しょんべいさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.0

相当身構えて見たんですが、別に特段残虐なシーンもなくちょっと拍子抜け。後ろで流れてる音楽も、ない方が淡白さが際立って良かった様な気がする。

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.5

怠くてやる気ない感じの画面が心地よかったです。ソフィア コッポラお得意の雰囲気ですかね。
エルファニングって何か、天使って言葉が似合う。何なんだこの清い感じ。

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

4.3

かなり久しぶりにイタリアの映画を見ました。

やっぱ本当に見ていて気持ちが良いです。これぞ映画!と言う感じ。

イタリアの映画は本当に素直、というかストレートに伝わってくるものがあっていつも心動かされ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.0

本当にどん底描写ばかりで救いのない作品でしたが、最後の最後で希望が見えた様や気がします。初めて家族がまとまったと言うか、意志が揃ったと言うか。

日本人はこの手の問題は看過できないですよね。

久々に
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

3.5

オープニングから、僕はこの映画好きだろうなと思いました。今年初のフィンランド映画です。

淡々と進んでいく少しぎこちない、低調なラブストーリー。低調で主張しすぎない幸せ具合、好みでした。

パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

4.0

昨日に引き続き同監督の本作観賞。
昨日の夜に引き続き、見終えた後の余りの苦しさにあまり文章を起こせません。

オマールの壁(2013年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

凄く良く考えて作られてるなって印象でした。それに物凄く重い…。

何重にも何重にも苦難が続き、映画が終わっても苦しみが続くような後味を残します。

知識があると尚よかったかな。

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.8


良い作品でした。
いつの時代になっても、どうしても子供を産むのは女性だしその分苦しむのも女性が多いですね。1つの確かな答えがない苦しみを扱う映画は大好きです。

㊗️千本目!

快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

4.3

いやあアラン監督らしいストーリー性のない作風にあっぱれ!新年1発目はアランロブグリエの作品を選びました。

何かと話題の多い作品らしいですが、確かにこれは凄まじく強烈で支持、不支持がはっきり分かれそう
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太陽はひとりぼっち(1962年製作の映画)

4.4

2021年最後の映画は"太陽はひとりぼっち"を選びました。
なんて居心地のいい静けさでしょう。一貫して不安感を募らせる映像とモニカ ヴィッティの顔が最高です。
やはり何と言ってもモニカ ヴィッティです
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.6

ドランっぽさ満点でした。
人間の凄く複雑な感情を、クリアに表現するのが上手だなぁ〜とつくづく感じます。使う音楽も独特で中毒性があります。

ちなみに2021年の僕の映画ランキング1位はドランの"わたし
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ANIMA(2019年製作の映画)

2.5

結構すごいコラボレーションだとは思いますが、もろMVって感じですね。新しい映画の形といえばそうですが、MVの域を越えるかと問われたらYESとは言い難い気がします。

バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.5

久しぶりのブラックユーモアと言うか、シュールと言うか、クセのある作品を見てどう感じて良いのか少し戸惑ってしまった感あり。
でもコーエン兄弟独自の作風で惹きつけられました。

ペトラは静かに対峙する(2018年製作の映画)

3.5

静かで綺麗で無機質なんだけど、内容は相当残酷だし不気味ですね。
やっぱり人との関わりで1番大切なのは対話ですよね。この家族はそれが無さすぎた。

1900年(1976年製作の映画)

4.7

驚異的なほど壮大で混沌とした2人の人生をを5時間にわたって見られる超傑作でした!先日見たカオスシチリア物語とはある意味正反対の作品でした。
余すところなく、2人(やその他も)の人生のあらゆる感情をを詰
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カオス・シチリア物語(1984年製作の映画)

4.5

こんなに美しく無垢な作品を見たのは久しぶりです。

今の僕にはない、"本当に大切なもののために苦しみ、本当に大切なもののために生きる"とてもシンプルで重厚な教訓を残してくれたように感じます。

あとは
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幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

3.5

ベタに感じるけど、それが良い。
この人間同士の愛情が見えやすいの、良いよな〜。今の時代よりもっとシンプルに生きてたよな〜と思う。
高倉健があの見た目なのに純真で意外と臆病なの良かったです。

ザ・プレイス 運命の交差点(2017年製作の映画)

3.8

この前見た「おとなの事情」が凄く良かったのでこれも見てみました。
面白かった!カフェの隅の席だけのワンシチュエーションだけど、造像力掻き立てられるし、どんどん依頼者が交錯していくのは見てて面白かったで
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おとなの事情(2016年製作の映画)

4.4

皆さんの評価も高い様に、僕にとってもめっちゃ面白かったです。
とにかく全てのシーンが上手に無駄なく練られてて飽きる事が一切ない!伏線もラストも全てがパーフェクトでした。

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

4.0

まさに、ちょっと嫌なアメリカの夢を見たって感じ。夢現な世界観と虚無で全てを達観した様な姉妹の目が異様に魅力的でした。
ソフィアコッポラもしかしたら初めて見たのかもしれないけど、この世界観良いですね〜。

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.8

スリル満点過ぎる作品でした。
ただ敵から攻撃され、仕返す映画ではなく、爆弾処理にフォーカスしたユニークな映画でした。

イラクの穏やかな国土や国民性もまたいいスパイスです。

反則王(2000年製作の映画)

3.0

元気だけはめっちゃ貰えるしょうもない映画でしたw

ソンガンホ好きなので、お茶目なガンホ見れて幸せな気分です。

無伴奏(2016年製作の映画)

4.5

凄くよかった。
そもそも僕はずっとカノンが好きだったから、見る前からこりゃ良い映画だろうな〜と思ってた。
カノンもいいけど、クラシック以外は一才音楽が鳴らないのも良かった。あと池松壮亮が色男すぎる。ジ
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最後にやっと登った朝日が凄く象徴的な作品でした。あの朝日を拝むために1時間半の映像を見てきた様です。

それに加えて凄く顔が語りかけてくる映画でした。

レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

4.0

妙に良かったです。
シリアスな態度で見れば良いのかコメディを見る態度で見れば良いのか判断しづらかったですが、両方兼ね備えた良作でした。

ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと撃ってくるあの男は誰だったんだ?!最後まで分からず…。
大好きなワンちゃんがフレアガンで殺されるシーンだけは本当にキツかった。。

(1963年製作の映画)

3.0

長年なぜか避けていたこの作品を見ました。この作品見ると、よく僕は今まで鳥に襲われずに生きてきたな、と感心してしまうほどです。
それに、超有名シーンや圧巻のラストシーンも楽しめて満足です。

THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

4.0

ひっさびさにめちゃくちゃ重い映画を見て、心がズンと沈み込んでいます。。韓国の映画は凄く久しぶりで、覚悟はしてたんですが何となく落ち込んじゃいました。

今作は、監督の小物使いの上手さが感じられました。

マッド・ダディ(2017年製作の映画)

2.8

ニコラスケイジ 見ると、なんか安心する。不思議な力持ってるな。

紙の月(2014年製作の映画)

3.5

あんなとんでもない事しでかして、最後あの瑞々しい感じで終わるのはどこか解せない感じを残したものの、全体的にソワソワしながら見れて面白かった。

ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

4.3

最近ずっと日本の映画見ていて、今日やっとその波が一旦途絶えたので毛色を変えた映画見ました。

最近はヨーロッパの映画を見ようと思うとブニュエルを選びがちです。

シュールレアリズムの代表格だけあって、
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.2

かなり良かったです。第一印象は日本版ドリーマーズって感じ。

とにかく役者が良くて、正直この関係性めっちゃ羨ましく感じました。ちょいと大人な青春ですね。素敵です。。

人間の感情が激しく揺れ動く瞬間っ
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.9

これまた共感の多い映画でした。僕個人は、この2人と感覚合う可能性あり。ここんとこいい映画に出会えてます。

海を感じる時(2014年製作の映画)

3.5

偏愛って好きなんで、これ面白かったです。
ねじれて歪んで、それでも生きたいように生きるのが正解だとやっぱり思う。

雨のまにまに(2020年製作の映画)

1.5

こーゆー物語、この世界にありふれすぎてる。
どこかで聞いたようなセリフと、どこかで見たような映像に満ちた6分間でした。

僕はこーゆーので心震える感受性に乏しいんでしょう。

いちごの唄(2019年製作の映画)

3.7

コウタのキャラだけは最後まで馴染めず。。ずっとバタバタしててちょっと物語の邪魔だと感じちゃいました。

でも割と好みの映画で、後味も良かったです。