ずこやまさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

2.0

期待値ハードルが高かったのもあるけど、リアリティのないキャラとストーリーが結構苦痛で、重量感0でクソみたいなCGのカーアクションを見せられて気持ちが萎えてしまった。。ここぞとばかりに感動的な音楽が流れ>>続きを読む

BEYOND BLOOD(2018年製作の映画)

3.0

フレンチホラーはハイテンションくらいしか観てなかったから、とりあえずマーターズあたりから観ようかな。ザヴィエ・ジャン監督の謎の日本語パーカーが気になる笑 あと超貴重な生前のケッチャムのインタビューを見>>続きを読む

ディヴァイド(2011年製作の映画)

3.0

閉鎖空間&極限状態で人間の醜さが露呈する胸糞系。序盤、武装した防護服集団が乱入してくる展開はかなりわくわくしたけどそこがピーク。。とりあえずマイケル・ビーンは歳とっても格好良い。あと防護服のデザインも>>続きを読む

コールド・スキン(2017年製作の映画)

3.5

主人公のモノローグで始まり、夜な夜な半魚人(某サンリオキャラ激似)との攻防を繰り広げる物語は、寒々しい島のロケーションも相まってラヴクラフトみが感じられて良き。物語の顛末は単なるホラーというより文学的>>続きを読む

人魚伝説(1984年製作の映画)

4.0

ずっと観たかったディレカン一作目。監督に自由に作らせたらすげえのができちゃったパターン。ラストの大大大虐殺シーンは、結構関係ない人も殺しまくっててカオスそのもの。その後の××に至っては一体自分は何の映>>続きを読む

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

新しい方。中盤以降は原作とも旧作とも違う展開でびっくり。父は我が子の死を受け入れられず一線を超えてしまうが、過去に肉親の死を経験しトラウマになっている母は甦った我が子を拒絶するって対比が良かった。しか>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

これは劇場で観るべき映画だった。。グリグリ動くキャラとカメラ、カラフルな画面、他で観たことない表現、もうほぼ観るドラッグ。お馴染みスタン・リー出演シーンもあって満足。続編も期待。あと次の実写スパイディ>>続きを読む

みんな死んだ(2020年製作の映画)

3.0

ほんとにみんな死んだ。最後の20分は阿鼻叫喚だけどゴアは控えめ。キャラクター全員が前半と後半で印象が変わるあたりはよくプロットが練られてると思う。でもあのラストはどう解釈すれば、、とりあえず幸せそうだ>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ロメロシンパとしては、コロナ禍で作られたゾンビ映画ってことで現実世界の何らかの写し鏡になる要素あるかなって期待してたけど、ザックスナイダーにそんなこと期待しても無駄だった笑
●以下好きなところ羅列
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

4.0

いくらでもエモくできるストーリーだけど、抑えに抑えた淡々とした語り口が良い。親子が迎える物語の顛末は1か0かというものではないけど、誰もが納得できる着地かなと思う。あと犬は癒し。うさぎも癒し。

密航者(2021年製作の映画)

3.5

全滅か犠牲か、何事も冷静かつ合理的に判断する宇宙飛行士達が、合理的に判断できない問題に直面して辛い思いをする映画。クルー全員いい人で嘘をついたり誰かを責めたりしないのが良いけど、だからこそ辛い。結局は>>続きを読む

獣の棲む家(2020年製作の映画)

3.0

幽霊を自責の念や罪悪感の象徴として描きつつ、難民問題もテーマに盛り込んだホラー+社会派映画。後半明かされる真実は、そりゃこうなるわ…ってレベルのキツさ。それでも帰る場所がない難民の主人公達はそれを背負>>続きを読む

ファイナル・アワーズ(2013年製作の映画)

4.0

地球滅亡するって時に人助けをして何になるのか??おそらくはそれまでの人生においていろんなことから逃げ続けてきたであろう主人公が見せるあの行動は、その過程や顛末を経て自分自身の救いとなる。そしてなれたか>>続きを読む

ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

2.5

鈍重な展開、バレバレな伏線、ほぼ全編で流れっぱなしで耳障りに感じる音楽、既視感のある画作り、10年前レベルのCG(の見せ方)、などなどあまり良い印象はなく。。けどおじいクルーニーの役作りはよかった。

薄氷(2021年製作の映画)

3.5

襲撃者の目的が不明のまま展開するシチュエーションスリラーから、目的が判明する終盤は人間ドラマに様変わりする構成が良い。警察官としてではなく、襲撃者と同じ××として究極の決断をする主人公には拍手。久々に>>続きを読む

アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.5

劇場公開時ぶりの再鑑賞。汚めおじさん(上半身裸でロン毛)×強化外骨格×電撃というミッキー・ロークが最高。ずっとあの格好でいてほしかった。てか今回も社長の家が壊れまくってるけど修繕費は会社の経費で落とす>>続きを読む

ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

4.0

少年と犬、マッドマックス2など終末世界といえば犬!それだけでもう100点!基本的には「行って帰ってくる物語」で主人公の成長や変化をきちんと描けてるから鑑賞後はいい気持ちになれた。しかしヒルまみれになる>>続きを読む

ウィズアウト・リモース(2021年製作の映画)

3.0

テイラー・シェリダン×ステファノ・ソッリマのコンビということで期待しすぎた。駆け足のストーリー・薄いドラマ・浅いキャラクター描写で、ほんとにシェリダン脚本なのかと疑問を抱くレベル。けどエンドロール後の>>続きを読む

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

1.5

初鑑賞。え、おもんな。間違いなくMCUワースト。オリジンを描かないのはまぁいいとして、逃亡中→いろいろあって結局また逃亡、て感じで全く話が進んでない。治る治らないも曖昧だし、変身できるできないもよくわ>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

4.0

公開時以来の久々の再鑑賞。やはりおもろ。社長もいいけどあのお手伝いロボットすき。あの子がいなかったら話終わってたし笑 しかしテンリングスってこの頃から言及されてたんだなぁ

人狼村 史上最悪の田舎(2011年製作の映画)

3.0

山奥の村×人狼ってことでバイオヴィレッジの予習として鑑賞。人狼のもふもふなアナログ感が良き。しかし強いのか弱いのかわからん笑 わんこがとにかくかわいく、指の件は腹がよじれるほどわらた

海底47m(2017年製作の映画)

3.5

サメだけじゃなく状況全てが危機や恐怖の対象って展開が良き。主人公達のキャラ描写や動機付けきちんと描くから物語運びもスムーズ。ちょっとディセントを思わせる雰囲気もあり、90分未満でおわる楽しい映画。

アレックス(2002年製作の映画)

3.5

怒涛の胸糞。変えようのない結末から逆行して進む物語はまさに後悔先に立たず。しかも2度見て気付いたけど、あれって×××だよね。気づかなきゃよかった。。。もう二度と見たくないと思わせるのはさすがはギャスパ>>続きを読む

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.0

オチありきのストーリーだけど、展開が早くて飽きさせない。幽霊ものぽい演出(幽霊=罪悪感の象徴)とか、めちゃ汚いトイレに落ちた紙をむりやり飲み込むシーンとか、印象に残るシーン多い。

春夏秋冬そして春(2003年製作の映画)

3.0

ギドクおなじみ「水に浮かぶ建物」を舞台に描く、業と回帰の物語。時代性を排した映画かと思ったら普通に現代劇で、途中に出てくる刑事二人の緩さがちょっと武のソナチネを思わせていい感じ。あと扉や門の使い方が印>>続きを読む

ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

2.0

未来のシーンでビームが紫色なところとか、T1完全再現とか、リスペクトはわかる。けど話が圧倒的につまらないしキャラに魅力がない。エンドロール後に続編匂わす映像あるけど、続編作られなかったのも納得の駄作。

ターミネーター4(2009年製作の映画)

4.0

冒頭、十字架の様な処置台に磔になる主人公に象徴されるように、自己犠牲と魂の救済の物語である。が、尺が足りずそのテーマを描ききれていない感。。人間と機械のハイブリッドという主人公のキャラはT2で描かれた>>続きを読む

ターミネーター3(2003年製作の映画)

3.5

2を観た流れで劇場公開ぶりに再鑑賞。
やるべき目的を失い脱け殻のようになったジョンが、自身を取り戻してなるべき自分になる決定論的な物語に立ち返る話であるが、前作で未来は変えられると言っておきながらやっ
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ファインダー・キーパーズ/拾ったものはボクのもの(2015年製作の映画)

3.0

切断された足をめぐる珍奇な話かと思ったら、当事者達の人となりや人生の浮き沈みを描くドキュメンタリーだった。。当たり前だけど、事件「以前」も当事者の人生ってのはあるんだよなぁ。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.5

依存や執着を捨てて心の平穏を得る話。アカデミーノミネートも納得のキャストの演技や音響演出がすごい。特に音響は以前に一時期だけ片耳が聞こえなくなった時の感じを思い出した。しかし主人公の肩のブリーフの入墨>>続きを読む

ヘルボーイ(2019年製作の映画)

3.0

ストーリーが駆け足すぎ、雑すぎで正直あんまおもしろくない。。けど、ゴアに振り切った演出は楽しい。クライマックスのあれはベルセルクの蝕の実写化かと思った笑 もっとあれを見せてほしかったなあ

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

ゾンビ+コメディ+恋愛・家族・友情ドラマでありグロあり社会風刺ありの超よく出来た映画。再見するたび細かいセリフの伏線を発見できる構成も見事。ドクタータンを始め、エンドロールまで様々なロメロオマージュ満>>続きを読む

荒野の誓い(2017年製作の映画)

3.5

人種間の相互理解とか歴史上の罪の認識とか、現代の倫理観で描かれる西部劇。静かに淡々と物語は進みつつも、行く先々で理不尽な暴力に遭遇しあっけなく人が死んでいくのがリアル。特にラストのあの展開はさすがにも>>続きを読む

メトロマニラ 世界で最も危険な街(2013年製作の映画)

4.0

フィリピンの社会的弱者の困窮っぷりをケンローチ作品並に描いてからのジャンルが変わるレベルの後半のあの展開、あのラスト。登場人物のキャラや演技がいいから、久々にがっつり感情移入してしまた。社会派要素とエ>>続きを読む

ターミネーター2(1991年製作の映画)

5.0

1作目観たら2も観たくなって鑑賞。
・生体じゃないとタイムトラベルできない
・タイムマシンは破壊された
1作目で描かれた上記設定をなかったことにして作られた2作目。アクション・特撮がマシマシになり、ス
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地球最後の男(1964年製作の映画)

4.0

ロメロゾンビの着想の元ネタをようやく鑑賞。面白い。主人公が淡々と吸血鬼狩りをこなすさまを描く前半が特に良き。ガラガラの駐車場をただ映して荒廃した世界を表現するって演出はロメロも同じことしてたなぁ。後半>>続きを読む