ずんさんの映画レビュー・感想・評価

ずん

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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.0

大人になってから改めて観るジュラシックパーク
これが天才スピルバーグか
恐らくこれは恐竜映画ではない
多くの要素と大きなテーマを描く為の演出が恐竜
だからこそオープニングから最高に面白い
恐竜の登場は
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

3.4

子供も大人も楽しめるアドベンチャームービー
変化を恐れるのも
今までを大事にしたい気持ちは痛いほど分かる
それでも飛び出さなければ出会えない
なにより大事なのはその出会いを大切にすること
映像の美しさ
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OUT(2023年製作の映画)

2.7

クローズと東京リベンジャーズと闇金ウシジマくんを足して9で割ったくらいの実写版
クローズ実写版の凄さを改めて分かる作品
でも脳死で楽しめる映画も世の中に必要

素晴らしき日々も狼狽える(2022年製作の映画)

5.0

これがずっと感じてみたいと思っていたWALK INN FESなのか
僕らの街は、僕らで創る
人を感じる、血の通ったローカルフェス
凄まじい熱量と温もりと優しさが溢れる
フェスもライブハウスもバンドも音
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.0

ずっとずっと会いたかった
大好きなふたりに再会出来た喜び
前作よりもゆるさ全開で
制約の中でストーリーが進む
だからこそ際立つ圧巻のラストシーン
邦画史上最高のアクション
伊澤彩織さんは日本の宝
3も
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ゼロの音(2023年製作の映画)

3.2

吸い込まれてしまいそうになる萩原みのりの魅力的な目
優しい眼差しで見守る萩原みのりがとても温かい
最近は癖のある作品や役が多かったから嬉しい
主演 萩原みのりのラブストーリーが観たい
「乗り越えるって
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.2

石井裕也監督に集まる日本最高峰の才能
圧倒的な熱量と大きな愛に包まれる最高の喜劇
メインキャストだけでなく脇の脇まで豪華俳優陣
パワフルな演技合戦は一見の価値あり
意味と理由を考え続けた自分にとって
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階段の先には踊り場がある(2022年製作の映画)

3.7

ずっとずっと観たかった作品
ひたすら会話で作り上げる恋愛会話劇
不毛な時間にも意味を感じる群像劇
この俳優陣でなければ絶対に成り立たない
多部ちゃん×ベランダ×煙草
あのシーンは好きの集合体
他人から
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オーバーナイトウォーク(2019年製作の映画)

3.6

乗り越えられない壁にぶつかったら来た道を戻ればいい
しばらく待つのもいい
夜を超えた朝にしか
話せない話がある
ゴールに辿り着けなくとも
歩んだ人にしか出せない答えがある
世界は歩行者優先に出来ている

君に幸あれよ(2022年製作の映画)

4.2

絶望の中でも人は自分と他人を見失ってはならない
若き才能が溢れるバディムービー
78分に溢れる初期衝動、至るところで魅せる斬新さ、粗さが残る不器用さ
その全てが映画であり人間でした
弱さも強さも優しさ
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海へ行くつもりじゃなかった(2017年製作の映画)

3.7

海ってもしかしたら行く場所ではなく流れ着く場所なのかもしれない
磯部鉄平が撮る自転車の2人乗りはもはや芸術
この先の未来では忘れてしまうかもしれない
そんな一瞬の出会いと時間が
今も私たちを無くさない
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

-

おすすめされる機会があり
ゴールデンアイ振りの007
ダニエル クレイグ版の第一章
007就任後の初事件こら始まる物語
冒頭からワクワクさせられるアクション
騙し合いの連続にドキドキが止まらない
ボン
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

今泉力哉の世界はそれぞれがちゃんと呼吸をしている
息が出来ないくらいに苦しい時はちひろさんに会いたくなる
らしさにとらわれず思うがままに生きたい
でもそれが許されるのはきっと
人の温かさが人を包むから
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

5.0

切なくも優しく、儚くも美しい物語を丁寧に紡ぐ
卒業式前日からの二日間で「カランコエの花」中川駿が鮮やかに少女たちを照らす
前に進もうとするあなたには世界のどこかに必ず居場所はある
様々なシーンで涙が溢
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

音が聴こえる漫画と言えばBECKにピアノの森
そして最も高温且つ熱量あるBLUE GIANT
人生で一度でいいからいつかブルーノートに行きたい
この映画は配信を待ってはいけない
必ず劇場で体感しなけれ
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生きててごめんなさい(2023年製作の映画)

3.6

メンヘラの定義なんて知らないけど
感受性が豊かな人間にこの世の中はあまりにも生きづらい
自分自身を愛せないからこそ他人にくらい愛されたい
それは弱さではなく素直な叫び
穂志もえかが柔らかくも繊細な表情
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天使の恋(2009年製作の映画)

3.3

愛は表現されるのを待っている
First Love 寒竹ゆり監督の長編デビュー作
寒竹ゆりの音楽の使い方はこの頃から素晴らしい
ラブサイケデリコはずるい
ケータイ小説原作もあの頃を知る者は懐かしく想う
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.0

孤独や罪悪感や後悔を誰しもが抱えてる
それでも生きていくことだけが免罪符
名俳優揃いの作品で満島ひかりが傍から全てを持っていく
休日の朝に心をほぐす映画が生きる理由の1つになる
「飯食ってる時だけが人
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彼女来来(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

とても奇妙で不穏な時間が流れる日常の話
どのジャンルにも当てはめられない
この話が腑に落ちた時、恐怖に包まれる
あなたの今を否定し兼ねない
自分の人生のキャスティングが代替えであると思うと怖さと自己嫌
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私はたぶん絶対にかわいい(2022年製作の映画)

3.2

短編映画はちょっと良いくらいが丁度良い
カーラジオがワンシュチュエーションに奥行きを与える
タイトルだけが強がりに近いほんの少しの本音

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.0

単純明快面白エンターテイメント
物作りに命を削る者たちが受け取り手には見えない場所にたくさん存在する
アニメや映画や音楽に私も心を救われたひとりです
クライマックスではない多くのシーンで涙する
特に小
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

永野芽郁完全無双映画
熱量と疾走感が凄まじい
実力不足やイメージ違いに誰よりも本人が悩み全身全霊で挑む
奈緒の助演力も素晴らしい
この親友ふたりでなければこの原作は映画化に至らないとすら思う
永野芽郁
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.4

希望のあるところに人生はある
絶望の先にも希望を信じる男
それを周りの人たちに伝染させる
生きてるだけじゃダメなんだ
ただ生きてるだけじゃ
山本さんのように生きるんだ
簡単に言える言葉ではないけれど
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

-

愛は枯れる
無償に無限に湧き出るものではない
それでも小さな命にはその愛があるが故に対比が苦しい
カメラワーク、カット割りに私たちは終始第三者を演じさせられる
おすすめ出来ないが知るべき事実がこの中に
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(2022年製作の映画)

3.4

日活ロマンポルノ50周年記念プロジェクト
男と女に起こることは男だけが決断しているわけではない
「一緒にそうなっただけのこと」
手は嘘をつく
それでもその手の温もりの愛しさを感じずにはいられない
大切
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.9

殺し屋をフェイクドキュメントで撮るの天才的に面白い
フェイクドキュメントを突き詰めたらいいのにどうしてもアクションをやりたい坂元監督が愛くるしい
殺し屋×ドキュメントなのにゆるいのも好き
続編のグリー
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.0

1958年の名作SF小説原作
ただ原作から設定はかなりいじらた内容みたい
SF.ヒューマンドラマ.ラブストーリー絶妙に中途半端
夏菜の絵面がとてつもなくうるさい
夏菜を未だに俳優としてキャスティングす
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星の子(2020年製作の映画)

3.7

信じるについて「裏切られたとか期待してたとか言うけど、その人が裏切ったわけではなく、その人の見えなかった部分が見えただけ。それもその人なんだと受け入れられる、揺るがない自分がいること、それが信じること>>続きを読む

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

4.5

ドラゴンボール映画の最高傑作
CGアニメーションのクオリティ
ファンムービーではなくシンプルに映画として素晴らしい
プロローグからめちゃくちゃグッと来る
悟飯×ピッコロの師弟コンビ主人公はファン歓喜
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.7

オリジナル原作の邦画サスペンスとして間違いなく当たり
名作からのオマージュが安っぽくならない絶妙さ
テレビドラマ俳優揃いなのにうるさくないのが映画として観易い
バイプレイヤーとしての小栗旬が心地良い
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.2

スクリーンの前で観ているのは映画の奥にあるふたりの生々しい日常
歯を食いしばるような緊張感の中で触れるとてつもない感情と人間らしさ
成人ではあるがまだ大人ではないふたりとあの頃の自分
今なら分かる気が
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女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.5

好きな漫画家ベスト3に入る古屋兎丸原作
監督 城定秀夫×河合優実に南沙良は完璧
田中圭に多少の足を引っ張られるのは覚悟の上
脚本 演出も気になりはしながらも楽しめる
両ヒロインのファンが故にクライマッ
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.2

愛や絆と名前をつけられない繋がりがこのふたりには在りました
重く痛々しい物語ではあるのに心に残る余韻は悲しみではありませんでした
自分の全てを見せてしまう怖さを抱きながらも、その全てを受け入れ抱きしめ
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桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

3.0

大切な時間の序列は過去 今 未来だと想う
過去は今や未来によって変わってしまうとても繊細でセンシティブな時間
そんな過去の時間を「かわらないもの」に出来る人で在りたい
思い出こそが人の生きる理由になる
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N号棟(2021年製作の映画)

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日本版団地版ミッドサマーらしいです
ホラー映画と言うよりは幽霊 死後の世界 生と死への問いかけ
元ネタは実際に起きた幽霊団地のポルターガイスト現象
正直理解に苦しむ作品ではありましたが
萩原みのりが過
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