お腹すいた

TIGER & BUNNY 2 パート1のお腹すいたのネタバレレビュー・内容・結末

TIGER & BUNNY 2 パート1(2022年製作のアニメ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

前期13話完走した!
11年経てやっと続編登場で期待と心配半々で見たけど相変わらず濃くてすごく面白くて最高だった。
会話のテンポも良く、キャラクターが増えてるにも関わらずみんな見せ場があって良かった。

ただ、満点を損なうものではないけど個人的な不満が4点あって、1つめは強いて文句をつけるなら程度ではあるけど作画がところどころ不安定になる事。早速2話からモブキャラで仕方ないかもだけどすごく作画が崩れてた。強いわがままなのはわかるけどもテレビ版の24-25話レベルを保持して欲しかった。

2つめの不満はキャットちゃんの弱さと度胸の無さ。最後の最後はキッドが持たせてくれたメモで奮起して一瞬活躍したけどももう少し早くにプロ意識を持って頑張ってほしいところ…毒親持ちなので親に従順な姿は見ていて痛々しいけどそれは自ら脱却出来そうなので後期に期待したい。

3つめの不満はエンディングのミキシングのひどさ。サビで音が割れてとても耳が痛く聞くに耐えないひどさ。

4つめは中盤でバニーちゃんが犯人の能力で爆発に巻き込まれて数話眠ってるだけのシーンが続いた事。次にスカイハイ、ネイサン、ブルーローズにライアンたち先輩最強ヒーローたちが前期中盤越えたあたりで敵の能力により休場させられた事。この辺は複雑な制作上の理由もあったのかな? タイバニは最初の地上波がとても人気が出て続編を望まれしばらくして水面化では決まっていたけどキャスト、スタッフのスケジュールが合わずずっと話が流れていたと聞いた事がある。そういう理由でしばらくバニーちゃんは寝て休んでいたのだろうか、と思ってしまった。ブルーローズとライアンの途中休場は2人の能力が敵にとって相性が悪すぎて脚本を進めるのが困難で一時的にお休みさせられたのかな?とも考えた。これらは私の想像ではあるけども、ともあれ前期中盤から大部分の先輩ヒーローが休場でそれでも虎徹さんがいるとタイバニだなぁと思えるので良いんだけどみんなが揃ってないのはやっぱり寂しくて、だから不満として挙げた。

不満ばかり先に挙げたけど、前期ラスボスのフガン、ムガンの2人と彼らを見つけたウロボロスのおじさんニコライの3人は最後の最後まで悪役と思えなかったしキャラクターの見せ方がやっぱり上手くてタイバニが帰ってきたんだなぁと本当に嬉しく思ったし最後まで楽しめた。あの気の良いおじさんのニコライさん、なんでウロボロスに居たんだろう、1期のマーベリックのようにNEXT能力持ちで社会に居場所がなかったからやむなくウロボロスに入ってなし崩し的にいついちゃった感じだろうか、自分はウロボロスという組織は現実社会で言うところの反社の位置付けと思っていて、行き場のないNEXT持ちや能力がなくても社会に対し邪悪な思想を持ってる人を寄せ集めてなんかしてる組織、だと考えるとおじさんのような人がいるのも致し方ないのかなと納得できる気がする。
前期ラストでこの3人が死ぬのはとても悲しくなった。フガン、ムガンの能力が強過ぎて無双しててもそれでも死ぬラストは寂しかったなぁ。

2から採用されたバディシステムで組まされたブルーローズとライアンの2人が特に可愛くて、おまけに2人のカラーリングもブルーとゴールドだけど青と黄色のウクライナカラー🇺🇦で制作上の意図ではないだろうけどもなんだか嬉しくなった。

まだ完走して興奮冷めやらぬ状態なんだけどもう一周してあとでまた完走続き書きます。