Tinscowさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

3.3

モロッコの風景とゆっくりと流れる日常。
そこに映える青いカフタン。
ストーリーの起伏はたいしてないけれど、丁寧に描かれる登場人物たちの感情に想いを馳せて。

2000年代のルシネマで上映されてそうな雰
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怪物(2023年製作の映画)

3.4

主要人物それぞれの視点で描かれるストーリー。一つの事象に対して、見え方、捉え方が異なり、真実が複数ある。多角的に物事を見ないといけないなーと、自分の日常に落としこんで反省しながら鑑賞(笑)




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苦い涙(2022年製作の映画)

3.2

ゲイのおっさん映画監督の恋。
アルモドバルのような美しい男子同士の恋愛でもないから、画的にちょっと。。 
恋する乙女になってたところは、面白かったけど、おっさんずラブがちらつくw
最後、ほろ苦い。
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ゴダールの決別(1993年製作の映画)

2.7

80年代以降のゴダールってほんと難解なんですね。
台詞が詩的で何が起こっているのかよくわからない。
93年にしては映像がもっと古い感じがする。

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.2

私は胸糞映画が好きですが、それでも好みがある。こういう人種差別系の胸糞は嫌いです。

「ホステル」みたいな映画じゃないとあり得ないホラーよりもよっぽどこっちの方がリアルな分、胸糞が悪いし、吐き気がする
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波紋(2023年製作の映画)

3.6

小さな出来事が波紋のように広がっていって、社会を巻き込む「空白」に近いイメージを勝手に持っていたが、壮大さはなく、あくまで一家族の物語。予想より重く暗くなく、ブラックユーモア具合が良かった。胸糞どころ>>続きを読む

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.4

舞台はモンゴル、アダルトショップでアルバイトすることになった女子大生の物語。
この概要だけで気になってた作品。

モンゴルって、単純に言うと広大な草原のイメージ。もちろんウランバートルっていう都市があ
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暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ドンブラ本放送のその後にしっかりなってた。
翼とソノニ、雉野と夏美、両カップルのその後を、一堂に集めるシーンが良かった。かなりいろいろあった4人のその後をこんな感じに描くことは普通はしない。
夏美の「
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.4

なんともいえない不気味と不快さが全編に漂うダークファンタジーホラー。

出てくる食べ物、食べ方、とにかく不味そうで気持ち悪い。食欲なくなる。という逆飯テロ効果もある(笑)

童話モチーフ×コマ撮りって
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.3

倍賞千恵子さんがほんと上品で美しい。どことなく母親に重なる部分もあってか、見ていて切なくなる。
夜中の交通整理のバイト、あんなことさせるなよ!(笑)

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.3

落ちぶれた元ポルノスターの再起をかけた物語。
前半はアメリカンな陽気なエロス(笑)
アメリカってもちろん地域にもよるけど、ほんとこんな感じなの?
でも、どのシーンを切りとっても、絶対にアメリカ全開てわ
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.3

宗教、環境、歴史が全く違うから殺人鬼の動機も、それが民衆に称賛されることも、理解できず心は動かず淡々と観るしかなかった。
浄化と称した殺人を信仰という言い訳にしか見えず。

殺された娼婦が皆、目をギョ
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ザ・マミー(2017年製作の映画)

2.7

観てる作品ずっと間違えてるかと思うくらい、ジャケットとの乖離が酷い。
スティーブンキングや、ギレルモデルトロがほんとにこんなコメントしたのか疑わしい。
51部門受賞、、ほんとにほんとですか?

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

旧エスターで語られてた、今作との「繋ぎ」のエピソードはもちろんラストで観られるけど、映像にすると劇的で良いねー。
途中からエスターを応援しちゃったよ。

前作の衝撃を超えるのはたぶん誰が撮っても無理。
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

3.2

避難する群衆、崩壊した街中を走る戦車、瓦礫の街中での戦闘シーン、これほんとお芝居?ドキュメンタリーかと思うほどのリアリティー。まあ実話ベースだからか。

終始ずっと緊張感。

ロストケア(2023年製作の映画)

3.8

介護問題や貧困家庭をテーマにした映画はここ数年でだいぶ増えてきている気がする。
少子高齢化が進むこの国の最も重い社会問題へと、確実になる警笛か。

ただ他の映画との違いは、介護される老人を殺す犯人が、
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.2

冒頭から続く不穏な空気、ダークな映像、緩急つけながら進む展開はベタだけど好きです。

悪くないんだけど、何かが足りないんだよなぁ。

メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

3.4

パトリスルコントの最新作をリアルタイムで観られると思ってなかったので、それだけで嬉しい。

派手なトリックや仕掛け、激情型ミステリーではないけど、昔のパリのモノクロームな街並みと淡々と真実に迫るメグレ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンに比べると、公開前の盛り上がりが明らかに欠けていた。個人的には、キャストが地味すぎて、期待値がすごい下がっていた。昨秋配信されたブラックサンが面白かったせいもあり。>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.1

最強のインド映画降臨!熱い、熱いよ!
友情、恋愛、家族愛、祖国愛、笑い、アクション、歌、ダンス、植民地時代の歴史、諸々…
エンタメすべて詰まってて、ひとつも無駄がない奇跡の映画。
昨年の10月からロン
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.7

なるほど、そういうラストか。評価高いのが頷ける。
命懸けの復讐劇。こんなの映画でしかない。だから映画が好きなんだよ。
て改めて思った。

オープニングの曲がかっこいいのと、ストリップシーンの曲が、映像
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.7

人を喰べたい衝動を持った少女の恋愛?映画
所謂カニバリズムもの。
カニバリズム自体に興味はないが、カニバリズムを題材にした映画は好き。なので自分は変態ではない。

恋愛ホラー、、まあ恋愛だけど、これそ
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.5

聖と性。
宗教ではタブーとなる同姓の性的描写もけっこうありつつ、信仰と盲信の恐ろしさ故の残酷描写は、さすがポールヴァーホーヴェン監督。

ペスト大流行の背景と、権力を手に入れた修道女の壮絶な人生。それ
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.3

年間120~150本くらい映画観る自分が、今年やっと2本目。どうした俺w

本作は一言で言うとインド版ニューシネマパラダイス。ていうと言い過ぎか。
でも思ってたほど感動はなかったかな。
監督の映画愛は
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ファミリア(2023年製作の映画)

3.7

今年初の鑑賞。
例年、映画初めは1月後半になりがちだけど、なかでも今年は遅かった。

さて、そんな今年初鑑賞作品は、役所広司主演、吉沢亮が息子役のシリアスヒューマンドラマ。

そういえばMIYAVIの
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仮⾯ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル(2022年製作の映画)

3.3

完全に龍騎目当てで鑑賞。龍騎20周年でメイン3人をスクリーンで拝めるなんて!
王蛇の萩野さんはいい感じに枯れてきた(失礼)オジサンだけど、やっぱカッコいい。
王蛇のスーツアクターもなんと当時の次郎さん
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チーム・ジンバブエのソムリエたち(2021年製作の映画)

3.3

ワインのない国からテイスティングの世界一を目指すって、昔の映画、クールランニングを彷彿とさせる。

実際はドキュメンタリーなので、笑いと涙の感動という程ではないけど、美談美談してなくて良かった。

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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

岸井ゆきのは何年か前からバイプレイヤーとして認識していたけど、ここ1~2年でメキメキと頭角を現してきた演技派女優さん。
久しぶりに、役に魂が宿っていた演技を見た気がする。

無表情で外を見つめる表情。
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

2.8

ジャパニーズホラーにあるじとったした湿度はあるものの、たいして怖くない。
物語が進むにつれて退屈になっていく。

ま、ラストは良かったかな。

ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

3.0

おばさまの1人演技に船をこいでしまった自分を律する。

光復(2021年製作の映画)

4.1

私のように「鬱映画」に耐性のある、もしくは好物な人間でもないと、この映画を気軽に観ると精神をやられるでしょう(笑)

主人公に次々と襲いかかる不幸。ある事件をきっかけに、物語は思わぬ展開に進み、意外な
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.4

そもそも意味を求めてはいけないのかもしれないけど、有識者の見解と考察がないと、前半の得体の知れない恐怖、特に後半はよくわからない。

別れた旦那から解放されたいが、その怨念のようなものが、彼女に悪夢の
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母性(2022年製作の映画)

3.6

娘(永野芽郁)の幼い頃の話が、
母(戸田恵梨香)の真実、娘の真実という、お互いの視点と記憶をそれぞれ見せることで、同じ事実でも感じ方がまるで異なっていることがわかる。

高校生の頃の重要なシーンも、こ
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