tetsuさんの映画レビュー・感想・評価

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トリとロキタ(2022年製作の映画)

3.5

見ていてきつい映画だった。移民に対しての対応。やさしさのかけらもない。日本でも移民局の事件あったけど、欧州でくらしの中にいる移民への対応の冷たさの描写が救いを感じられない。これが現実?差別ではなく区別>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

3.5

EOはどこまで人の言うことわかっているんだろう?動物同士は意思疎通しているのでは?と思わせる作りでした。画面の色使いが印象的。

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

2.5

何も考えずに見られる映画。それにしても都合良すぎない!前作から続く中国系の人への気遣い。内容単純なので中国市場での観客動員目当てかな

人間の境界(2023年製作の映画)

5.0

劇中でも言っていたけど人間がボールのように移動させられる事実。入国してから悪い環境に閉じ込められるということが難民問題のポイントと思っていた。事実とプロデューサー、監督の問題意識、それを消化してこその>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.5

よくある話だなと思うけど、みずみずしい初恋の切ない思いが伝わってくるよい映画。じわじわと泣けました。旅先で多くの人との出会い別れる、会うは別れの始め!さよならだけが人生だ!頑張れジミー

悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.5

ずさんな計画を勧めようとする開発業者。自然を守りたいとする住民たち。話が進むにつれそんな単純なことではないなと思えてきた。絶対的な悪は存在しない?絶対的な善も存在しない?最初の少女が木を見上げながら歩>>続きを読む

イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

3.5

映画作りを夢見る青年と資金援助を申し出るアウトロー感あふれるおじさん。青年がどんどん巻き込まれていく様子が楽しかった。おじさんの笑い方がいいな。近所のミニシアターにかかって鑑賞。めっけもんでした

劇場版 再会長江(2024年製作の映画)

4.0

中国という国の市民に対する政策は住んでいる人無視が目に余る、と思うが、10年間の街や自然の変化の描き方は素晴らしかった。また人生に影響を与えた出会いを追い夢がかなう人,叶わなかった人の描写はよかった。>>続きを読む

ジュリア(s)(2022年製作の映画)

4.0

とりあえず録画しておいた映画。見たら期待を上回る作品だった。この人生はどの分岐点の延長なんだっけと確認しながら見ていた。人生の交差と車の交差のシーンよかった。ラスト皆から祝福されるシーンは感涙してしま>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いいものを見た。
クワイエットガール、話しかけられれば応答は増える。話しかけてもらえないから孤独になっている。夏に寄宿した親戚の家。コットは親戚であることを認識できてないだろうけど、話ができることで変
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.5

IMAXで鑑賞。迫力ありました。が、砂の惑星だからしょうがないけれど、砂嵐のシーンとか見にくくなるのが残念。
さて、作品の内容なんだけど、「あれ寝てたかな?」と思う話の飛び方があり、端折ったのかなと思
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.5

決して自分がノスタルジアを感じたからではないとおもう。面白かったな。画面から熱量を感じたな。突っ走りたい人、三重苦にとらわれ動けない人、自分の好みを追うロマンティスト。何より若松孝二本人。人物描写よか>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なんとも密度の濃い映画だった。出だしが事前情報にあわず戸惑ったけど、次第に納得。20年以上前に失踪した俳優(友人)のことを追っていくなかで、当時推測したことと現実がは絡み合う展開に吸い込まれていった。>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

謎解きではなく心理や感情に変遷を法廷での証人の言葉で描いていく。法廷のシーンが多いけど画面に吸い込まれた。証人はあんなにしゃべるの?子供も証人にするの??などなど驚くことも多かった。
良作だけどアカデ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

意識の中?現実?観ている方が混乱する映画でした。だけど面白かった。驚く場面や笑える場面折込ながらの3時間。長いな

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

主人公は発作が起きると、自己嫌悪や無気力になってしまう。そんな自分の殻に閉じこもりたくなってしまう状態でも、助け合うことはできる。
ときにユーモラスで、力むことない構成にメッセージは十分詰まっていた。
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.5

試写会で鑑賞。世界最弱からの脱却のため、ワンゴールを目指す。でもガツガツしないサッカーチームなのでスポ根ものにならないところがいいな。お約束の展開だけど、充分楽しめ温かい気持ちになり、足るを知るという>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

成長は本能的なものから始まり、やがて知性の成長につながるのか!と視覚も含めて伝わってきました。特に本作は女性の成長が描かれていたと思う。エマ ストーン熱演です。

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.5

ほんわかするけど、ヨーロッパの階級別社会が覗える映画でした

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ウッディ・アレンが好きな映画を紹介しながら作ったような小品でした。文句ばかり言っている主人公が旅先で診察してもらった女医さんに執心する様子が面白かったな。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

不死身の杉本 アシリバ魅力的だった。インディ ジョーンズのテイストだなと見ているうちに実感。ワクワク度高まり面白かった。続編見たい

夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

3.5

能登地方の地震のニュースに触れている中で鑑賞。セイフティネットを考えないまま緊急事態宣言を発動した政府。想像力結如した行政を訴えたかったのかと思ってしまった。10日たってやっと仮設住宅建設に着手ってな>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

カンヌ映画祭が好きそうな作品。私も好きな系統の作品です。主人公はある時点で時間を止めて生活をすることを選んだのかと思えた。今は今だし、今度には日付がない。毎日同じサイクルで生活する。休日のサイクルも決>>続きを読む

ほかげ(2023年製作の映画)

4.0

絶望をかかえる人。またつらい思いを抱える人、子供。皆ねているときうなされる。希望が見えてこないけど、何を支えに人は生きようとするんだろう。もう爆弾による恐怖がなくなるということだけなのか。全体に暗いト>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

歴史上の人を描く映画はどうしても人間ドラマになってしまうんだろうけど、この映画に関しては歴史背景を前面にだしたらどうだったのかと思ってしまった。フランスを愛するから先頭に立つ。国民がなぜそれを支持する>>続きを読む

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

モナリザはいつ力に目覚めたんだろう?なぜ、精神病院にいたの?なぜ初対面なのに彼女のこと助けてあげようと思うの?
なぜ、怒った男たちは暴力を振るうの?
なぜがいっぱい浮かぶもののの、善意の心や自由を得る
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正欲(2023年製作の映画)

3.0

LGBT、フェチ、不登校って一緒に論じるもの?多様性という意味合いが拡大されてない?多様性という言葉は物分かりがよいという言葉と同じ?趣味はもともとマニアックなものでそこには尊重する気持ちがありそうだ>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

4.5

軽妙!一つのエピソードにこだわりすぎず、次々にエピソードが積み上がっていく。こんな展開にしたかと感心する映画だった。
オゾン監督はビリー ワイルダー好きだったのかなと言う印象。パリが舞台だからか「あな
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

面白かったんだけど、長い予告編を見たような印象が残った。ゴジラは1945年にはもう存在していた、という設定は従来とは異なるので、ここから新たに始まっていくのかな。人間ドラマにも重きを置いたんだろうけど>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

前半から気持ちがざわつく。見ていると心もざわつく。ミステリー?サイコパスを描く社会的映画?見ている人をどんどん不快にさせようとする演出はよいと思ったのだが・・・・・・

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.5

家族にあった事実。とてもよく描かれていた。理由を追い求めそれにあっていれば真実なのか?事実があればいいではないかと思ってしまう。家族が軸のこの映画、それが前面に出てくることで面白さが増していった。導入>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

とにかく長い、という評判だったので、水分控えて鑑賞。集中力保てました。先住民が油田のある場所の所有権を有していたということにまずびっくり。豊かな暮らしをしていたことにもびっくり。邪魔者をあまりに簡単に>>続きを読む

銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

4.0

出だしの20分くらいは乗れない映画だったけど、元妻が出てきたころから一気に引き込まれた。見ていて浮かぶのは愛情という言葉。人への愛情だけでなく、場所やものそして映画に対する愛情が描かれていた。もう一つ>>続きを読む

ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

4.0

映画に時代を反映させる部分があるのなら、この作品はまさにそう。監督が民族間の反発が諍いになるということを消化して描いていたと思う。
舞台になったトランシルヴァニアは強国のはざまで自立を模索していたのか
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