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エピソード09
限界バトル!
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あらすじ
ついにバトルが始まった。圧倒的なパワーと制動力を有するR32は正確なグリップ走行で先行、ジワジワと差を開いていく。対するハチロクはカウンターを極力あてない4輪ドリフトで対抗する。そんなバトルの最中、拓海はマシンの挙動がいつもとは違っているのに気付いた。文太が足回りのセッティングを変更し、アクセルオンでアンダーステアが出るようになっていたのだ。より踏み込みやすくなったマシンと共に、拓海が猛追撃を開始する!
コメント4件
幌舞さば緒

幌舞さば緒

このコメントはネタバレを含みます

★「言ってもしょうがねえんだよなあ、そんなの。頭で考えて乗り方変えていけるほど器用な奴じゃねえからなあ」「何!?それじゃあ尚更…」「いいんだよ、心配すんなって。頭は器用じゃねえけど、身体に染み込んだ感覚は確かだ。シートから伝わってくる情報に頭で考えて動くようじゃ遅いんだよ。無意識に手と足が動いてドリフトのコントロールってのはするもんだろ。心配しなくたって大丈夫だ。滑らせながら車を加速させるセンスは抜群だからな。ちょっとくらい足回りいじったってアイツには関係ない。あっさりとツボを掴んで完璧に乗りこなすさ。ハチロクはドライバーを育てる車だからな」 「啓介、特等席から今日のバトルを見物させてやるよ。急げ、もう始まるぞ」 BGM - RUNNING IN THE 90'S ★「来たぞ…シートベルトは付けておけよ」 ★「FCだ…高橋涼介が飛び出していったぞ」「2台の後ろを追走する気だ!」「なんてこった!三つ巴のスーパーバトルになっちまうのか!?」「いきなり群馬最速決定戦になっちまうのかよ!」 ★「GTRのドライバー、ちゃんと踏んでないな…俺を待ってるのか?」 ★「ストレートでちぎったらもったいねえだろ。俺はバトルがしたいんだよ。本当のスタートはコーナーに入ってからだ」 ★「中里の奴、アクセル緩めてハチロクを待ってるぜ」「その余裕が後半で命取りにならなきゃいいがな」 ★「なんだありゃ。ふざけやがって…あんなオーバーアクションなカニ走りでこの俺についてこれるわけがねえぜ」 ★「こうして近くで見ていると、まるで芸術だな。あのドリフトは。ほとんどカウンターを当てない前回の四輪ドリフト…あれがどんなに凄いことか分かるか?奴はハチロクという車を限界領域で、まるで自分の手足のようにコントロールできるんだ。俺でもあそこまではFCをコントロールできていない。感動的だ」 ★「これだ、この感じ!全身の血が沸騰したようなこのハイテンション!これこそバトルだ!トコトン突っ走るぜえ…どこまでついてこられる!」 「違う…なんか違う。車の感じ、踏んでも車が乱れない。今までよりワンテンポ早く踏める。バイト行ってる間にオヤジの奴、いじったのか?今朝の配達の時はこんな感じじゃなかった。…そっかあ、出かけてたのはこのためだったのか。よく分かんねえけど、これはこれでいい感じだぜ。流れすぎないから思い切って踏んでいける!」 「じりじりと話されていくぜ」「でかい口叩くだけあって上手いな、中里は。上手く荷重を掛けてアンダーを殺しながら走ってる。GTRのパワーを活かした走りだな。面白みはないけど無駄がない分、隙がない」「おい兄貴、呑気なこと言ってる場合じゃねえだろ。奴が負けちゃあ元もこうもないぜ」「勝負はこれからだ。前半は比較的ストレートも長めで勾配も緩やか。ハチロクには不利な条件が多いからな。この辺りから勾配もきつくなる。ダウンヒルスペシャリストの本領発揮はこれからさ」BGM - BACK ON THE ROCKS ★「こういった低速のヘアピンカーブは32の得意分野だぜ。強力なブレーキできっちりスピードを落としてやれば…下りでフロントは嫌でも荷重が残るからな。最大の泣き所のプッシングアンダーは出にくい。それに低いギアからの加速は他のどんな車よりも得意なんだよ。サーキットで最強のマシンは公道でも最強だぜ!リアサイドに付いているエンブレムは不敗神話のRだ!俺のRについてこれるかあ!」 「兄貴が喋らなくなった…その余裕がなくなったってことか?今まで何度も兄貴の横に乗ったけど、こんなドライブを見るのは初めてだ。兄貴が本気になった…」 「上等だぜ。そこまでやられちゃあハチロクが10年前の車だという意識はこれで完全に吹っ飛んだ。一級品の戦闘力を持ったいいマシンじゃねえか!遠慮はしねえぞ!ゾクゾクするくらい嬉しいぜ…こんな燃えるバトルはこの車に乗り換えてから初めてだ!」 「ヘアピンみたいな低速コーナーの立ち上がりは32についていけない。ハチロクがツッコミで食いついてもまた差がひらく…中里もいい根性してるぜ。あのヘビーな32で猛然とダウンヒルを攻めてるんだからな」 ★「高速コーナーではハチロクが差を詰めている!?100kmを超えるスピードで四輪ドリフトしながらガードレースを掠めるなんて…。こればっかりは車の性能がどうのこうのって問題じゃねえ。あの野郎…頭のネジが2-3こ吹っ飛んでやがる!ひとつミスしたら絶対死ぬ!アイツの速さの秘密が分かってきたぜ。パワーのないハチロクじゃ一度失速したらスピードを回復するのに時間が掛かる。だから無駄な減速は一切しない。アイツとバトルした時、いくら逃げても背後霊のようにケツに張りつかれてしまう理由がようやく分かったぜ」BGM - BURNING UP FOR YOU 「振り切れねえ、それどころか食いつかれたままの時間がどんどん長くなる!クソったれ、手ごわい!」 「ガードレールとの感覚は中里で20cmから30cm、どんなに上手い走り屋でも普通そんなもんだ。なのにあのハチロクはバンパーをガードレールに擦り付けるようにして最短距離を抜けていく…ケタ違いだぜ。なんであんな正確なドリフトコントロールができるんだよ!」 「ABSを効かせながら高次元のステアリング操作を続けてきたからなあ、フロントタイヤに掛かる負担が考えていたより遥かにでかい!厳しくなってきやがったぜ!」 「この先の5連続ヘアピン、お前があのハチロクに抜かれたところ…あそこがキーポイントになる」〈32対86のバトルがこんなにいい勝負になるとはな…まさに限界バトルだ。勝つのはどっちだ!〉
向

リアサイドに付いてるエンブレムは不敗神話のRだ 俺のRに着いてこれるか
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ng

ng

「86はドライバーを育てる車だからな」
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MANA

MANA

中里VS拓海のダウンヒルバトル 静止画から動画に視覚化されると 本当に分かりやすい CGもとてもよかった これが車を愛する全ての野郎どものロマンか 『RUNNING IN THE '90S』 『BACK ON THE ROCKS』 『BURNNING UP FOR YOU』