せせり

トリニティ・ブラッドのせせりのレビュー・感想・評価

トリニティ・ブラッド(2005年製作のアニメ)
4.7
作者急逝により未完になった作品を当時アニメ化。15年以上前の作品だが、今観ても充分面白い。原作のノイエ・バロック・オペラと言われる独特の世界観を描くには少し、いやかなり尺が足りなかった様に感じられる。聖女の烙印編がなかったしね…。
ただ、5話の演出は割と良かった。原作にはない、エステルとノエルの関わり。また、サイレントノイズ事件で心が折れたアベルを立ち直らせるエステルの描写。
後半になってからたたみかける様に話が進んでいくも、内容に対して人物の描写が少ないから消化不良な面も多い。
EDの鎧付きの神父服のシーンが作中最終回の旅立ちのシーンだけなのが残念。
あと今見ると伏線というかそこがあるからそうでしょって展開が読めるシーンも見えてきて割と飛ばしてる様で設定大事に作られてたんだと実感した。
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