zunchan21さんの映画レビュー・感想・評価

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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きちんと前作を再鑑賞してから、映画館詣で。出遅れてドルビーアトモスのお部屋は終わっていましたが。
それでも大きい画面で観てこその大作です。長さも中盤にたいてい起こる中だるみも感じず、前作よりどっぷりD
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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トーベも面白かったので、やや役者<監督という鑑賞前の期待感。
もどかしい恋愛なのに、停滞感が全く気にならない、さすがのカウリスマキ様でした。
でも途中からのチャップリン登場がなかったら、曇天の空を眺め
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私がやりました(2023年製作の映画)

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くすりとさせるシーンが散りばめられたオゾン作品。
衣装をはじめ、時代の質感の描写がそそられました。特に主人公2人(ファンタビの姉妹を彷彿とさせません?特に金髪)の暴走気味の行動や、それを上回る往年の大
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

本当はパーフェクトデイズと勘違いして視聴。
瞬間湯沸かし器のような主人公の悲哀と喜びの物語。
西川監督の撮り方がとても丁寧で寄り添いながらもシニカルという👏
弱者の映画は年々しんどくなっていたけど、見
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オートクチュール(2021年製作の映画)

3.8

リナクードリを鑑賞しようと思った。
昨年のディオール展の盛況のせいか、映画もディオール系が目についてしまう。
有名メゾンのお針子さん、一流職人さんって意外にフランクなんだと第一印象。
職人TOPの甘味
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デリシュ!(2021年製作の映画)

4.5

年明けからインフルにやられゴホゴホいいながら、映画三昧。
フランス革命は、美食が貴族だけのものだった仕組みを変えたという。レストランを初めて開いたおっさんのお話。実話に基づいていると。
キューバサンド
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

2.5

チャーリーが歯医者の息子でなかったので、別のチョコレート青年として鑑賞しました(空いた時間にピッタリハマる長さだったし)。
ウンパルンパもだいぶ様変わりしてます。
もう煮え切らない情けない顔だけのヒュ
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.5

リンクレイター節😅
ケイトブランシェットが吹き込むバーナデットの造形がお見事👏
脇もそれぞれ際立っていて、特に娘、隣家のママ友、そして架空の秘書とのやりとりがユニークであったり、コミカルであったり。南
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バービー(2023年製作の映画)

3.0

いろいろ言われてたけど、グレタガーウィグだから、観ると決めてた。
価値観が160度くらい違う世界を目の当たりにしたら、男がああなっちゃうのもやむなし。バービーで遊んだ記憶もないし、昔も今もピンクは苦手
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

とりあえず、ウェス映画はまず映画館で観る。今作は歴代ウェス中、上位には来ないかな、が観終わった直後感想。
相変わらず贅沢なキャストと架空の時代と場所が舞台のフェアリーテールだった。
ディテールに凝って
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

4.0

ザ・仏映画。
シャルロットゲンズブールの薄いカラダとガラスハート。タバコを手にしたまま子どもの朝食作り。どんな状態でも恋愛を忘れず、所構わずいたす。エマニュエルベアールの老い方が愛おしかった。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

閉鎖された場所では起こりうるシチュエーションだと思う。物理的より精神的に距離を取ることのほうが難しい。
コリンファレル演じる男の愚鈍さは一度うんざりすると元に戻すのは難しそう。
いいひとなんだけど、の
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

いつだって偏見というものは、核を持たない者にあっという間に感染して、あっという間に正論に書き換えられてしまう。
マイノリティとして生きることのしなやかさとしたたかさは、全て湿地という自然と1人で向き合
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囚われの女(2000年製作の映画)

3.5

ストレンジャー、クラファンのチケットを期限ギリギリで利用。
初アケルマン。堪能しました。時間の流れ、タイトルとは逆の囚われた男。そういえば、逆というフレーズが何度も出てきた。強いて言えば煽るような音楽
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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指折り数えて待っていた、ウェスの新作。渋谷のイベントもあっという間にSOLDOUTで凹んでいたけれど、映画館で観れて本当に良かった。速攻、ディズニー+で何度も復習できるという快挙に、誰に御礼を言ってい>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

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ポカッと空いた時間が有効活用できなかった。
「ミステリーナイル♪」の大昔の方が役者がはまっていたような。特にミアファロー。
オリエント急行も然り。(あのメンバーに、プラスのジョニデは膨満感)
作品自体
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

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ずいぶん前に観た。
メリル&ニコール、脇にジェームズコーデンなのに、薄かった。

日々と雲行き(2007年製作の映画)

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セレブの没落というと、ブルージャスミンを思い出すけれど、米と伊の違いだけでもない、邦題通り、日一日と変わっていく日常を丁寧(過ぎる)につづったお話。
救いようのないブルー〜より、奥さんが意外に頑張る日
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

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やっと見れた、ワイティティのジョジョ。
レビューなしに鑑賞。
ブレのないキャラクターが10歳のジョジョを翻弄する。特にワイティティ自身が演じる、心の友、そして狂言回しのヒトラーのさじ加減が絶妙。
ジョ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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全てが無駄遣いの映画。
たいしてスカッともしない。
寝不足でもないのに、途中で船を漕ぎました。

バスターのバラード(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

予備知識なしで鑑賞。
ふむふむ、オムニバスね…
なるほど、前々世紀のアメリカ西部の市井の人たちの話ね…
命の扱いが軽い時代。ユーモアやペーソスを盛り込んだ命のやりとりが、笑える話とそうでない話、なかな
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モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

4.0

ひたむきさと人生を諦めない貪欲さが主人公に見事に備わっていて、だからこそ助けたはずのパン屋の店主の心が少し解放される。出産からのサミアの葛藤とラストの潔さに打たれました。

ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

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シネスイッチとフランス映画に誘われて。
モタモタした感じは好きだけれど、内容薄め。
所詮お仕着せは、都合の良い逃げ込むだけの場所。

たみおのしあわせ(2007年製作の映画)

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再見。
今は亡き人に想いを馳せる。
細部まで豪華なキャストに淡々ストーリー。
時効警察と被るけど、全く違う。最後にドカンと笑笑。

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

3.8

邦題買い。
この2人の役者でなかったら、退屈なのかも。
ヴェンダースなので、退屈さも想定内。ストーリーもファンタジーとしてなら納得できるし、入り込める。
映像が特に心に残る映画でした。

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

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何度か観てる。また観てみた。登場人物の個性が過不足なく描けていて、そして軽快。構成が巧みで長さを感じさせない。こういう映画に会うと何やら嬉しくなって、まだまだ映画を観続けようと思う。

search/サーチ(2018年製作の映画)

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この映画が成立する今の社会が怖い。
仕事も勉強も、遊びでさえオンラインでつなぐ毎日。リアルは全て画面越し。
ひと膜張ったフィルター越しのお父さんの必死な姿が切ない。

アメリ(2001年製作の映画)

3.5

公開当時に見て、その後もレンタルビデオ屋さん笑で借りて再見した記憶あり。可愛い顔してやることは直情的。遊び心と親切心で突き進むけど、後始末はしない笑笑。初めて見た時は、フランス人ってみんなこんななのか>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

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久々の映画館。COREDO日本橋。
半ドキュメンタリー。
主人公ともう1人以外、リアルノマド。
入り口は生活の場を奪われてのノマド生活だが、選択された生活になって行く過程がゆるゆると、でもシビアに描か
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

邦題がダメなパターン。
とても、よく練られた構成で、最後まで楽しかった😌
オリビアワイルド監督の最新作見てみたくなったなぁ。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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劇場見逃しフォロー分。
長いけど、喜劇から悲劇への移行がスムーズで、飽きずに見られる。
雨が寄生家族の思惑を狂わせる。
能天気夫婦は多用されていて、表情も焼きついているのだけれど、その息子の顔が思い出
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