iszkaさんの映画レビュー・感想・評価

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エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

4.5

ノイズミュージックと自然と霊性なものが好きな自分のツボには刺さっていたが……。。。

ぜんぜん関係ないけれど、死と音楽と宮崎あおいということで、ソラニンのことを考えた。この映画の力にどこかで影響されて
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すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

5.0

想起される記憶は非連続的な、切断されたものだが、私たちは連続的な時間の街で生きている

何かを思い出す
花火をする 過去を見る
そしてそれが知らずと見られている

ダンスのシーン 覚えておこう

愛のむきだし(2008年製作の映画)

5.0

GW、泣いてはじまった
ナラティブの力を信じる

欲動に憑かれた力たち

禁止に囚われている私たちは、この物語を目の前にし、言語化される前のあの原体験を想起する。

バスのシーン

季節のはざまで デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.2

物語を読む/観るとは、
私たちを読む/観ることに等しい

映画を通して、私は私に観られる

『瞳を閉じて』を思い出す

VOID(2023年製作の映画)

4.2

混沌に対する虚無の対抗

生活に蔓延るアイロニーでしかないのだけれど、「それで本当に良いのだろうか?」と問わせる不穏さがここにある。

かつてここまで空虚な「踊り」があったか?

プロスペローの本(1991年製作の映画)

-

「この作品を撮るのに100年かかりました」って言われないと整合性つかないぐらい凄すぎる映像だったけれども、その凄さ故かほとんど集中できなかったので、要再見……。

数に溺れて(1988年製作の映画)

5.0

「笑い」「ナンセンス」「反復」で虚無を描く形式が好きだ。カタルシスを経た先にある種のやりきれない愛おしさを持つことができるから。そして自分はそれが人生の深層だと思うから。
何よりも、全ての装置が中身を
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ポー川のひかり(2006年製作の映画)

4.2

とりあえず冒頭から突然現れる釘ぶっ刺さされのインパクトはそれだけで十分。

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.5

正直敵を作る映画だと思う。

そう思ったからこそ、あらゆるものを捨象していかにフィクションを捉えるかみたいな練習になった。

この話って別に先天的な障がいとの向き合い方というテーマではなく、どんな人間
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.5

青葉市子ありがとう……

父親があみ子を病院に連れて行く時の後ろ姿で、この映画は説教的なものじゃないという安心感が得られた。

手を振ることについて考えたい。

ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

4.5

ここまで露骨なのに、画は非常に繊細で美しい。意外とそういった作品って少ない気がした。

風が吹き荒ぶ海を渡り、惑わしく深遠な森林の中へと迷い込んだ彼女は、この地で崇高ながらも非道な真理と邂逅し、そして
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火星のカノン(2001年製作の映画)

5.0

孤独も巧いし、連なりも巧い

この世で最も思考を煽るピンポン

浮草(1959年製作の映画)

5.0

泣いた

やはり小津とチェーホフは似ている。
地獄への目のつけどころや、台詞選びや、悲喜交々としたところが似ている。

と思って調べたところ、チェーホフの何かの文庫版の解説にて、既にその指摘が存在する
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草の響き(2021年製作の映画)

5.0

引きのショットが良すぎる
走る映画で1番好きかもしれない

何かからの脱出
何かへの移動

原作を買います

アカルイミライ(2002年製作の映画)

4.2

イズムを感じる

退廃的だし独特すぎるけど、なんか勇気づけられる
稀有な存在

2000年代初頭に描かれた希望という時点で惹かれまくり

「行け」のサイン

ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン(2004年製作の映画)

-

どん兵衛のCMをみて思い出した。
野村哲也のキャラデザ、今となってはホストと揶揄されるけれど、やっぱり画期的だなと思う。
まぁ今ではホストというかギャル男というか平成歌舞伎町男児なんだが。

長屋紳士録(1947年製作の映画)

4.5

人物の距離間とか家の中の映し方とか、いつもながら諸々凄いけれど、中盤以降の言葉選びが特に印象深かった。
最近読んでるからだと思うけれど、終盤の台詞の鋭利さが和製チェーホフという感じがした。

散歩する植物(2019年製作の映画)

4.2

あらゆる存在の仕方、関係の仕方


主題歌がとてもいいんだけどSoundCloudでしか聴けなかった。誰なんだ。

がんばっていきまっしょい(1998年製作の映画)

4.5

ボートと青春映画の親和性が凄い
淡々と進められていく反復での時間経過と映し出される差異たち

語られすぎないことが時間の密度を濃くしている。
端麗で味わい深い青春の煌めき。

水や音楽も素敵。

ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

5.0

凄すぎる!
暴力の始まりから終焉までを生々しいリズム感を伴って映している。

人類史の構成因子として、暴力は切っても切り離せないものだと思うけれど、その力強さと虚無を呵責なく描いている。

『pass
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.5

これぐらい力強くて爽快な訴え方、ホント見習うべきかもな

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