iszkaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.5

どちらかと言えば表情の映画

ひたすらありがたい……
どこへ行っても孤独な人間への希望と肯定

冬の旅(1985年製作の映画)

4.2

現実逃避を繰り返して、
当然無残な死を受け入れよう

少女邂逅(2017年製作の映画)

4.5

この痛さ、不気味さ、美しさを永遠と記憶から消さないために度々この手の邦画を観ては満足しているのだ

按摩と女(1938年製作の映画)

4.5

この湿っぽさとスローさは、
日本的エロ美学の到達点だ

青春神話(1992年製作の映画)

4.2

あまりにヒトくさすぎて、
台北に魅入らせれてばかりいる

台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.2

結婚も移住も万能薬ではない

台北自体が、人のような街だ

麦秋(1951年製作の映画)

5.0

小津小津している
ケーキを隠すシーンがかわいい。

紀子が軸だが、
全員の描き方が巧すぎる。

「いい」「よくない」

捨てられたパンに、
可愛くないガキンチョ。。。

あの娘は知らない(2022年製作の映画)

4.2

自分が人間に対して感じていた後ろめたさを、肯定してくれた。

眩暈 VERTIGO(2022年製作の映画)

4.2

ダサめの編集や、複数の声が鳴り響く等の過剰な演出は、プラスに影響しておらず、正直あまり洗練されてるとは思わなかった。素材が良いだけに。

それでも、

眼差しと言葉について、
とても大切なことを学んだ
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気まぐれな唇(2002年製作の映画)

4.0

この質感、アホらしさ、退屈さは好きだけど、ロメールの方が笑える

風立ちぬ(2013年製作の映画)

5.0

誰かと生かし合っている
その実、誰かと殺し合っている

生きねば

7月の物語(2017年製作の映画)

4.5

大画面で馬鹿たちの諍いを観る贅沢さ

笑いに必要な間とシリアスさが備わっている

2部の終わり方はかなり不意を突かれたが、良かった

勇者たちの休息(2016年製作の映画)

-

日中の疲れで少し寝てしまったが、
やはり大画面の大自然は楽しい

カオス・シチリア物語(1984年製作の映画)

5.0

ベストオムニバス映画

キレキレの映像美

見えなくなった者の目で見ます

マグノリア(1999年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

長く忌々しい人生
一時停止することは一切ない。
過去と罪と嘘は、ずっと追ってくる。
皆それぞれ、何かしら救いを求めて生きている。

このあまりにも奇妙で広すぎる世界は、
それもこれも包み込んでくれると
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そばかす(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

こういう映画はあって然るべきだけれど、久しぶりに自分にハマらなかったので、良い機会と思い、言語化してみる。

・セクシュアルの多様性という私たちの非常に身近にある問題を描くのならば、もう少しリアリティ
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柳川(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

何も起こらない、ただただ静寂と美しさに溢れた2時間

川のように記憶は流れ、人は来て去ってゆく。

ママと娼婦(1973年製作の映画)

4.4

愛の執着は死へと通じる。
死ね、ナルシスト。

220分もダラダラとうるせーのに、おもしろい。何度も転寝しては、巻き戻しした。

裸足で鳴らしてみせろ(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

宙に消えてゆくだけの言葉も約束も、
脆くて不安定

共有可能な記憶(音や映像)と同じく
触れ合う今この瞬間は確かなもの

痛くも美しい愛を、
これほど鮮やかに映像として表現出来る監督がいることが嬉しい