Jディラみたいにつんのめるリズム、キックとスネアがばっちりはまったみたいに抜けていく映像、自分が無力な存在であることへのいらだたしさとすがすがしさ
一見子供は大人びて見えるし、大人は子供びて見えるけれど、演じている役者の歳は実際はたいして離れていないことを考えたら、むしろ大人がとりあえずは大人に見え、子供がとりあえずは子供に見えていることのほうが>>続きを読む
(見たのはLong Ver.の方)
ずっとおなじことをしてきたのだなということが遡及的にわかる。枠組みをはめるのがうまい。劇中劇にすることもそうだし、「何食わぬ顔」というタイトルからして、そう言われ>>続きを読む
目があまりに大きく見えるのは、エリセは暗い部屋で小さな光源で撮ってばかりで瞳孔が開くからなのでは。
目線、目線、目線。ひたすら反復する目線は最後に自分自身へと向かい、それは映画に自分が見られているということでもある。それはそうとミゲルの住む田舎の感じがすごいよかった。理想的な落ちぶれかた。
アケルマン5本目?
「アケルマンの映画は時間を耐えることである」(五所純子)
という意味でまさにアケルマン的。しかし耐えられずに半分くらい寝た。画面もとにかく暗いし。でも劇場で眠れる映画はいい映画だと>>続きを読む
画面に豊かさがあふれていて、その豊かさがそのまま世界の豊かさだという、至福。冷蔵庫の中の卵を見ただけで泣ける。
早稲田松竹にて。かっこいいっていう感想が最初に来る日本映画って滅多にない。ムラジュンはすこしショーケンに似ている。シナリオは良くない。
★5億
極めて倫理的。今まで見た映画の中で一番音楽のセンスがよかったんじゃないか。
このレビューはネタバレを含みます
すごくローコンテクストであるとともに(知らない国の映画を見ているかのよう)、丁寧に土地の風景が積み重ねられていく。視覚は聴覚とは違い複数の人間と共有することが難しい。それゆえにボクシング(スパーリング>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
かっこよい。
ひとつの画面に集中しなくていいのが助かる。
学生がニコラス・レイのことをニックと呼んでるのがよい。
ダイエットした男の子の話がかなしい。
最後に死んで終わるのがしっくりくる。