邪魔するモノは必ず殺す
敵になるモノは必ず殺す
弱肉強食の異世界に
裏切りから1人放逐された
男が得たものは…
ハードな展開から
胸のすく展開へと魅せる…
「ありふれた職業で世界最強」
こんな題名だったので比較的ありふれた異世界転生モノかとおもいきや…序盤のストーリーのハードさに魅入り、その苦難からキャラがハードボイルド化し、無双し始める展開に全部楽しめた作品。
イジメにあっていたハジメ。クラスごと異世界に召喚されたが、その立場は何一つ変わらなかった。クラスメイト達に勇者他強力なスキルが就く中、彼には錬成師というありふれたスキルしか与えられなかった。大迷宮への遠征の中、味方をかばい、しんがりを努めた彼は味方からの魔弾を受け、奈落の底へ貶められた。だが彼は決死の覚悟で生き抜こうとする…。
ダンまちの最新作なみの大ピンチからスタートせざる得ない主人公が泥臭く、いや血みどろになりながら力を得ていく序盤のハードさが、チート能力を付与するパターンとしては出色で、明らかに殺してしまいたくなるクラスメイトの存在がいつ殺すんだろと楽しみになる展開にかなり興味を惹かれラストまで見てしまった。
錬成師故の銃器を中心としたアクション、更にパイルバンカーや車、バイクを使用する辺りがまた厨二病を刺激する(笑)
仲間となる相手も封印された吸血鬼少女、残念ウサギ、そして変態駄龍、ただ可愛いだけの魚人族幼女とバラエティに飛んでいて、定番のハーレム化も飽きさせない(笑)まぁハーレム展開、これだけだとつらすぎるのだが…。
随所に死すべき敵、昔の知り合いが現れハードな展開になるのでまぁ…作品としてのハードボイルドさという特徴が出てくる。ハードボイルドとは…我慢であり、自分が本来そうしたい姿を律して行動することなので…結果優しさが垣間見えてしまうのだが…。普通…あのいかにも優等生だが、エゴ持ちの勇者は撃っちゃうだろうし、明らかに自分を陥れたやつも何と2期まで引っ張る(笑) この辺はオーバーロードにお任せするところか(笑)
甘さもハードボイルドには必要だし、それがこの作品の味となっている気はする。ただ…相変わらず神様が敵と言うのは日本らしい展開。永井豪先生や石ノ森章太郎先生の息吹は生きている(^o^) これが2期にどう展開するかは楽しみ。続けてみましょう(^o^)