みかん

うる星やつら 第1期のみかんのレビュー・感想・評価

うる星やつら 第1期(2022年製作のアニメ)
5.0
一番好きな漫画&アニメ作品「うる星やつら」!
世代的には「犬夜叉」あたりがど真ん中ですが、私の地元では小中学校帰りの時間帯にずっと「うる星やつら」や「らんま1/2」を再放送しまくってて、夢中になって見てました。
「めぞん一刻」もその後大学生の頃に読んで、うる星の次に好きな作品。

高橋留美子作品の中でも「うる星やつら」のキャラクターが一番好きだし、原作の絵もこの頃が一番好き。
絵柄に丸みがあって、もちもちコロコロしてる感じが可愛い。
女の子も皆可愛いし!

2022年の年明けにリメイクのニュースが出てから、待ちに待った本作。
もう、令和に一番好きな作品がリメイクされるだけで、感謝しかない。
とりあえず3話まで見て雰囲気は掴めてきたので一旦レビュー。
思い出補正もあって、偏っている評価なのは自覚してます。
かなり熱量高くなってしまった。

ラムちゃんの可愛さは今の時代も揺るがないし、しのぶもより可愛いくなってるし、なんならダーリンまでも可愛さ増し増しで嬉しい!
旧作アニメも大好き。
旧作が偉大すぎて、旧作引き合いにだされて比較されちゃうのはどうしても避けられないし、私もやっぱ声優さんの違いに入りは違和感は感じちゃうけど、これは慣れかなとも思うので個人的にはリメイクは文句1つもないくらい楽しめてます。

旧作ファン注目のメガネは、最初まじで千葉さんが声あててるのかと思うくらい激似でびっくりした笑。
ただ、旧作のメガネは押井守監督マインドのクセの強さが魅力なので、リメイク版はあれくらいでちょうどいい。

私は原作も大好きだから、アニメは旧作は旧作、リメイクはリメイクって別物として割りきって楽しめているけど、旧作に思い入れある人は受け入れられない部分もあるのかもなって思ったり。
リメイク版の評価は結構賛否割れてるし。
まぁ、その気持ちもめっちゃわかるけど、私的には旧作と比較しすぎて同じようなものを求めて旧作再現するのはリメイクの意味ないし、旧作見たらいいじゃんってなる。
しかもリメイクは原作準拠なので、原作大好き視点だと凄く嬉しいし楽しい。
ラムのラブソングじゃないとか、声優変えるなとかいう意見もあるけど、私は全くそう思わないし、むしろ旧作と同じにされるほうが思い出いじられる感じになって嫌だけどなって思いました。

本作はラムちゃんのイメージが強すぎるけど、ラムちゃん以外のキャラクターも魅力的なのが良いんですよね!
ラムちゃんはもちろんだけど、ラムちゃん以上にダーリンが好き。
基本クズいけど、力の抜け感や憎めなさがある。情けなさもあるけど、優しさもちゃんとある。
二人以外だと、特に面堂とランちゃん、水乃小路兄妹がお気に入りキャラです。
面堂は一番声の馴染みに時間かかりそうだなって感じたけど、これも慣れてくと思う。
ランちゃん登場も楽しみすぎる!

あと、高橋留美子の描くめんどくさい癖も気も強い女性キャラがすごく好き。
基本皆めんどくさい笑。
こんなに魅力的で好きな女性キャラが多い作品って、個人的に他にないです。

旧作アニメレビューのほうでも書いたけど、「うる星やつら」の下品さと上品さ、ゲスさと尊さ。
この絶妙なバランス感覚は唯一無二だと思います。
高橋留美子ってほんと天才だと思う。

リメイク版の設定ガイドブック読んだけど、脚本の方がうる星やつらの魅力はやっぱりキャラクターだし、リメイクは話数も限られるからキャラクターを軸に構成考えたって仰ってて、まさに私もそれが見たいから、原作とはキャラ登場順が違うとこもあるし話を飛ばしたりとか繋ぎ合わせたりとかもあるけど、うる星やつらの魅力はちゃんと詰められているなって感じれて嬉しかったです。

当時の際どい表現が規制されるんじゃないかと心配してたけど、これも今のとこ令和版にアップデートはされてるけど攻めてると思うし良かった!
原作では遅れてメインキャラ入りする藤波親子は、どこまで描くのか特に気になるところ。。。
ギャグとはいえ、性自認の曖昧さとか、本人が主張する性別を否定する父親とか、娘の顔を殴るってのも、今の時代かなり厳しい気もするけど、反面キャラの魅力にもなってるから攻めてほしいけど。

原作の好きな話たくさんあるから、あれもこれもやってほしいけど、4クールじゃおそらく半分も消化できないし、かなり厳選されてしまうのが寂しいです。
これからも楽しみです!

ちなみに、OPの曲の歌詞にラムちゃんやダーリン目線だけじゃなく、他のキャラクター達の名前とかも散りばめられていて愛を感じました!!
みかん

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