ポルりん

約束のネバーランド 第2期のポルりんのネタバレレビュー・内容・結末

約束のネバーランド 第2期(2021年製作のアニメ)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

とりあえず、第1話のみ鑑賞。

前作も色々とご都合主義であったが、今回は度を越したご都合主義が展開される。


1.水不足問題

水不足だ・・・どうしよう!!!

そこら辺一帯に、雨水を溜める植物が生えているのを発見。

問題解決


2.鬼の襲撃

「ナウシカ」のオーム並みにデカい鬼に襲われる。

逃げている通路に鬼を倒すための罠が設置されている。


3.鬼の包囲

複数の鬼に囲まれて大ピンチに・・・。

謎のキャラクターが颯爽と登場し助ける。



何だこれ・・・。
3に関してはアリなのかもしれないが(もう少し自分で切り抜ける行動くらいは見せて欲しかったけど)、1と2はないだろ!!!

仮に雨水を溜める植物が、こちらの世界でいうタンポポのように生えてたにしても、あっさりと見つけすぎだろ!!!


普通は、


森に住む生物が、植物の近くに集合している様子をエマが発見する。

しばらくして、水不足問題が発生する。

探してみるが、川など飲み水になるものが全然ないことに気付く。

レイ辺りが、この森には他の生物はどうやって水分を取っているんだ??といった疑問がわく。

エマが子供たちに、先ほど植物の近くに集合している生物の話をする。

レイが閃く。


といった手順を踏んで、過去の経験や伏線を回収して問題を解決すんじゃねーのか!!!


植物をみて、


ガキ「あー、この植物、本で見たことある!!確か中身は・・・」

エマ「せーの!!!」

ガキども「水!!」

レイ「そう・・・これは真水を溜め込むイソギンチャクだ!!」


って、簡単に解決させすぎだろ!!!


2に至っては論外だ!!!
話にならん!!!
こんな逃げてる最中に、都合よく罠が設置されてる訳ねーだろうが( ゚Д゚)ヴォケ!!



それと、第一期は施設の中ばかりを描いていたので、大半の視聴者は、「施設の外の世界はどうなっているのか?」といった期待感や好奇心があるはずだ。
そういった視聴者の気持ちを、キャラクターとシンクロさせ、未知の世界に挑んでいくのが、こういった話の醍醐味なんじゃないか・・・。

しかしどういった訳か本作は、そういった視聴者の気持ちを無視して、そういった描写を一切描いていない。
キャラクターに未知への不安といったものが全く感じられないのだ。
世界観がまるで違う場所にいるはずなのに、当のキャラクター達は、まるで施設にあった森を探索しているような雰囲気だ。
普通は未知の場所に来たら、キョロキョロと周りを見回したりくらいするんじゃないのか??
何で、そんな美味しい所を描かない!!


鬼のミステリアス感が完全になくなってしまった。
もう、完全に兵士と馬だ。
まあ、前作の鬼たちがゼーレみたいに集まって、会議してる時点でかなり無くなってはいたが・・・。
あのシーンは絶対に描くべきではなかった。



1話は、「何故敵である鬼がエマやレイを助けたのか??この鬼たちはどういった企みを持っているのだろうか??」といった所で今回の話は終わる。
不穏な雰囲気の中でEDに入るのだが、EDにて鬼2匹が仲むずましい様に描かれている。
まるで、「コードギアス反逆のルルーシュ」のEDでコーネリアとユフィの絵を連想させるようだ。

こいつら滅茶苦茶いい奴ってネタバレしてんじゃねーか!!!


特に子供の鬼なんて、無邪気で心の優しいキャラクターにしか見えないぞ!!

せめて、第1話くらいはエンディングなしの方が良かったんじゃないか???
ポルりん

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