iszkaさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

つまらないんだけれども、
すっごく良い映画だ

つまるところ、
それが人生への肯定なのかもしれない

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

20分に凝縮された残酷さ
あまりに直接的だけれども、展開がしっかり酷いから説教ビデオじゃなくて面白い

人物へスポットを当てることを排除すると、印象強いストーリーを描けるのか

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.0

退廃した青春の終わり
向き合っていくというイニシエーション

シベールの日曜日(1962年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

誕生日に名前を教えられたいものでやんす

狂わしいほどの純愛
それゆえ美しい

永遠と一日(1998年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

リーフレットより

「あくまでもアレクサンドレは現実の人であって、過去を呼び出してもそこに浸り込む事はできない。過去の夏の日に現れる彼は黒いコートをまとった白髪まじりの老人のままで、当時の若者の姿に戻
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眠り姫(2007年製作の映画)

4.5

夢、死、客観、主観、不在、浮遊

アンビエント!!

SELF AND OTHERS(2000年製作の映画)

5.0

記憶と不在のコラージュ感覚

実在した当時を映すのではなく、
彼がいたという過去がある現在を撮るというドキュメンタリー

題材も作品も本当に素晴らしかった
新たな映像体験

砂の女(1964年製作の映画)

4.2

原作既読

文章から伝わってきた砂の質感の
再現度は凄い

安部公房の作品は、
あまりにも皮肉めいている

ヒミズ(2011年製作の映画)

4.5

原作未読

浮かぶ家は、
私たちの心のどこかに潜む「震災」のよう

あまりにも過酷
あまりにも悲惨
そして不条理な状況から再生する事ができるか

彼を救う周囲の人たちが、
常識人かつ善人ではなく、
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

すっごく良かった。

特別目を引く展開があるわけでもないのに、退屈するどころか、
2時間どっぷり集中する事ができた。

しつこいぐらいの対比の演出、
でも嫌なあざとさがあまりない。

私には等底言語化
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僕の村は戦場だった(1962年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

綺麗さと悲惨さの対比が、
胸にキリッと来る

瑞々しさと、陰鬱さ

タルコフスキーが映す水はこの頃から美しかった

野いちご(1957年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人生の何もかもを、
包むように肯定してくれる作品

若い間にこういった作品観ると、
今起きている悲劇についてや、
年老いることについて、前向きな気持ちになれる。

自分が年老いたあとに何を思うか
それ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

昨今の映像は、あまりに壮麗すぎるので、
自分のツボに刺さらない事が多いけれど、
コゴナダの映像は、今映像で出来ることの正解を導き出している気がする。

AIという非人間的なものの存在から、
より明るみ
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