ロキの立ち回りが面白い。単なる敵キャラと思っていたが、少し印象が変わった。
マーベルの中では、ヒーローの人間味がよく描かれている作品に思える。1本の恋愛映画として見ても楽しめる。切ない。
冒頭の雪の美しさと住民に対する説明会の場面が印象的。余計な音がないので、自然の音の本来の響きを思い出す。
タイトルは難しい。絶対的と相対的な悪の話のようにも見受けられるが、おそらくもっと別の悪の話が示>>続きを読む
中途半端にジブリの設定を受け継いでいてモヤモヤしてしまった。完全に別物にしてしまうと、興行的に失敗する可能性があるためであろうが、それなら漫画原作の実写化にした意味を問いかけたくなる。回想が多く、あま>>続きを読む
物語はかなり王道。ただ、台湾や日本の風景の描写が好き。特に、松本の夜の静けさと台湾の夜の光がお気に入り。漫画と縁が薄いので、『SLAM DUNK』をまだ読んだことがない。流石に読むべき?
想像ほどの脳筋キャラではなかった。世界観が壮大で見応えがある。それにしても、ロキの悪役としての貫禄がなかなかのもの。今後も期待。
難しい。好きな場面も微妙な場面もあり、何とも言えない感情になる。現実と虚構の描き方がなかなか大胆。終わり方は割と好き。
四十万家の不思議な血脈は受け継がれている。本編より重い展開があり、少し面食らってしまった。
乱雑に言うとずっと地味な映画。ただ、その中にある日常の何気ない一瞬を誰よりも愛する人が心から羨ましいと思える映画。最初はトイレ掃除の場面が長く、少し退屈してしまったが、最後にはずっとトイレ掃除の場面で>>続きを読む
「サムライエッグ」が良かった。アレルギーの問題をどのようにアニメで描くかという演出の挑戦がはっきり見えている作品。
原作の核を壊すことなく、限られた尺の中で1本の映画としてまとめることに成功していた印象。ただ、伏線を丁寧に張っている原作の持ち味を活かすことは相当に難しかったように思える。1クールは使わないと難しい。
常識が破壊された。これまでに直面していた現実がどうでもよくなるスペクタクルがあった。スペクタクルとは言うが、そこに壮大な物語はない。1人の女性が世界を知りたいという欲望に突き動かされて、ただただ走り続>>続きを読む
演出も音楽も作画も息を呑むほど綺麗。間違いなく素晴らしい作品ではあるが、期待値が高すぎた故に少し気になってしまった場面もある(主観かもしれないが、感情のジェットコースターに対する作り手の明確な意図があ>>続きを読む
SAO自体初見ではあるが、十分に理解できる内容だった。昔の映画ではあるが、どことなく新しさが漂う。
ARの強い没入感がイマイチピンとこなかった。ただ、現実世界が強制的にゲームに取り込まれる感覚はAR独>>続きを読む
高校生の「衝動」を狂気的に演じている山田杏奈の演技が衝撃的。声と表情の演技に惹きつけられる。
原作の生暖かいようなゾッとするような雰囲気が忠実に再現されている。また原作を読みたい。
好きな作品ではあるが、要素を詰め込みすぎで終盤は見ていられなかった。どれか1つに絞って描いた方が綺麗になったと思う。
関西大会を大胆に端折って、久美子とあすかの関係性に焦点を当てた総集編。TVアニメを見ている人も楽しめる作品。京アニの凄さを改めて実感。
一見、単純に見えるリーマン・ショックという現象をエンタメ性のある映画に落とし込むことの難しさ。視点が次々と切り替わる展開で物語の焦点が分からなくなってしまった。題材は面白いだけに、易しさと難しさが混在>>続きを読む
まさに原点。トビー・マグワイア版とトム・ホランド版を比較すると、映像技術がどれほど進歩したか見て取ることができる。本作はピーター・パーカーの心の中の善と悪がよく描かれており、スパイダーマンというヒーロ>>続きを読む
他の映画ではあまり見たことのない海の表現方法はかなり好き。一方、衣装が少しコスプレに見えてしまう点が気になった。ヒーロー誕生の物語として、この上なく王道の作品。
花楓の高校受験の話。「思春期症候群」の存在は控えめで、花楓の葛藤がメイン。花楓の決断はなかなかできることではない。それにしても、咲太と麻衣が終始イチャイチャしていた。もう夫婦漫才では?
「まどマギ」の世界に詰め込める要素を全て取り入れたような作品。1回で理解できる内容ではない。
物語の導入には唸らされた。そこからどういう風にTVアニメと繋がるかという過程も本作の面白いポイントの1つ。>>続きを読む
高評価も頷ける作品だった。序盤は乙骨憂太が碇シンジにしか見えなかったが、物語が進むにつれて独自の魅力を放つ主人公になっていた。同じように見えて、絶妙に違う演じ分けをしている緒方恵美が凄い。現実の街を舞>>続きを読む
本当に1968年の映画か疑うほどに面白い。映像技術が成熟していない時代なので、演出方法には古いと思う点も多いが、それを上回る映画としての魅力がある。
ディズニーアニメではあまり見ないユニークなキャラが多い。ただ、キャラデザはあまり好きな部類ではなかった。ワニは例外。
キスでカエルになってしまう理由が気になる。
ディズニーっぽくない。ボーイ・ミーツ・ガールに無理に当てはめていない点から原作の世界観を大事にしていることが垣間見える。
キャラデザはかなり癖があるので、評価は割れそう。
ウイスキーについてほとんど知らないので、主人公のような気分で鑑賞した。ウイスキーに携わる人々の描き方が素敵で、ウイスキーについてもっと知りたいと思った作品。
作中では何度かピンチが訪れたが、その一部は>>続きを読む
日本らしさとゴジラらしさを存分に取り入れた傑作。『シン・ゴジラ』は国が戦う映画であるが、『ゴジラ-1.0』は人が戦う。そのため、ゴジラに対する絶望という感情が色濃く描かれており、戦後という時代設定が最>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
説明されていない描写が多く、終始、特定の場面の疑問点について考えることを半ば強いられる映画だった。とはいえ、作品の世界観や設定はかなり興味深く、変化を禁じられた思春期の心を閉じ込めるには実に残酷で秀逸>>続きを読む
イマイチ物語に入り込むことができなかった。細かい展開が唐突な印象を受けた。
僅かな緊張の中で、穏やかに日常が流れる前半と、関東大震災以降の不穏な後半の対比が実に鮮やか。行商団が自警団に囲まれてからの描写では、「波紋を投げかける」ことの衝撃の大きさが映像として限りない形で表現さ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
スパイダーマン大感謝祭。トム・ホランド版のスパイダーマンは完全に心を鬼にすることが難しい。そのため、ヴィランに付け入る隙を与えてしまう。そこがスパイダーマンという物語を残酷に、そして、強くしている。単>>続きを読む
音楽や水墨画の演出はかなり好きな切り口の邦画だった。清原果耶や三浦友和の抑制された演技も作品の雰囲気にマッチしており、見ていて退屈しない。もう少し心の葛藤も見たかったが、尺の関係もあり、難しそう。
青春を謳歌する若者としてのピーター・パーカーと、自信を持つことができないヒーローとしてのスパイダーマンの描写が好き。敵はなかなか面倒ではあるが、計画はガバガバに見える。