zawawaismさんの映画レビュー・感想・評価

zawawaism

zawawaism

映画(11)
ドラマ(0)
アニメ(0)

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

印象としては欧米版のゆれる。
観るものによって解釈も変わるし、結末も変わると思う。

誰が勝ったか、負けたかというより作中の登場人物の心理、に考えを巡らせると答えがないせいか、思考が深まる。

鑑賞し
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

作品の世界観の作り込みに圧倒された。
もちろん作品が放つメッセージもとても強く、本当に強く、観る人によってはエンパワーメントされる作品だと思う。

エマストーンの演技と作品の世界観、監督による原作の解
>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.1

異なった背景を持った個人同士が支え合うこと、関わり合うことの素晴らしさを感じた作品。

日常で生きる全ての人は個人しか持ち得ない文脈を持っているし、そこを尊重しながら関わり合うことでしか大事にできない
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

映画作家、映像作品をノーランとオッペンハイマー、映画と原爆と捉えて観ると解釈がかなり広がる。
もちろん映像や脚本としての強度は文句なしで面白いし、そこは補償できる作品。

今回は作家性や作品を世に放つ
>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

とんでもないものを観たという感覚。
結末の解釈は人によるが、それでも確実に観た人間に『悪は存在する』というタイトルの意味を改めて考えさせる。
テーマや主題で取り上げるものは難しくなく、割とシンプルであ
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

観てすぐに大好きになった映画。
日常が一周した時点で、大好きになった。

そこから、日常、仕事、身内、そして自分の日常からほんの少しだけ遠い人との変化を通して平山さんという人を浮き彫りにしていく。
>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.2

父と娘の物語だが何か違う。
somewhereとは違う。
何が違うかというと父親が持っているか、持っていないかの違いだ。
それはお金でもあり、愛情でもあり、ユーモアでもあり、器用さでもあり。
※ここに
>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.1

これで観たのは何回目だろう。
ただ、映画館で観たのは初めてだ。
この映画が観たかった、というより映画館で体感したかった。
BGMが大音量で聴けて満足でした。
次観るのは何年後だろう。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

フィンチャー待望の最新作。
TV画面より映画館ということで駆け込み鑑賞。

台詞が少なく、どれも格言的。
その分、画に集中できる。
BGMが研ぎ澄まされる分、スミスのモリッシーの声も普段とは違う聞こえ
>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.8

3時間超えの大作。
映画を観たという実感は噛み締められる。
エンタメというより歴史を学んだ感じ。
誰しも利用されるし、利用しようとしているとも思える。

愛と正義と自制心のせめぎ合いを演じるデカプリオ
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

何度観ても胸がアツくなる映画(2度目)
何かに向き合うこと、逃げないこと、やり切ること、楽しむこと、いつまでも同じ時間は流れないということを思わせてくれる作品。
何度でも観たい。