だすぷーちん

ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日のだすぷーちんのレビュー・感想・評価

4.0
シズマ博士が開発した、無限、無公害のスーパーエネルギーシステム、シズマドライブによって繁栄が築かれた近未来。世界征服を狙うビッグファイア団が、シズマドライブを停止させる大怪球を使って世界中に大混乱を引き起こし、皆酷い目に遭う!
ジャイアントロボを操り、ビッグファイア団に立ち向かう大作少年も、しっかり酷い目に遭う!

      ※ ※

大作:主人公、腕時計に話しかけて、ジャイアントロボを操る12歳。当初、ロボの力を自分の力と勘違いしていて、酷い目に遭い反省。

フォーグラー博士:最初は世界の繁栄を支えるシズマドライブをあうあうあーにして、繁栄を静止させようとする悪ものと思われていたが、終盤に驚愕の事実が明らかにされる。胸熱のラストは涙なしでは見られません。

銀鈴:ヒロイン。正義の女エキスパート、不必要に露出度の高いコスを着ているが、中身は見せない。大作君の童貞を密かに狙っている(らしい)。陰謀の黒幕、フォーグラー博士の⚫️⚫️であることは、最初は秘密。光輝面なので、残念ながらこのキャラには萌えない……。

ゲンヤ:BF団の幹部。実は、フォーグラー博士の○○、銀鈴の⬜︎⬜︎。陰謀を遂行する中心キャラ。ある目的のために、シズマドライブを停止させようとしたが、銀鈴、大作に邪魔され、ブチ切れ。

結果的に横山光輝ワールドの集大成となった大作ですね。

かつてのヒーロー、ヒロインだった、魔法使いサリー、仮面の忍者赤影、バビル2世が、闇落ちして登場します。

劇伴をクラシック音楽で押し捲っていてとても耳触りがよいです。

音楽は、とてもよろしいのですが、ただ肝心の物語のほうは、いきなり登場するメインキャラの背景の説明が少々不十分で、軸になるシズマドライブ云々の設定もわかりにくいところが非常に多い、難解作品。

しかも、メインキャラがばんばん死にまくる、鬱展開……。

まぁ、何とか父と息子の絆が主題になっているところはわかりました。

正直、横山光輝ファン以外の人はあまり楽しめないかもしれません。
だすぷーちん

だすぷーちん