富美子

交響詩篇エウレカセブンの富美子のレビュー・感想・評価

交響詩篇エウレカセブン(2005年製作のアニメ)
3.6
エウレカもレントンも子供っぽさがむず痒い。
レイアンドチャールズが登場したあたりからレントンが急成長する。自分の感性、自分の正義を絶対的指針として生きてきたレントンが、自分の正義が間違えている可能性があることを知る。 
戦争の重み、人の命の軽さ、儚さに打ちのめされる。それにより彼は悩み立ち止まるが、その葛藤を乗り越えることで人としての厚みが出てくる。
周りの大人、愛し合う人たちが交わす圧倒的な信頼や寛大さを知り、人を愛することを学んでいく。

ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん。子供を残してヒーローになった親から子へのメッセージ。いやヒーローから次のヒーローへのメッセージかもしれない。この言葉はレントンの成長と共に異なるメッセージ性を孕んでいるように思える。

ホランドは最初大人気なさすぎる。でもホランドも、レントンもエウレカも、自分たちの守るべき存在がハッキリしてからは迷いが減り、カッコ良くなっていった。その存在は愛する人だったり、守りたい子供だったり。

チャールズアンドレイが出てきてから消えるまでが1番好き。そこだけもっかいみたい。

小さな人間育てることになったら一緒に見たいと思った。
富美子

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