ずこやまさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

4.0

久々の再鑑賞。いつもニコニコで品格を失わないイップ師父が、旧日本軍の弾圧にも耐えに耐えるものの、遂に立ち上がり10人を相手に瞬殺する展開と、中国人としての誇りをかけて戦うラストバトルのカタルシスは異常>>続きを読む

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.5

不穏すぎ&謎要素満載の前半からのあの後半はまったく予想できなかったものの、大好物なバイオレンスな展開なので満足満足。全裸老夫婦最強。事の終わりにはみんなでちゃんと掃除しつつ、残すものは記録・記憶として>>続きを読む

処刑山 -デッド・スノウ-(2007年製作の映画)

3.0

死霊のはらわたinノルウェー。マジメなホラーかと思ったらコメディホラーだった笑 アグレッシブなナチスゾンビとスラプスティックなゴアが楽しい。ゾンビが走るとき、ゾンビ役の人が足元の雪を気にしてる素振りを>>続きを読む

ある戦争(2015年製作の映画)

3.5

「偽りなき者」「光のほうへ」の脚本家トビアス・リンホルムの監督作。戦場で極限の選択を迫られた主人公と、その結果のはなし。ざらついた映像、実在感のあるキャラクター、ほぼ音楽なし、観る人の倫理観を揺さぶっ>>続きを読む

エンテベ空港の7日間(2018年製作の映画)

3.0

エリート・スクワッド二部作のジョゼ監督だから超期待したけどなんとも普通。尺の短さから推測するに、かなりカットされてそう。ともあれダンスシーンと救出シーンがシンクロする演出は良き

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.0

障害者と貧困を描いたとか、見て見ぬ振りをしていた現実を描いたとか、そんな言葉の枠に入れられない激重映画。所々に感じるユーモアはたしかにポン・ジュノを思わせる。カーテンがあるのに段ボールや新聞紙で窓を覆>>続きを読む

狼/男たちの挽歌・最終章(1989年製作の映画)

4.0

胃もたれするレベルの濃厚ジョン・ウー映画。バリエーション豊かな銃器が登場し人体や建物を破壊しまくる銃撃戦もすごいが、やはり主人公二人の関係性の変化がもうね。。深夜にTVで放送した翌日、偶然観た同級生が>>続きを読む

チェンジリング(1979年製作の映画)

3.5

イーストウッドじゃないほう。オカルトとミステリーがバランスよく構成されててよく出来た映画。車椅子怖い。真相を突き止めても怪現象が止まないことにブチギレる主人公を見て、某映画で逆ギレして少女の幽霊を布団>>続きを読む

続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)

4.0

西部劇だけど常に足元が泥濘んでてグチャグチャで、そこを黒ずくめで棺桶を引きずってあるくフランコ・ネロのカッコ良さ!眼の透き通るような青さが美しい。。マカロニらしい復讐の物語で、カタルシス爆発のラストが>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

普通にいい映画。みんな演技も歌もうめえなぁ。一緒に観たちびっ子も大満足。

ステイク・ランド 戦いの旅路(2010年製作の映画)

3.0

ヴァンパイアものにロードムービーやら疑似家族ものやら師弟ものやらポストアポカリプスものやらを混ぜ混ぜにして98分によくまとめたな感。荒がないわけじゃないけど、中盤のワンカット襲撃シーンはめちゃくちゃよ>>続きを読む

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.5

こんな映画だろうなって思ってたらいい意味でその通りの映画だった笑 名誉の死のときに顎が変形するのすき。クレイジーボールのシーンで小学生の時に友達と作った「ダブルボール」ってゲームを思い出してなぜかセン>>続きを読む

ビヨンド(1980年製作の映画)

4.0

論理というものを超越したフルチマジック。目を閉じてゆらゆら揺れてる亡霊の様なゾンビは、デロッシのゴアな特殊メイクも相まって不気味で唯一無二な感じが良き(頭が弱点ってのはロメロから拝借してるけど笑)。物>>続きを読む

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

4.5

超久々の再鑑賞。やはり楽しい。某ゲームの元ネタとしても有名だけど、そのゲームのファミコン版のパッケージイラストがまんまターミネーターのカイル・リースで問題にならなかったのか心配になるレベル笑 

以下
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ローサは密告された(2016年製作の映画)

3.5

麻薬取引で警察に捕まった一家が、腐敗しきった警察相手に右往左往する話。カンヌで受賞も納得の主演女優の演技というか実在感はさすが。冒頭、なんでそのTシャツ着てるん?って感じは万国共通のオカン描写なんだな>>続きを読む

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

4.0

「高齢者を大切にしましょう」的な教育映画のはずが、ロメロに作らせたら老人がひたすら酷い目に合うだけの地獄の様な映画になった。。そりゃお蔵入りになるわ笑 しかし格差や対立、搾取などのテーマや独特のテンポ>>続きを読む

ある用務員(2020年製作の映画)

3.5

卵焼きの件とかクライマックスの拳銃の件などなどキャラの細かいデティールや物語の伏線が思いのほかきちんとしていて普通におもろ。アクションも特に図書館戦がタクティカルで良い感じ。予算に対し面白さ・満足度が>>続きを読む

エクストロ(1983年製作の映画)

3.0

昔、初期の映画秘宝ムックで例のクリーチャーの写真を見て衝撃を受けて以来、ずっと気になってたのがアマプラに降臨。とりあえず例のクリーチャーのインパクトはすごいし、前半のなり変わりSF展開は思いのほかよく>>続きを読む

(2013年製作の映画)

3.5

「食人一家」というB級になりがちな題材だけど、医学的知見を織り交ぜつつ、各キャラをきちんと描くことでうまくリアリティとドラマを成立させてて◎。序盤から不穏さ満点で、啞然とするクライマックスも原題を考え>>続きを読む

レイク・マンゴー 〜アリス・パーマーの最期の3日間〜(2008年製作の映画)

4.0

とある少女の溺死事故を扱ったモキュメンタリー映画。二転三転する物語は、ホラーというより残された家族それぞれがそれぞれなりに悲しみを受け入れる過程を描くドラマとして描かれ、特にクライマックスの×××がシ>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.5

監督が影響を受けた作品として「不思議惑星キン・ザ・ザ」と漫画の「BLAME!」をあげてて、なるほどシュールで独特なユーモア・サイバーと生物感が共生してるトチ狂った世界観・神話的ですらある物語はそこから>>続きを読む

アルファ、殺しの権利(2018年製作の映画)

3.5

アクション映画っぽいジャケだが、中身はドス黒社会派ノワール映画。貧困や格差やドラッグ問題、そして警察の汚職や搾取構造など、フィリピン社会の負の要素を詰め込んだ94分。クライマックスのとある展開やラスト>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

そんな期待してなかったけど面白かったパターン。全キャラをきちんと描いていて群像劇としてもおもしろい。相変わらずマ・ドンソク兄貴が張り手で敵を倒してて最高。あと、「聖なる鹿殺し」「ベルファスト71」のあ>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.5

1よりも好き。わりかし狭い範囲の物語だった1に対し2で世界観を拡張するってのは続編として大変正しいし、キリアンマーフィ演じる新キャラがとても良き。プロローグのDAY1の阿鼻叫喚っぷりも最高。しかし後半>>続きを読む

そこにいた男(2020年製作の映画)

3.5

「さがす」の監督による、某事件をベースにした短編映画。冒頭、例の写真を完全再現したシーン(血まみれ!)から始まり無駄なく30分で終わり、観終わって分かる「そこにいた男」というタイトルの秀逸さ。鑑賞後の>>続きを読む

レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

2.5

前作が良すぎたゆえ期待値が上がりまくった状態で鑑賞したからか、冒頭の字幕とプールのシーンは笑えたけど、他は笑えず話も面白くなくでなんとも不完全燃焼。聖書の知識があればまた違ったのかね。。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.5

クセ強な人達ばっかのバンドの珍道中。ほぼコントだしストーリーなんて破綻寸前なんだけど、ずっとこの世界に浸っていたいって思える作風と、音楽そのものが持つ純粋な楽しさ・多幸感が最高。カウリスマキ好きすぎる>>続きを読む

AVP2 エイリアンズVS. プレデター(2007年製作の映画)

2.5

劇場公開時(たしか元旦に観た笑)以来の鑑賞。その時は気にならなかったけど画面が暗すぎて視聴困難。。あと妊婦がらみのゴアというかグロはちょっと無理です。とはいえ、前作とは違いベテランプレデターの戦いっぷ>>続きを読む

エイリアンVS. プレデター(2004年製作の映画)

3.0

劇場公開以来の鑑賞。AVPとつくゲームやコミックはほぼ全て通ってきた身としては、ダークホース社の初代コミックが最高だからあれをそのまま映画化してほしかったけど、2大キャラが同じスクリーンで見れただけで>>続きを読む

ブラックシープ(2006年製作の映画)

3.0

ずっと気になってた人喰い羊映画🐑ゾンビ映画のフォーマットを羊に置き換えただけ感はあるけど、ゴア満載で90分強でまとまっててちょうど良い感じ。NZL映画だからか背景が同じNZLで撮影されたロードオブザリ>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.5

これ系の映画の中ではシンプルな面白さ・わかりやすさはNo1!素敵すぎるラストも良き。GTAオンラインで青シャツ&ベージュチノパンのキャラを作って良い人プレイしよう!あとHALOのスコーピオンとかマンテ>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.5

序盤のバス内アクションや中盤の足場アクションが最高で、過去の功夫映画のオマージュ・リスペクトも感じられて超楽しい映画。中盤以降に異世界?に行ってからはちょっとテンション落ちたけど、久々のミシェル・ヨー>>続きを読む

スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

4.5

映画そのものがプロパガンダ映画のパロディでファシズムを強烈に皮肉った風刺映画でありつつ、昆虫型宇宙人との白兵戦を暴力描写満載で描いたSFアクション映画でもある。今見ても色褪せないバグのデザインや特殊効>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

事の発端のやらかしについてはちょっと言いたいことあるけど、そんなものは些細な事で最高の映画体験だった!一度は袂を分かつことになったMarvelとsonyを和解させたトムホと、本作の実現に大変な尽力した>>続きを読む

ボス・ベイビー ファミリー・ミッション(2021年製作の映画)

3.0

描きたいテーマありきでストーリーはもはや破綻寸前だが、同伴のお父さんを全力で泣かしに来るやつ。ちょっと泣いた。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

ジョン・ウィック的無双アクションとミドルエイジクライシスものを掛け合わせて90分でまとまった超おもろ映画。きっかけが猫ちゃんブレスレットってのも良き笑 しかしオデンカークとキアヌは2歳しか違わないこと>>続きを読む