KKさんの映画レビュー・感想・評価

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ドリー・ベルを覚えているかい?(1981年製作の映画)

4.7

エミール•クストリッツァの世界は「人間讃歌」という言葉がしっくりくる。

映画館でみれるなんて!
ありがとう、恵比寿ガーデンシネマ。

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

4.8

ジーナ•ローランズ、タバコを吸う時の仕草、表情がたまらない。

ラストもすごくいい。
この夫婦最高だ。

ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

5.0

ジョン•カサヴェテス
インディペンデント映画の父

アマプラで「こわれゆく女」「グロリア」を観た後、最も観たかった「ラブ•ストリームス」を渋谷で鑑賞。
最高でした。

愛は流れる

愛を必要としながら
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

5.0

平凡な主婦の3日間を辿る3時間半。
これはすごい体験だった。

音楽は一切ない。静けさが通奏低音のように流れ、一人の女性の規則正しい動きが、靴音、ドアの開閉音、部屋の電気を切る音、身体を洗う音、食材を
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.7

満点つけたいくらい、ケイト•ブランシェットの演技が素晴らしい。

ベルリンフィル大好きですし、カラヤン、バーンスタイン、両オーケストラの黄金期的な時代もとても好きなので、そう言った意味でも興味深い映画
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

4.2


ドキュメンタリー映画のような。

親、恋人、仕事、子供、自分ではどうしようないこと、思い通りにはならないこと、幸せを感じること、不安に押しつぶされそうになること、突然涙が溢れること、色々あるけど、そ
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汚れた血(1986年製作の映画)

4.8

傑作です。
愛のないセックスによって死に至る恐ろしい
ウイルスが蔓延したパリ。赤と青の世界。

どのシーンもどのカットも美しい。
アレックス三部作の二作目。

私を愛していないのね。いつか思い知るわ。
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終電車(1980年製作の映画)

4.6

生誕90周年上映 フランソワ・トリュフォーの冒険
”終電車 Le Dernier Metro”
目黒シネマにて。

オープニング タイトルバックから引き込まれる。
スクリーンには終始37歳の美しいカト
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幻滅(2021年製作の映画)

4.0

人間の欲と虚飾と快楽にまみれた世界、、、人間の本性暴く系は好き。家族、親子の絆や、死をテーマにしたものは、観るのに少し勇気が必要だったりするけど、こついうのはいつでもウェルカム。しかし、特に映画館でみ>>続きを読む

イヴの総て(1950年製作の映画)

4.6

プライドが高くて素直じゃなく気性の荒い女が実は弱くて繊細、謙虚でおとなしくて儚そうな女が実は強かで腹黒く欲深い、という一つの仮説を分かりやすく立証してくれる気持ちいい作品(笑)

マーゴが愛おしくて仕
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


【映画 試写会】

Filmarks 試写会にて「生きる LIVING」を。

黒澤明「生きる」のリメイク。そしてオマージュ作品と思われる。オリジナルへのリスペクトを感じる良い作品。

オリジナルを
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

4.6

好きだ、この世界。
人生、なんでもあり。
アンダーグラウンドと同様、ラストがいい。
なんてハッピーな映画だ。

音楽最高。

アメリカの友人 4K レストア版(1977年製作の映画)

4.6

だいぶツッコミどころ満載なんだけど、、
なんだろう、このジワジワくる感じは。。

終始音楽は(若干無駄に)不穏な感じを演出するし、なんで今そうなった?みたいなのが色々と。。

標的、警戒してる割にあっ
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パリ、テキサス 2K レストア版(1984年製作の映画)

4.9

なぜこんなに惹きつけられるのかな。。
やはり、マジックミラー越しでのシーンに尽きるのかと。

お互いの視線は絡まないまま、まるで告解のように過去の傷を開示していく。

ここでは本物のマジックミラーを使
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