お腹すいた

GREAT PRETENDERのお腹すいたのネタバレレビュー・内容・結末

GREAT PRETENDER(2020年製作のアニメ)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

最後のcase4のテーマ、児童人身売買である必要があったのか。徒に扱って良い題材(児童人身売買)ではないし、扱うなら扱うでもっと掘り下げるべきだったし何にしろ消化不良過ぎる。

同脚本家の実写で展開してるコンフィデンスマンよりもこちらのアニメの方が先に生まれたけど、難産で実写が先に完成して先行してたんだよね。
case3までは面白かっただけに、突然まったくの別物のようになった解決編ともいうべきcase4はドロシーの登場とキャラクターぶりが突飛だったり、ローランの思惑のエダマメの利用ぶり、軽薄過ぎるセリフがつまびらかにされて見ていてうんざりしたし悪い意味で裏切られてがっかりした。
エダマメの父親も行動原理がひどい…。

自分はこれをcaseごとにNetflixで配信されるのをリアルタイムで楽しみに見ていたんだけど、地上波のアニメで見るにしては毎週の引きが悪く、次を見ようという気にさせない構成の悪さが目立つと感じた。

case3までで終わっていればよかったな…。
終わり(case4)が悪かったので全てが見事に台無しになるというのを目の当たりにした作品だった。

映像や音楽は丁寧、またエダマメの声優、小林千晃さんの体当たりの魂のこもった演技がなければ完走するのは厳しかった。