子供の頃、何かのタイミングで祖母からケネディ暗殺の話を聞いたことがあった。たぶん衛星放送で実際に見ていたのか、やたら熱心に微に入り細に入り状況を説明するもんだから(夫人が悲鳴を上げて飛び散った脳を拾い>>続きを読む
ぱっとしない邦題。男2女1の組み合わせはだいたい人間関係で揉めるよね。クレタ島って「遠い太鼓」読んだ時から気になってたから今回映像で見られて満足。
このレビューはネタバレを含みます
圧巻のバイオレンス描写は流石クローネンバーグといったところ。そしてゴリゴリのアウトローでいて実はアンダーカバーという危ういバランスの役を飄々とこなすビゴ・モーテンセンがホンマにイケてる。一気に好きな役>>続きを読む
マーロウの茶目っ気が強すぎるし、原作とも随分お話が変わっているがこれが悪くない。小説としての文脈から映画としての映像への換骨奪胎がうまくいっている気がする。やっぱりその辺はアルトマンの手腕なのかな。
・警察みたいな公権力に人種差別のバイアスが乗るとほんとタチ悪いよなあ。逆も然りで、黒人の指名手配犯を黒人の警官が見逃す、てのも美談のようだけどそれだけで片付けられないような気も。
・シリアスな展開なが>>続きを読む
まったく80分ちょいで凄い密度である。あらゆるハイスト映画の手本になったんだろうし、娯楽作品としても優れている。これが28歳のデビュー作とは末恐ろしい(じっさい恐ろしい)。
夢と現実が入り乱れてるが夢の部分は突飛な言動が目立つのでああこれは妄想だなとすぐ分かる。作家の苦悩と、人間関係からの逃避?よくあるテーマと表現のように思えるし、界隈で絶賛されてるのはフェリーニのネーム>>続きを読む
じつに男臭くて良い映画。港湾の治安は悪すぎるな、神父の存在が唯一の清涼剤だったかも。マーロン・ブランドの尋常じゃないオーラはすでに健在、この挫けないゴロツキって人物像はロッキーとかの作品にも影響してる>>続きを読む
例によって言外で伝えたいことは色々あるんだろうけど、そういうのがピンと来なくても普通にエンタメで面白かったなあ(チンパンジーのくだりは実際米国であったトラビスの事件を思わせる。あれもwikiが結構トラ>>続きを読む
・途中までは割とリニアにお話が進んでいくので意外とすんなり付いていけた。問題は終盤で、劇場あたりから「???」だったが・・
・何でここにコイツが?みたいなのが多い。
・身構えるほどの敷居の高さはなく、>>続きを読む
・のちの悲劇を生むことになる突撃の場面は圧巻の一言。スピルバーグがプライベート・ライアンでやったことをキューブリックは50年代にすでに実現してたんだなあ。臓物が見えなくても凄みは出せるのだ。
・キュー>>続きを読む
・原作が死ぬほど好きなので見るのが怖かった。で、案の定・・な感じ。
・ヴォネガットの変幻自在な論理、独特の乾いた文脈、皮肉なユーモア、そして人類に対するどこか優しい眼差しが映像になって表現されてるとは>>続きを読む
実にロシア的に冗長なロングショットの連続で意識が飛びそうになるが、構図と色彩がいちいちカッコイイため視線は釘付け。タルコフスキーて初めて観たけどマジで水の映像綺麗だな、お話はあって無いようなもんだけど>>続きを読む
勝手に不条理劇を想像してたが割としっかり原因追求型のサスペンスだった。ジェイコブスラダーって言葉は文字通りジェイコブの薬、ヤコブの階段、ほかに雲間に差す太陽光の意味もあったと思うけど、まあ色々内包して>>続きを読む
アフターダークを読んでから気になっていて、この度ようやく。暗く、観念的なお話だが主人公がグイグイ行くタイプのハードボイルドでけっこう好感触。論理的じゃない行動をとったら死刑、感情を見せたら死刑ってオー>>続きを読む
いや〜歪んだ愛情。ジャンレノが良くてこれに嫌悪感がわくのはなぜなのか。執着しすぎ?あと出てくる大人が大体ろくでもない。
死ぬほどやる気が出ない日曜の昼に適した映画。スヌープオジキが元気そうでよかった。
あ〜スタニスワフ・レム原作か、どうりでややこしいわけだ。
にしてもこれロビン・ライトの名誉毀損で訴えられないの?笑 ハウスオブカードにもブレランにも出てるし落ちぶれてないんだよなあ・・
初ペキンパーでした。噂に違わずバイオレンス満載で列車強盗のあたりまではわりにスリルある西部活劇って感じだったが、最後の銃撃戦はほどんどヤケクソ気味でなるだけたくさん画面に血を映そうという謎めいた意志を>>続きを読む
・他はまともなのに、ラブドールを生きた人間と思い込んで愛する(しかもセックス目的でない)一点特出型の異常性。あらゆる所が満遍なく狂ってるタイプよりヤバさを感じる。
・小太りの役作りで、ゴズリングでも弱>>続きを読む
・退廃的な教師と(今後、善にも悪にもどっちにも転びそうな)生徒の奇妙な友情。
・パァになった大人を見る時の子供の目、なかなかゾクゾクする。こういう瞬間はいい。
・どうでもいいが、パパ・ドックとゴズリン>>続きを読む
・まんまと宣伝されてしまったが、ジョーダン1ってほんと完成されたデザインだなと思う。
・ベンアフが演じるフィルナイトは適度なヌケ感があってよい。
・売れるブランドはやはりこういう物語が必須というか、人>>続きを読む
こってりした日本の俗な文化満載でだいぶむず痒い。ビル・マーレイが最後まで「なんやこの国・・」みたいなスタンスを保ったままなのがよかった。
Gクルーニー監督作品は安定して面白い。ゴズリングの完全に自分のキャラを分かってる感じの演技も相変わらずでよい。
70年前のアイルランドの風景に癒され、最後の村人を交えての乱闘に苦笑。どんだけ娯楽に飢えてんの。
あと皆が皆ナチュラルに女性蔑視すぎてビビる。いまの時代じゃ一発アウトだろうな・・
ジャームッシュらしくどうでもいい会話と間が多く体感時間長め。シラフだと若干退屈だった。
キューバ危機もあって世界中が核戦争の恐怖にピリピリしてた頃の作品。ブラックコメディとなっているが当時の人々にとっては笑えない内容だったんじゃないかな。
終焉に向かいつつもどこか牧歌的な雰囲気のある、何とも不思議な作品。コージー・カタストロフってのはこういうのが源流なんだろうか。ジュリアンのキャラが良かったな、いかにも合成なレース場面はちょっと笑ってし>>続きを読む
作中の進行は上映時間とほぼ同期しており、迫り来る正午までの一時間ちょいが緊張感を持って描かれる。にしてもヤバイ奴らが来ると知った途端に嫁が去り、判事が去り、頼りになるはずの仲間も去り、ショゲながらたっ>>続きを読む
PTAの撮り方のせいかアダムサンドラーのキャラのせいか、画面が常に忙しない。
テクノロジーの話より人間関係のいざこざが中心でけっこう期待外れ。アップル・オタクじゃないと厳しい