トムトム

スター・ウォーズ:ビジョンズ Volume 2のトムトムのレビュー・感想・評価

4.0
ディズニー+配信のオムニバスアニメシリーズです。
season1はトリガーやproduction IGなどの有名日本アニメスタジオの連作でしたがseason2は世界各国のアニメスタジオの連作です。

個人的にはseason2の方が面白かったです。


1、シス
スペインel Guiri Studios

一見してカラフルな水墨画的な絵作りに目を惹かれますしライトサイドに戻った元シスの女性がシスマスターと戦うと言う展開は良かったです。


2、スクリーチャーズ・リーチ
アイルランド カートゥーンサルーン

「ウルフウォーカー」などで有名なカートゥーンサルーン制作ということですでに期待感満載でした。
アイルランド民話をスターウォーズに落とし込んだ“らしい”作品。
少女期の終わりというか、凄い切ない話でした。

3、星の中で
チリ Punk Robot

ストップモーションアニメがまず素晴らしいですし、侵略者に対抗する原住民というストーリーはチリという国がする事に十分の納得感がありました。


4、だってママだもの 
イギリス アードマン

「ウォレスとグルミット」などで有名なアードマン制作。さすが一発で持っていく。
このコメディセンスは素晴らしいです。
シリーズで見たくなりました。
このイヤミなお嬢様キャラは最終話でヒロインにデレるんですよね。

5、ダークヘッドへの旅
韓国 スタジオミール

これは日本アニメと言われても気づかないセンスとクオリティがあります。
和風ではなく韓国風のスターウォーズというのもなかなか面白かったです。
ジェダイもヒロインも韓国時代劇風にしっかりなるのが面白いですね。

6、スパイ・ダンサー
フランス Studio Cachette

レジスタンス物ということでフランスっぽい。しかもオシャレ感を感じてしまうのは僕の貧弱なフランス観故かもしれません。

7、ゴラクの盗賊
インド 88Pictures

インドアニメというのを始めた見ましたが中々どうして、良いじゃ無いですか。
ババアジェダイも好き。
こうなったら「バーフバリ」ののりで「スターウォーズ」を作って欲しいです。ダンスありで。

8、穴
日本、アメリカ Dart Shtajio

黒人を扱うアニメスタジオらしいです。
それゆえ黒人の奴隷労働やそれに対する抗議活動をテーマにしていますが、このエンディングってこれで良いの?

9、アーウの歌
南アフリカ Triggerfish

ぬいぐるみの様なキャラクターのストップモーションアニメがめちゃ可愛い。
南アフリカという事でカイバークリスタルはダイヤモンドに比喩されています。
アーウってめちゃめちゃ強力なジェダイちゃうん?


全体的に各国の文化やセンスの違いが見られてアニメファンとしては非常に興味深かったです。

アニメは日本が1番と思いたい所ですが各国のオリジナリティ溢れるセンスが光るアニメに惹かれました。

season3があったらジブリとか挑戦してくれないかなー。
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