友二朗さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

5.0

”犠牲は恩恵のためにある“

生きたまま
余韻に埋められた。

今まで観た映画の中で断トツで一番怖かった。ほんとにしんどかった。普通に体調悪くなった。

いじわるすぎる。煽りが長い長い。答えもしっっか
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健太郎さん(2019年製作の映画)

2.0

設定とデザインは良いと思う。

冒頭で引き込まれる。

吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)

-

映画史の授業課題。

終盤の影から表情、また影へと、普通に怖い。この怖さの感じなんか懐かしい。

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(2009年製作の映画)

4.2

「正義を持たない力」

託す希望。
新たなる戦士。

約12年ぶりにこの作品を観ました。
なんともセンチメンタルな気分です。

僕の映画史を思い返す上で外せない一本。小4で週刊少年ジャンプに出逢うまで
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.7

『生物界の頂点』

待ちに待った。
ついに決着を観に。

大怪獣ジェットコースター。
ほんとにこれ。俯瞰より人間視点の映像が多かった気がする。おかげでもう迫力がとんでもない。容赦なく画面に放射熱戦吐い
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.7

「最も好きな場所」

なんだか寂しくなる。
昔を想って風に吹かれたくなる。

思い出って掴みどころのない、しんどくて泥臭いものの方が残っていたりする。何故か楽しい思い出として残っている。

理想を追っ
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紅葉狩(1899年製作の映画)

-

最近忙しすぎて映画を観れていない。

でも忙しい日々って楽しい。
めちゃくちゃ辛いけど

許された子どもたち(2019年製作の映画)

3.6

「樹は2回殺されました」

罰とは何か。
偽善とは何か。
償いとは何か。
再生とは何か。

いい意味で最高級に気持ち悪い。
人間の、というか特に日本人の嫌な部分詰め合わせ。

自分の価値観が揺らいでし
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

3.9

「雪は寒い」

面白い!
法廷映画は何本観ても飽きない。

こーゆーテーマ性を訴える作品はあんまり自分から観ようと思わんのやけど、いやそれも良くない事なんやけどこの作品は見事なまでに終始爽やかだった。
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

5.0

"幸福への道はない
道が幸福なのだ"

★5つ星映画★

尊敬するバイトの先輩からオススメされた一本。本当に素晴らしかったです。

物語から音楽から何より「憧れを抱ける要素」まで全てが完璧でした。
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トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

3.9

「誰にでも秘密が」

トリコロール最終回。

分かりやすく面白い。
ラストも奇抜で良かった。

この三部作を通して、映画でいうとエキストラにあたる人々にも、もしかするとその主人公以上のドラマが繰り広げ
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.5

「公平はどこに?」

Julie Delpy〜♡
この人の瞼が好きすぎる。

ラストは予想の真逆を行った。
大胆な映画ですな。

法廷で愛の所在決めるの無理。
冒頭から2フランの公衆電話までの仕打ちが
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.2

「フィナーレは対位法で」

置いてけぼり。
全部読み取るのは無理。

この作品好きって堂々と説明できる人格好良い。そーゆー見方嫌いやけど。

到底思いつかない言動ばかり。壁に手擦り付けたりとか。

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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.0

「これからどうするの?」
「東京に行って2人で暮らそうよ」
全思春期の夢。

今年も夏が巡ってきた。

花火の美しさ。
終わりを感じる寂しさ。

音楽と映像が良い。
終盤の畳み掛けは好きよ。

好きな
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.7

"友よ よく覚えておけ
悪い草も 悪い人間もいない
育てる者が悪いだけだ"

悲劇の舞台、フランス。
歴史を巻き込んで連鎖する怒り。

ただ見ることしかできない。
どこに持っていけばいいか分か
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活きる(1994年製作の映画)

4.4

「それで弾が2発作れる
 台湾解放の最後の2発になるぞ」

ある夫婦の人生物語。
本当に見応えがあった。

飾らない演技と演出に惹き込まれる。
目まぐるしく変わる時代と家族構成。
ただ変わらない、愛。
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はちどり(2018年製作の映画)

3.9

"相識満天下 知心能畿人"

余韻の海に浸かっています。
窓からの風が気持ち良い。

なんだか全部嫌になって、授業も出ずに午前から映画を観ていました。もう全部嫌。毎日暇がないのにその割に変化も感じない
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

3.4

「Who am I ?」

傀儡の皇帝 愛新覚羅 溥儀。

今からさほど遠くない時代。
確かに存在した時代。

一つ一つの体験が自分と比べて異世界すぎて感慨深くなる。

壮大なスケールとは正に。
エキ
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

"友ある者は救われる"

素晴らしき哉、人生!
邦題そのもの。

問 : 映画ってなんですか?
  
  の答えになるような一本。

観ただけで生活が、人生が豊かになる。自分の心一つで豊かにできる気が
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弁護人(2013年製作の映画)

3.8

「卵は鳥になり岩を超えて行く」

釜林事件・国家保安法

なんて密度の韓国作品。
要素がありすぎて形容できない。

言葉を失うほどの腐蝕。
「胸糞」では片付けられない。
怒る気力すら湧いてこない。
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.2

「音楽が私達を追ってきた」

"正しい"幸せとは。

足を止めて涙を流すラザロ。
誰かを搾取する事でしか生られない人々。それを強制する社会。

どんな生き方が正しいのだろう。
誰に縋れば助けてくれるの
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日本製造 メイド・イン・ジャパン(2018年製作の映画)

3.5

「もっと、残酷な話はないかな?」

画面に嫌な人しか出てこない。

胸糞悪いで留めるべきじゃない、すぐ身近にも多々ある感情の渦。

最初は彼らなりに色々悩みや思案があって行動していると思ったが、彼らの
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

4.5

"帰らぬ人 新しい時代"

この137分間
確実に異世界に居ました。

一本の作品を観て「哀しかった」などの感想を持つことは多々ありますがこの作品は全瞬間が切なく、儚かったです。前4作を踏まえて、言動
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8番目の男(2018年製作の映画)

3.5

"疑わしきは被告人の利益に"

法廷映画×韓国映画
面白くない訳がない。

最後まで予測できない。流石韓国。
考えさせられる事も多い。

無罪率に関してはなんとも言えない。
もし自分が陪審員の立場に立
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パラサイト 半地下の家族 (モノクロVer.)(2019年製作の映画)

-

どんなに小さいシーンにも見応えがある。
やはり素晴らしい。

今度は吹き替えで観たのですが印象が全然違う。断然韓国語の方が良い。

ソウル・ミュージック(2019年製作の映画)

2.5

「あ"〜Uber Eats 180分だって笑」
『準備を怠った小山は豆を貪る』

シュールでじわじわ来る。
「面白さ」を上手く使っている。

ラストはもっと頑張れた。

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王になった男(2012年製作の映画)

3.7

「明晩 月が満ちたら」

韓国映画の沼から抜け出せない。
とても考えさせられる。

本当の王とは。本当の善とは。

一見良い理念も最後には暴君になるきっかけになる。善も悪も固執すればそれは即ち邪である
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オアシス(2002年製作の映画)

5.0

「私の愛する人よ」

本当に言葉が出てきません。

この映画はなんですか。

映画を観終わって、どれほどの時間を余韻に奪われていたでしょうか。

何故僕はまだ泣いているのでしょうか。

こうしていても
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監視者たち(2013年製作の映画)

4.4

「監視以外の行動不可」

한 효주〜♡

抜群に面白い!!!
ハードル超えて来ました。
いやードキドキしました。

僕映画において"人物がその世界に本当に住んでいる事が感じられるか"が好きかどうかを大
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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

3.4

「夢とは 忘れた記憶のこと」

なんか凄いもん観た。
どんな話?って聞かれても難しい。

まじの奇才。

前半はもう変な画角ばっかり。
そんで分からんカットばっかり。

終始置いてけぼり。

ロケハン
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豪傑児雷也(1921年製作の映画)

2.6

「映画史」の授業課題。

活動弁士の音声のない映像のみ鑑賞。
これを全て活弁するとなると大変。

白黒の映画に雪が映える。
例えば生い茂る緑より、枯れた枝に積もる雪の方がより画が美しい。

透明になる
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

「See you Later, Baby.
 All my Love,」

どこまでもお洒落。

デボラがダイナーでジェニーの歌を録音するシーンとラストの運転が本当に素敵。

映画においてカーアクショ
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怒り(2016年製作の映画)

3.8

「信じていたから許せなかった」

重いし怖いし残る。
こんな余韻を感じるのは初めて。

画面に釘付けとはこのこと。
一瞬も飽きなかった。
これだけ多い情報量がそれだけの興味になっていた。

なんていう
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