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3月のライオン 第1シリーズのhamutaroのネタバレレビュー・内容・結末

3月のライオン 第1シリーズ(2016年製作のアニメ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

零くんの考え方や感じ方が少し自分と似てる。

誰かに受け入れてもらえたと唯一感じられたものにしがみついて生きてきた。
だから、適当な人を見たらムカつくし、やめちまえって思ってしまう日もある。
これじゃなくても生きられるなら他で生きればいいって思ってしまう日もある。
そう思ってしまうことが辛くて仕方ないときもある。
私にもあった。

でもそうやってもがいていたら少しずつ周りがそんな厳しい自分に付き合ってくれる人ばかりになって、そういう人がいる場に居れるようになって。
少しずつ、自分自身のことも許せるようになる。
その過程が本当に暖かく描かれていて見るたびに自分も救われたような気持ちになる。

もちろん将棋のパートで出でくる人だけじゃなくて、あかりさん、ひなちゃん、ももちゃん、そめじさん、先生、野口くんみんな暖かくて好き。
暖かい居場所があるって本当に救われること。
自分が何者でなくてもこの人たちは迎え入れてくれる。
そう感じられるだけで随分と気持ちが楽になるから。

いろんな自分にとって大事なことを思い出していけるアニメ。
いつも暖かい気持ちになれる大事な作品。
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