背景世界が何処まで広がるのか観たくなるから、永遠に続いて欲しいと感じるタイプのアニメだ。
丸みを帯びつつ繊細な美術やそれらをじっくり魅せる画作りの妙だと思う。
贅沢に世界を魅せられるからスロウに感じるけど、キャラを立たせる手際はスピーディーだ。
酒をお猪口に注ぐアクションを
分割画面でコマ切れに魅せたり、
会話のシーンでじっっっくりカメラを動かしたりする構成で受け手のリズムをコントロールする。
尺は24分少々と決まっているのに、
毎話贅沢に長く感じるかテンポ良い早足に感じるかのいずれかでとても豊かだった。