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新機動戦記ガンダムWのnamieのレビュー・感想・評価

新機動戦記ガンダムW(1995年製作のアニメ)
5.0
こんな名作をなぜ今まで観ていなかったのか、、、
49話に詰まったストーリーはまさしく宇宙世紀で描かれた戦争の悲しみと人間の愚かしさの歴史のプレイバックで、宇宙世紀シリーズよりも端的に、分かりやすく演出されているのが素晴らしい。まさしくこの物語構造はのちのアナザーガンダムに引き継がれていく。誤解を恐れずに言うなら00なんかWを見た後ではもうほとんど「Wガンダム2号機」といったストーリーだ…。(00のほうがWよりもよりキャッチーで分かりやすいが)
宇宙世紀シリーズでは自由と反抗の象徴として描かれることが多いものの、「ガンダム」はいつも連邦軍などの多勢側にあったが、Wではマイノリティ側がガンダムを操り、運命に争っていく。強者が少数で相手側が物量では勝るという当たり前っぽい構造かも知れないが、ガンダム世界観で言うとWは新しい試みだったのではと感じる
戦争の描写が理不尽さや残酷さ、冷酷さをという面が強い富野監督作品だが、アナザーのW、鉄血、00などで度々描かれる決闘を重んじる戦場の流儀などは中世の馬上槍試合などを彷彿とさせるロマン主義的価値観で、アナザーは宇宙世紀には無い戦場の浪漫を感じることが出来てとてもよい、、。

トールギスのMSデザインがかっこよすぎてつらい。。ガチ恋しちゃう。。、
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