暮色涼風

豚のレバーは加熱しろの暮色涼風のレビュー・感想・評価

豚のレバーは加熱しろ(2023年製作のアニメ)
2.0
"心の声がだだ漏れ"という設定と、豚とヒロインの性格が良くて、最初は面白くなりそうと思っていたけど、途中からテンポが悪くなり、台詞も間延びしてきて、残念なことに。

特に、第9話のアクションが酷すぎる。
剣を振り回してるのに下半身は棒立ちで腕だけ動いている、とか、豚のぎこちないスライド走り、とか、カットが変わったら急に敵に火がついてる、とか、演出、原画、動画、仕上げ、全てがボロボロに。

肝心の最終話は一枚絵だらけで、ほとんど"紙芝居"状態。
街の果物屋の画は、角度を調整しすぎて歪んでいる。背景と人物の位置が合っていない、などなど、馴染んでいない粗の部分が気になって、感動のシーンのはずが台無し。

ストーリー自体は悪くないのに、技術面に割く予算と人材確保とスケジュール管理の不徹底が影響しまくりなのが、見応えのない画から伝わってくる。
原作者が可哀想。
暮色涼風

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