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サンリオ男子のShokoのレビュー・感想・評価

サンリオ男子(2018年製作のアニメ)
3.2
〖サンリオ男子〗(アニメ/日本/2018)



『高校2年生の長谷川康太、17歳。これといった夢もなく、ごくごく平凡な日常を何となしに送っていた彼は、同じ聖川高校に通う水野祐、吉野俊介、西宮諒、源誠一郎と出会う。すると、途端に彼の平凡な毎日はキラキラとした光に彩られ始めて… 』

ちょっと前に舞台やってて坪倉康晴くんが主演だな〜と思いながらもまあええかってスルーしたことを未だに後悔してるんだけど、なにしろサンリオ男子のこと知らないし、もうそろそろニコ生あたりで配信くるんじゃないか?くるでしょ?こい!と思ってとりあえずアニメを履修することにした。
そもそもサンリオ男子とはって感じだと思うんだけど、その名の通りサンリオのキャラクターが好きな男子高校生たちが登場するサンリオ発のメディアミックスプロジェクトで、二次元が好きな女子をターゲットにしてサンリオ男子を好きになってあわよくばサンリオキャラを好きになってほしいという魂胆があるらしい。
ささっと公式とウィキ見た感じだと、この主人公の長谷川康太くんがポムポムプリンのことが大好きだけど高校生にもなってサンリオ好きなんて恥ずかしいかも…って内緒にしてるんだけど同じ高校でサンリオ好き友達と出会ってなんやかんやで、多分メッセージとしては好きなものは好きでいーじゃんみたいな感じだと思う。

それでアニメが全12話なんだけど、まあまあ面白くなくて、上記のサンリオ男子自体のコンセプトとか設定はそんなに悪くない気がするんだけどアニメの監督と脚本が悪いのか?
キャラクターそれぞれに暗い過去とか家庭のあれこれとかコンプレックスとか色々あるのはしょうがないとして、なんだろう…とりあえず別にこれをサンリオでやる必要はないのでは…
キャラにはまれなかったせいでピューロランドのオタクやってる生徒会長のことを否定こそしないけどちょっと「ウワ…」って思ってしまって(これはオタクの同族嫌悪かも)このアニメからサンリオキャラクターのことを好きになるのはちょっと難しそう。
あと露骨な腐媚びがすごくてそれもちょっと…そういうのないと若めの女子にはウケないんだろうが…
なによりも康太の「キラキラしたい」っていうふんわりした願望で嫉妬したり僻んだりされる仲間は本当に散々だったろうなと思ったし、別に演劇部とかでもないのにその「キラキラしたい」の気持ちだけでどしょっぱからオリジナルのミュージカルをやろうとしてるのも甘すぎるよ。
そんでなにもかもうまくいって終わった。
あとこの手のアニメ、みーんな海に合宿に行くサービス回があるのが様式美なのかな?今回も合宿行ってたね。
そう、なんかさー12話もいらんかったことない?ってぐらい話の速度が遅かった。康太がポムポムプリン好きって認めて(しかもそれも結構忘れてたじゃんね、ぬいぐるみみて思い出してたじゃん)祐くんとかと友達になるのに2話もいったか?1話でそういうのは済ませてささーっといったほうがよかったんじゃないかね。
とにかく満を持して作られたと思うけどわかんないけどサンリオのアニメなのにもったいなかったなーって思った。
あと絵が雑というか、この動きしたのになんで次の絵で手がそこに?見たいのが多すぎる。

ウィキによるとメディアごとにキャラクターと舞台設定は同じだけどストーリーは違うって書いてあるから舞台は康太がこんなんじゃないといいなーと思いながら配信を待ってる。話同じだからとりあえず初演のやつ観るか。そして坪倉康晴くんのやつの配信を待つ。
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