抜ける名シーン)のような、「わたし」と「世界」>>続きを読む
タランティーノの足もそうだけど、変態であることへの悪びれが一切ない。変態といえば、空間設計もキューブリックかとツッコミたくなるような拘りを感じた。切り抜きを集めたような、めちゃくちゃな物語だが、一つ一>>続きを読む
煽り運転のバリエーションってこんなにあるんや。最後の落下シーンでスローになるの良かった。